「これは、わたしが小学校の、高学年だった頃の話です」――少女が雑誌に寄稿した、ある家族を襲った不気味な怪異の記録。

生きながらにして臓器を摘出された死体が発見された。

男たちの身勝手さを、一行で打ち砕く桐野文学の極北! 夫公認のもと、元恋人と自由な時間を過ごす妻を描いた表題作「もっと悪い妻」など、計六作の短編を収録。

狙われた警視庁本部庁舎で、 常識を超えた力が蠢く――。 不祥事によって崩壊寸前の警察。

想定外のラスト!人気作家が仕掛けた「完璧な小説」とは――? 人気作家・柊木逸歌の監禁容疑で捕まった月村荘一は柊木の高校時代の友人であった。

Ｌ県正護市北区で起きた連続放火殺人事件に対処すべく、鳥越恭一郎ら捜査一課強行犯係の面々は、正護北署へと向かう。

あかね町には人殺しがたくさんいて、至るところでしょっちゅう人が殺されている――。

『ガラパゴス』『震える牛』著者が放つ 警察小説の新たな金字塔！！ 「目で見る物語。 心の眼で捉える想い。

自ら命を絶った青年が残したという1冊の句集。元教師の俳人・作田慮男は、かつての教え子から依頼を受け、俳句の解釈を進める。

世界に仇なす《勇者》を殲滅せよ。 勇者、それは世界を救う特別な力。

月と火星開発が進みながらも、インターネットが実用化されたばかりの夏紀の宇宙。

捜査一課の刑事でありながら、法から逃れる悪を裁こうと殺人を犯してしまった簑島朗。

冤罪を証明しようとしていた死刑囚・明石陽一郎が、別件で、殺人事件を起こしていたことを知った刑事・簑島朗。

世の中にすでに存在する写真に文を添えることで 　まったくあたらしい物語が生まれた―― 　道尾秀介による危険な悪戯　 写真から生まれた、道尾秀介初のショートショート集。

推理作家「私」のもとへ現れた、不審な自称「町おこしコンサルタント」の男。

関野浩樹は、往年の名投手竹下竜司のモノマネ一本で生計を立てている。

「あなたはなぜ、この取材を始めたのです?」 明海和(あけみ・かず)はストリートチルドレンの取材を続けるうち、謎の集団・プレデターに襲撃される――。

大正8年東京・本郷区駒込団子坂、平井太郎は弟二人とともに「三人書房」という古本屋を開く。

怪物が、生まれる――。 巨大産業「パチンコ」。

『このミステリーがすごい！』大賞優秀賞を受賞しデビュー、『2021本格ミステリ・ベスト10』にもランクインするなど、業界からも注目を集める著者、書下ろし文庫最新作！ 嵐の夜には、家族に「死」が訪れる……。

一世を風靡したといっても過言ではない、日本のむかしばなしをミステリーで読み解いた『むか死』シリーズの最新刊にして最終巻。

現代の「罪と罰」が暴かれる圧倒的衝撃の問題作!あなたの倫理観を試す物語 ようこそ。ここは実験監獄。

『代償』で山田風太郎賞候補、旬な作家の意欲作! 今の、マジック? 珍現象を目撃した楓太は、その場にいた冴えない中年男がどうにも気になるように。

専業主婦の涼子は、冷え切った夫との関係や言うことをきかない二人の子どもとの生活に、疲労感と閉塞感を覚えていた。

呪われし1999年7月生まれ―― 東京郊外で発見された15人の遺体。

大手ゼネコン勤務の加茂川一正は、インドネシアの小島で海底に聳え立つ仏塔を発見する。

2029年に起きた小惑星衝突の危機。

人気シリーズ書き下ろし! 新たな才能に、夏希と上杉は出会う! サイバー特捜隊の織田の逮捕で真田夏希が奔走していた頃、根岸分室の上杉輝久もまた、一人の女性を救うため、北アルプスを歩き回っていた。

これはカルトか、民間医療か――。

姉を殺した七人への復讐に少女は命を捧げた 四方を山に囲まれた田舎町、阿加田町。

1930年、ロンドン。名探偵レイチェル・サヴァナクには、黒い噂がつきまとっていた。

アーサー・マッケンは平井呈一が最も愛した怪奇小説家だった。

かねてから憧れていた同心見習いとなり、慌ただしくも充実した日々を送る御三卿・田安徳川家の十一男、徳川竜之助。

「ドロボー」は律儀に呼び鈴を押して訪ねてくる。ドアを開けたら最後、身体の一部をもぎ取られてしまうらしいー。

この学校に伝わる七不思議の７つめは誰も知らない。知った者は必ず死ぬからー。

狂機誕生 家事 殺人 絵画 強盗 経営 すべてをこなすロボット、それがチク・タク もはやロボットを使うことは当たりまえになった。

東京地裁民事部の山代忠雄は、派手な刑事裁判とは無縁の冴えない中年判事。

古き良き商店街で起きた不穏な事件。

古き良き商店街で起きた不穏な事件。

湖畔にある洋館を友人と一緒に訪れた月島。殺人事件の犯人を当てる、脱出型の謎解きイベントが開催されるという。

無人島のコテージに滞在する男女の恋模様を放送する、恋愛リアリティーショー「クローズド・カップル」の撮影が始まった。

私立探偵の須賀は、学生時代の友人で現在はIT社長の春山から12年ぶりに連絡を受け、社内に出回る怪文書の調査を依頼される。

喫茶店で働く私の日課は、向かいの部屋の窓の中を覗くこと。そんな私はやがて夜の街を徘徊するようになり……。

炎暑のヴェニスを訪れた二組の夫婦。

東北地方の書店に勤めるものの、うまくいかず、仕事を辞めようかと思っていた樋口乙葉は、ＳＮＳで知った、東京の郊外にある「夜の図書館」で働くことになる。

グロテスクな人形作りで、世界中からファンを集める常世三姉妹。

社会派エンターテインメントの雄が贈る衝撃作 「わたしたちの過去も現在も未来も写しとられている。

だれも列からは逃れられない――。

性犯罪者たちの弁護をし、度々示談を成立させてきた悪名高き弁護士の小諸成太郎。ある日、彼の九歳のひとり息子が誘拐される。

十八世紀末、フランスと交戦状態にある英国海軍は常に兵士不足だった。

顔なき女は燃やす。人を家を男を。

「無人島に３つ持っていくとしたら？」 初夏の夜、この定番の他愛ない話題で盛り上がっていたバーの常連たちは、マスターの告げた一言でさらに沸く。

超常現象渦巻く悪魔崇拝の館で幕を明ける、霊能力者連続殺人事件! 異才・手代木正太郎の筆が暴れる、ゴシックホラー×本格ミステリ! “妖精の淑女”と渾名されるイカサマ霊媒師・グリフィスが招かれたのは、帝国屈指の幽霊屋敷・涜神館。

ミステリ小説みたいな事件なんて、現実にはそうそう起きたりしない。

「身勝手な女」と呼ばれたって一ミリも後悔なんかしないわ。 照子と瑠衣はともに七十歳。

警視庁公安部外事一課の倉島は、台湾の警察から研修の講師を務めるよう要請され、ゼロの研修から戻った後輩の西本と台北に向かった。

一夜にして3人の死者が出た事件を調査するため、イギリスから西インド諸島へ旅立った私立探偵。

路考(ろこう)お粂(くめ)と謳(うた)われた水木歌仙の下で踊 りの稽古に励むお吉。

三万石の鈴江藩、江戸の上屋敷に奉公を始めた呉服商の娘、お糸。

新人ナースエイドの桜庭澪は、星嶺大学医学部附属病院の統合外科病棟に配属された。

秩父山域で行方不明になっていた男性が遺体で発見された。

ミステリの最前線で活躍するスター作家が各々の趣向を凝らした珠玉の6作を一気読み! 驚きも面白さも絶対保証の豪華アンソロジー。

人気シリーズ第2弾。

明日、会社がなくなる。 最後に残った二億円、俺がもらってもいいはずだ。

ハードボイルド界のトップランナー・大沢在昌の人気シリーズ 〈ボディガード・キリ〉最新刊 対象:岡崎紅火(べにか)、女子大学院生。

「俺はここにいると言ってるんだ。いないことになんかできねえよ」。

雪に閉ざされた山荘を訪ねていった女性が消えた！ 屋敷へ入る足跡のみが残された状況での人間消失を描いた、不可能犯罪の歴史的名作「ガラスの橋」。

癒やしのファシリティードッグ〈ピーボ〉とわけあり警察官が知られざる重大事件を鮮やかに解決! ピーボは警察病院の小児病棟に常勤して患者の治療計画にも介入するのだが、実は密命を帯びていた。

「圧倒的知識によって紡ぎ出された、美しくも残酷な生物学的多様性。

「天から与えられた才能はどこへ消えた？」 舞台はヴィクトリア朝京都。

美少女名探偵と5人の助手が紡ぐ非日常系ミステリラブコメ! 「私はね、探偵なの。それもただの探偵じゃなくてね。

本年度最高のホラーミステリ登場! 洋館で繰り返された残虐な事件・・・・・・ うごめく恐怖、悲しい記憶から 私たちは逃れられるのか? 少女の頃に念動力で世間を騒がせて以来引きこもるようになった紗良を、幼馴染のひなたは見守ってきた。

キャンプ場から出られなくなる未知の恐怖。

ＳＲＯ二代目室長に就任した芝原麗子は、これといった成果を上げられず、重圧に苦しんでいた。

モンスターパニック×不可能犯罪。 近い将来、人類はこの怪物に駆逐されるのか。

孤島に立ついびつな形の洋館・奇岩館に連れてこられた日雇い労働者の青年・佐藤。

文藝編集者として出版社に勤める娘が仕事の現場で行き当たった〈謎〉を、高校の国語教師であるお父さんが見事に解決してみせる――北村薫さんの〈中野のお父さん〉シリーズは、本好き、文学好きにはたまらない知的好奇心に満ちた作品です。

大雪の日、大人気作家の御津島磨朱李が細部までこだわった新邸のお披露目会が行われた。

どの物件にでも起こりうる事件迫真の賃貸ミステリ 殺人事件の現場になった賃貸マンション。

大英帝国が文化・産業ともに輝かしい発展を遂げたヴィクトリア朝は、シャーロック・ホームズが活躍した、そして切り裂きジャックが暗躍した近代的犯罪の黎明期でもあった。

外見も内面も美しいはずの、七人の美女。

連続殺人事件の陪審員を務めたマリアは休暇を取って船の旅へ出る。

首都圏でありながら数多の土俗的怪異が今も息づく茨城県のご当地怪談集。

黒い噂で業界から見放され、長年在籍したプロダクションを退所しようとしている俳優。

ある春の日、校庭のすみにあるカメの銅像が動いていた。 カメの銅像に何があったのか。

ある事情から仕事を辞めた久瀬宗子は、お世話になった人の紹介で『古物商　阿弥陀堂』に面接を受けに来た。

足掛け５年の修行の日々は、すべてこの日のため――。国中から豪腕辣腕の武芸者が集結した上覧剣術大試合。

安永五年、豊後岡藩の馬廻り役・神守幹次郎は、意に沿わぬ婚姻に苦しむ納戸頭の妻・汀女と出奔した。

天明八年、小梅村の尚武館坂崎道場。庭では九歳になった空也が独り稽古に励んでいた。

わけあって豊後森藩を脱藩し、研ぎ仕事で稼ぎながら長屋に暮らす赤目小籐次。ある夕、長屋の元差配・新兵衛の姿が忽然と消えた。

近ごろ、小籐次が研ぎ仕事をしていると、その姿に手を合わせ念仏を唱え柏手を打つ者、さらには賽銭を投げる者が続出する。

新兵衛長屋界隈で、赤目小籐次を尋ねまわる怪しい輩がいるという。

在りし日の友情と恋。立ちはだかる悔恨と贖罪。

幹部の事故死や失踪が続き、混乱を極める指定暴力団・印旛会。警視庁上野署の八神瑛子は傘下の千波組に疑念を抱く。

実家に暮らす29歳の喜佐周(きさ・めぐる)。

相手のしぐさから嘘を見破る美人刑事・楯岡絵麻。

事件を解かず、隠蔽せよ。

鬼怒楯岩大吊橋ツキヌは脳外科医・犬走キャットウォーク先生の飼い猫の面倒を見るペットシッターとして働き始める。