救い難き人



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    初公開日(参考)2023年07月
    分類

    長編小説

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    救い難き人

    2023年07月29日 救い難き人

    怪物が、生まれる――。 巨大産業「パチンコ」。 金に魅せられ、男たちは狂乱する。 路上生活から62歳で作家デビューした 最後の無頼派作家・赤松利市の到達点。 母が殺された。父の手によって――。 王マンスは、父・ヨンスクによって母が殺された14歳の夜を忘れない。 父は事故だと言い張るが、マンスは信じない。 心に誓った。父を許さない、と。 決意したマンスは、先輩・井尻の「助言」に従い、父が経営するパチンコ店に見習いとして就職する。 父は、姫路市内でチェーンを展開するパチンコ長者になっていた。 周囲に社長の息子であることを隠しながら下働きをするマンスには、ある計画があった。 父を地獄に叩き落とす、凄烈な計画が――。 パチンコ店を舞台に、金に魅せられた怪物たちの騙しあいが始まった。(「BOOK」データベースより)




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    救い難き人の総合評価:6.00/10点レビュー 5件。Dランク


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    No.5:
    (1pt)

    内容的に

    作家をYouTubeで見て、面白いと思って購入したが、単行本のいきでつまらなすぎる
    救い難き人Amazon書評・レビュー:救い難き人より
    4198656150
    No.4:
    (5pt)

    パチンコ業界

    パチンコ業界について
    ミステリーを楽しみながら
    得られます。
    救い難き人Amazon書評・レビュー:救い難き人より
    4198656150
    No.3:
    (5pt)

    税込2,420円。大丈夫、ちゃんと面白い!

    積読にしてしまっていたけど、なんのかんのいって赤松利市は強い。結果、一気読み。やはり面白い。

    本作は差別されている者の宿命を描いた作品。なかなか描けないタブーに取り組んだところに「おっ?」となりますね。

    ぜひ読んでください。
    差別に関して切れ端でもいいから知って感じて心の隅でもいいから覚えておいてほしいという想いがじわ、じわ、じわ……と湧いてきます。

    (ここからネタバレあり)

    もはや戦後とはいえない、差別は昔のことだといわれていたはずの昭和に、主人公マンスの中高生時代はバブルの絶頂で中森明菜がデビューの段階で海外に行っていた時代なのに、さらっとトイレが一棟にひとつしかないという住居で暮らしている人々がいたことに驚かされる。あまり知識のない人間からすると被差別のイメージはモノクロ映像なんですよね。今後の赤松先生の代表作のひとつになる作品でしょう。

    驚くほどストレートで読みやすい文章がカッコいい。(そもそも赤松作品は読みやすいが)タイトルはおそらく彼らが背負わされている差別を宿命と捉え、逃れられないことを「救い難き」と表しているんじゃないかと。

    クライマックスでかなりハードなバイオレンス描写がありますが、加害者側である主人公が脱糞するんですね、脱糞している男性がかっこいいわけがない!
    男性の美化や自己陶酔がなくて女性としても読み応えと納得がありました。(人によってはそれでも無理なのも仕方がないことですが)

    あと、母親の亡くなる要因が影響して主人公が自身よりかなり歳上の薄幸(そうな)女性が好きになっていて歳をとってくると歳上好きではなくなるところに主人公の無自覚な揺らぎがあり、とてもリアルで男ってそうだよね、と女同士で語り合ってしまいました。井尻は魅力的だよね、とか。

    ラスト。美しい胸糞。
    心が剥き出しの欲望を求める人生についていけなかった、ここにマンスの捨てられなかったヒューマニズムがあり、作者の性善観が抑制の効いた形で伝わってくるのがたまらない。
    余談だがメルカリでは現在、概ね1500円から2000円、出品すれば売れるという感じです。頑張ってほしいですね。頑張るとは……?(今は新たに被災地となった北陸に売上げの一部をとか、そういう使い途で……彼は被災地を描いた『藻屑蟹』でデビューしたので許してくれるかな、と……)
    救い難き人Amazon書評・レビュー:救い難き人より
    4198656150
    No.2:
    (3pt)
    ※削除申請(1件)

    家族愛のないジョーカーや半地下の家族

    在日のせいで差別を受けてきた男が、実父や世間への「恨」を果たすために成り上がる話。

    主人公朴マンスの歪んだ人格が出来上がる過程や、共にのし上がってきたノブさんとの緊張感のある関係が詳細に綴られていて、ドキュメンタリーのような臨場感があった。さすがの描写力です。

    464ページの大作を読み終えた感想を正直に書けば、なんらカタルシスも感動もなく、空虚な徒労感だけが残った。これが作者の狙いならば狙いどおり。

    文体も変え、何度も全面改稿を重ねた勝負作との前情報があったので、かなり期待していたけど、期待を超える作品ではなかった。

    読者目線の人物(市井の人)が端役しかいないので、最後まで誰にも共感できないまま読み終えたのが、期待を下回った大きな要因だと思う。
    加えて、こうなるだろうとの予想どおりの結末で意外性もなかったし、悪い奴がうまい汁を吸ったままのラストが消化不良で、私の満足度が低い理由だと思う。

    ヒエラルキー最下層の連中がのし上がってゆく空気感は、映画のジョーカーやパラサイト半地下の家族と似ているが、両作品は、根底に家族愛があった。家族愛は多くの人が普遍的に共感できる感情。

    ひるがえって本作は、家族愛のない、ジョーカーや半地下の家族。
    朴マンスの母への想いは描かれていたが、その想いがある体験から、歪んだ性の対象へと変容したことで、共感できないものになった。

    差別が産んだ歪んだ人間が救われない結末を迎える、タイトルどおりの救いようがない話。
    せめてほんの少し、希望の端緒を匂わせるラストなら、読んでよかったと思えたかもしれない。
    作者は主人公の設定を間違えたのではなかろうか。

    ※8/30追記
    本作出版社記念の赤松利一さんと新川帆立さんの対談を見ました。
    もし新川さんなら、本作のラストに少し希望を匂わせると仰ったのに対して、赤松さんが、じつは連載時はそうしていたと答えました。
    それを、徳間書店の担当編集者のリクエストで希望のない終わり方に変えたそうです。
    救い難き人Amazon書評・レビュー:救い難き人より
    4198656150
    No.1:
    (1pt)

    どの感情にも響かない

    在日でパチンコ業界での成り上がり。同和地区。妾の子、暴力、騙し合い...何だか盛り上がってよさそうな要素を満載しているのに、ありふれた内容。
    ミン・ジン・リー「パチンコ PACHINKO」と被る内容もあり、それゆえに非凡さが浮き彫りになっているのかもしれない。
    救い難き人Amazon書評・レビュー:救い難き人より
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