東京棄民



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    東京棄民 (講談社文庫)
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    初公開日(参考)2022年05月
    分類

    長編小説

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    東京棄民 (講談社文庫)

    2022年05月13日 東京棄民 (講談社文庫)

    これは、日本の未来に対する警告である。 感染者、重症者、死者、最多更新。最凶の新型コロナウイルス・東京株が蔓延した未来。政府は東京を見捨てる決意をした! 令和4年。新型コロナは再び変異を起こし、東京固有の株が猛威を振るっていた。大量の感染者。死者。なすすべがなくなった政府はいよいよ、「東京逆ロックダウン」、すなわち感染者を残し、東京都民を全国に分配し、東京をロックダウンすることを決意する。しかしろくな学歴もなく、正社員の立場も失い、漫画喫茶に寝泊まりしている主人公のイサムは政府の避難指示を受け取ることができず、東京に取り残されることになってしまった。 山本周五郎賞候補、大藪春彦賞受賞、業界最注目作家、初の文庫書下ろし。(「BOOK」データベースより)




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    東京棄民の総合評価:3.00/10点レビュー 4件。-ランク


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    No.4:
    (1pt)

    なんだこれ!!

    ほんの数か月前まではどこの図書館でも借りられたのに、今ではそれも難しくなったので購入した。

    国から除架の指導でも入ったのだろうか?

    廃版になる前に、一人でも多くの人に読んで欲しい作品です。
    東京棄民 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:東京棄民 (講談社文庫)より
    4065276144
    No.3:
    (3pt)

    本作の魅力は作品の半ばから。シミュレーションとしてはお粗末なれど、後半のエンターテインメントは見事。

    この作品は、新型コロナウイルスの感染拡大を題材にしている。が、この小説をシミュレーション小説として考えた場合、あまりのレベルの低さに呆れてしまう事になるに違いない。他の方もレビューしている通り、この小説では東京逆ロックダウンなどと云うものを前提として書き進める。が、それは東京から人々を複数の地方に移住・隔離すると云うものであり、これが感染拡大の防止にならず、却って感染拡大を増進する事は読者には容易に見通せるもの。だから半ば近くまでは作者の意図を掴めずに、退屈を味わわされる事になる。ファンタジーとしても面白くはないし。
     
     しかし、この作品を最後まで読み通した者として、「この作品の魅力はどこにあるか?」と問われれば、この主人公が当初籠もっていた漫画喫茶(於、雷門前店)から足を踏み出し、別の大きなコロニー(於、浅草寺)と接触を持つところ以降。ほぼ作品の半ば以降、つまり後半部。そこまでは、単に、お膳立てを整える為の準備ではなかったか、と思われるほど。そこに至るまでの多少なりともの現実感を生み出す為に、前半を費やしてしまったかの様。

     けれど、その辺りから物事が急速に多義性を帯び、登場人物(作品半ばから、別コロニーでの登場人物が多数登場する事になる)に対する読者の評価は逆転に次ぐ逆転を味わわされる事になる。この辺りは見事。つまり、この作品はシミュレーション小説としてはお粗末(主に前半部のつまらなさの由来)だが、エンターテインメント小説としては、後半に限って言えば、見事の一言。

     後半に期待して、前半を耐える事が出来るかどうか。それが、この作品を味わえるかどうかの別れ道だと感じる(爆)。
    東京棄民 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:東京棄民 (講談社文庫)より
    4065276144
    No.2:
    (1pt)

    これはダメ

    定価で買って損した。
    東京棄民 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:東京棄民 (講談社文庫)より
    4065276144
    No.1:
    (1pt)

    酷過ぎる

    東京棄民。なんと魅力的なタイトルだろうか?助詞が無いので、如何様にも読む事が出来る。
    東京を棄てた人なのか?東京に棄てられた人なのか?もしくは東京という大都会の中で棄民の様な生活をしている人なのか?

    いずれにせよ、タイトルに興味が惹かれ手に取った次第だが、読み始めて直ぐに「あぁ、これは失敗だったな」と感じ、21頁目で既に投げ出したい気分になった。

    以前、「作家になるには?」的な指南書を読んだ事が有る。まぁ大した本では無かったのだが、賞の選考委員も勤めた事も有るその本の著者が言うには、何か大きな事件が起こると(直近だと安倍元首相の殺害行為や、それの要因ともなった宗教団体絡みの件)、その年や次の年に送られてくる作品には、相当多くのその事件を題材とした作品が有るという。まぁ皆考える事は一緒という事か。で、題材が直近の事件を取り扱った作品は、全てが箸にも棒にも掛からぬ作品との事。

    本書も、思い切り新型コロナウィルスが題材。それでも講談社文庫が出版したのだから、上記の様に賞に送られる応募作の話しは体験した上の事として、それらとは比較にならないレベルに纏め上げた作品なので出版したのだろうと思ったが、どこまで読んでも余りにもレベルの低さに呆れてしまった。

    本書のウリは、本書オリジナルの「東京株」と名付けられた変種のコロナウィルスが、従来の変異株より圧倒的な感染力、致死力があった為、東京への流入及び都外への流出を制限するロックダウンを行うのではなく、政府そのものが首都を見捨て、「東京逆ロックダウン」という政策を打ち出した、と言う設定だ。これは裏表紙にも書かれている。

    未読の方でも、これが余りにも荒唐無稽過ぎて話にならない事がわかるだろう。1,200万人の都民が、東京を棄てる。残ったのは主人公の様に住む所を無くしネットカフェで当座の住まいを確保していた人間か、元々ホームレスだった人。主人公の寝泊りしていたネットカフェの従業員も、利用者に声もかけずにそのまま立ち去ってしまう。ネットカフェだけでは無い。コンビニもファミレスも鍵をかけずに、そのまま立ち去っている。そうしないと物語が進まないのだが、例えば宇宙人が襲来するだとか、隕石が落下するだとかで、一気に都民が居なくなると言うのはわかる。でも、政府の指導で「逆ロックダウン」をしたのなら、一斉では無いはずだ。事実この物語では列車では無く大型観光バスで指定された場所から移動していると書かれている。大型観光バスで1,000万人以上を移動させるのに、何往復しなければならないのだろう?受け入れ先は?東京一極集中と言われている様に、業務が集中している東京をロックダウンさせて、税収はどうするのだろう?政府を始め、本書では電通を思わせる企業やパソナを思わせる企業も淡路島に移動したと書かれているが、それ以外の巨大企業は?

    上に書いた様に、小説の賞への応募作に良くある実際の事件をベースにした話しと全く同レベルの発想しか無かったのだろう。だから、震災による福島の原発エリアの様に立ち入り制限を設けた区域の話し、新型コロナの話し、パソナの淡路島の話し、就職氷河期で国立大学を出ても非正規雇用しか仕事が無い話し、毒親の元で風俗で働くしかなかった話し。そう言った最近話題の話しを何の考察もせずに適当に繋げてストーリーを作っただけの本。

    職業作家が、もぬけの殻になった東京でどう生き抜くのかと言う内容で話しを進めるのなら、せめて1,200万人の受け入れ先、受け入れ方法、東京都で行っていた経済活動(による税収)、バスによる移動なら人口の9割以上を都外に移動させるのに何日かかるか?そう言った想定をしっかりと固め、シミュレーションした上で書いてもらいたい。
    東京棄民 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:東京棄民 (講談社文庫)より
    4065276144



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