裸者と裸者
- 応化クロニクル三部作 (3)
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久しぶりに読みたくなり、Kindle版を購入しました。 戦後70年というこのタイミングで、読む価値があると思います。 孤児の身から、世の悪を受け入れながら成長し、懊悩する主人公の一挙一動に吸い込まれるようです。 もっと評価されていい名作と思います。 ぜひ手に取ってみてください。 オススメです。 | ||||
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ラノベ調の表紙の絵が幾らか本編の内容を和らげていますけれど、苛烈な世界観を舞台に繰り広げられる 主人公たちの生々しい生き様を表現する筆致は中々読み応えがある。 設定自体は非現実的だと言い切ってしまえばそれまでだが、現に紛争・内戦地域の途上国の政情や生活環境を照らし合わせ、妙にディストピアな破滅的、退廃的な世界観は現実性がありながらも魅力的かと。 あながち将来の日本を舞台に設定にしても、現に相対的な平和と充足の生活を営めることを思うに、全く未知数、正反対な状況に生き問題に直面する登場人物達の背景を元に繰り広げれるストーリーは想像力を膨らませてくれます。 | ||||
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内戦下の社会とはどのようなものかを、日本を舞台として教えてくれる。 主要産業はドラッグと略奪。略奪から身を守るためには武装せざるを得ず、武装するための資金は他者を略奪することでしか得られない。まさに、「永久機関」ならぬ「永久戦争」。 イラクやシリアで今起きていることは、こういうことなのだろうか。 | ||||
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上巻で感じた「長い粗筋」ではないかという悪い予感そのままに話は進んだ。 上巻は主人公佐々木海人の成長とキャラクターに救われてなんとか読み進めることができたが、下巻は双子姉妹に視点が移り、読み進めるのは苦行以外のなにものでもなかった。内乱が続く世界での様々な武装勢力同士の衝突、思惑のぶつかり合い、離合集散、ドラッグと倒錯した性、そのような混沌とした世界を描くために、下巻ではあえてキャラクターを排除した双子姉妹を主人公にしたのだと思う。双子は文中で全く書き分けられることがない。これはキャラクターの放棄を宣言しているのであり、混沌とした世界にただ身を任せる様を描くための存在だと考えられる。 そういった作者の意図からすれば、理屈の上ではこういうやり方もありだとは思うが、ただナントカ軍がナントカ軍を倒しただかの羅列ばかりで、ストーリーらしいストーリーもなく、当然の帰結として魅力あるキャラクターもおらずでは、いったい何をもって面白く感じたらいいのかがさっぱり分からなかった。 | ||||
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戦乱の混沌として無秩序な世界を描きたいというのは分かる。 どちらが味方でどちらが敵という単純な話はそこに存在せず、政府側についたり反政府側についたり、そもそも政府が無かったり、人種の無差別を訴えてみても結局それはまた差別主義者の差別であったり……。 しかし、ナントカ軍がナントカ軍を制圧した一方、ナントカ軍はナントカ地方を制圧し……などと時系列に沿って延々と語られる様は、私にしてみればただの「永遠に続くあらすじ」を読まされているみたいなもんで、かといって特段おもしろいエピソードが挿入されているわけでもなく、ただただ読むのが苦痛であった。それでも海人の素直さとその成長ぶりに引っ張られてなんとか上巻は読破したものの、双子姉妹に視点が写った下巻の前半で、これ以上読むのは時間の無駄と判断し、読み進めるのを断念した。 | ||||
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