ハルビン・カフェ

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種別
長編
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あらすじ

2005年07月23日 ハルビン・カフェ (角川文庫)

福井県西端の新興港湾都市・海市。大陸の動乱を逃れて大量の難民が押し寄せ、海市は中・韓・露のマフィアが覇を競う無法地帯と化した。相次ぐ現場警官の殉職に業を煮やした市警の一部が地下組織を作り、警官殺しに報復するテロ組織が誕生した。警官の警官による警官のための自警団。彼らは「P」と呼ばれた―。第5回大薮春彦賞を受賞した、著者渾身の最高傑作。(「BOOK」データベースより)

評判

ハルビン・カフェの評価:

9.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

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平均点9.00pt

ハルビン・カフェの総合評価:

8.15/10点 レビュー 20件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(9pt)

ハルビン・カフェの感想

多彩な登場人物。誰が死に誰が生き残るのか先の読めない展開。重厚なそしてリアルに機知に富み視点の確かさを示す美しい文章。一人のモンスターと云える恐ろしい男。その陰の男を追い詰めていく特命チームのわずか六人の刑事。銃撃戦の描写や各人の思惑をリアルに生きた言葉で語り展開していくストーリー。面白かった。純粋に面白かった。こんな確かな文章で語られる物語は最近では久しぶりだった。それぞれの視点で語られるストーリーと動きがリンクしていきクライマックスに至る。男も女もそれぞれの人生を生きた。最後の静かな余韻のような出来事にも心惹かれる。汚れた英雄と執念の男。壮大なロマンさえ感じる物語だった。

ニコラス刑事
25MT9OHA

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.19
(5pt)

日本の先行き、移民社会への警鐘かも

この物語の登場人物によるプロローグの後、齢6歳の少女が春をひさぐ吐き気を催す哀しい情景から物語がスタートします。
エンターテイメントの枠を超えた密度の濃さと複雑に絡み合ったプロットにしばしばページをめくる手が重くなりましたが、
外国人移民の町で頻発する「警官殺し」と警官による報復テロルという体裁をまとった移民社会への警鐘小説と捉えることは穿ち過ぎでしょうか、それともとんでもなく的外れか。
シナ人や朝鮮人ロシア人、東南アジア他からの不良外国人移民、不法入国者が我が物顔で闊歩し治安を乱し麻薬や銃器が蔓延するような国にしてはならない、
という当たり前の発言がヘイトとされる当たり前でない現在の日本。
舞台となった新興都市名が本文中に登場する度に、西川口が例とは言いませんが外国人移民がコロニーを形成し日本文化を蔑ろにし日本を食い物にする危惧が絶えずオーバーラップして困りました。
ハルビン・カフェ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ハルビン・カフェ (角川文庫)より
4043615027
No.18
(5pt)

日本の先行き、移民社会への警鐘かも

この物語の登場人物によるプロローグの後、齢6歳の少女が春をひさぐ吐き気を催す哀しい情景から物語がスタートします。
エンターテイメントの枠を超えた密度の濃さと複雑に絡み合ったプロットにしばしばページをめくる手が重くなりましたが、
外国人移民の町で頻発する「警官殺し」と警官による報復テロルという体裁をまとった移民社会への警鐘小説と捉えることは穿ち過ぎでしょうか、それともとんでもなく的外れか。
シナ人や朝鮮人ロシア人、東南アジア他からの不良外国人移民、不法入国者が我が物顔で闊歩し治安を乱し麻薬や銃器が蔓延するような国にしてはならない、
という当たり前の発言がヘイトとされる当たり前でない現在の日本。
舞台となった新興都市名が本文中に登場する度に、西川口が例とは言いませんが外国人移民がコロニーを形成し日本文化を蔑ろにし日本を食い物にする危惧が絶えずオーバーラップして困りました。
ハルビン・カフェ Amazon書評・レビュー: ハルビン・カフェより
4048733486
No.17
(5pt)

映画化は難しそう

錯綜する登場人物によって複雑になりながらも、すっきり解決。映画化したら見たいです。
ハルビン・カフェ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ハルビン・カフェ (角川文庫)より
4043615027
No.16
(5pt)

映画化は難しそう

錯綜する登場人物によって複雑になりながらも、すっきり解決。映画化したら見たいです。
ハルビン・カフェ Amazon書評・レビュー: ハルビン・カフェより
4048733486
No.15
(5pt)

その男には魂がない

冒頭、本書は物語ではなく記録だという記述がある。つまり、類型、形式、および時系列に沿った「筋」を顧みないという宣言である。結果として、読者はページを行きつ戻りつしながら時間と人間関係の相関図を立体的に構成していくこととなり、点と点が繋がる快感を得られるのである。

フィクションの作者なら誰もが一度は抱くであろう夢想。自らの分身を主人公として、やりたい放題させてみる。
その主人公はどんな人間なのか。
"大胆さ。細心さ。人間観察力。計画立案力。冷酷な実行能力""信念さえある。信念がないんじゃなくて、信念はあるんだ。そして孤独だ。"
その男の行動原理を想像してみる。
無自覚に先例をなぞるだけであれば、自由意志の存在意義はなくなる。苦悩の果ての選択が正しいとも限らない。留保の割り切れなさに耐え、決断への誘惑を回避することだけが決定論への抵抗となり得るのか。
男の結論は裏切り続けるという戦略であった。
陰謀こそ我が人生。"夢は見ない"。建築家のように設計する。
教訓を学ばぬ者、正義を振りかざす者、操られる者の眼に人形遣いの姿は映らない。
外形的な顛末の裏側に事件の実体が隠されている。不運な災厄の背後に神の悪意が潜んでいるように。

随所に見られる映像と音響の印象的な描写が臨場感を高める。クライマックスをドラマチックに盛り上げる。

シビレル。
ハルビン・カフェ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: ハルビン・カフェ (角川文庫)より
4043615027

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