そこに薔薇があった



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    初公開日(参考)1999年04月
    分類

    長編小説

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    そこに薔薇があった (中公文庫)

    2005年07月26日 そこに薔薇があった (中公文庫)

    ある春の日、離婚して自由になった正幸の前に、二人の魅力的な女性が現れた。彼女たちの出現で、どこかはしゃいでいる彼に、叔母は「女性がその気になったら、あんたなんか、イチコロなんだから」と語る。それは何かの暗示だったのか。直後、正幸は謎の死を遂げてしまう。それは連綿と続く、残酷で甘美な殺人事件の始まりだった。 (「BOOK」データベースより)




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    No.3:
    (5pt)

    大満足です。

    擦り傷やへたり・汚れ等もなく綺麗な状態で届いたので大満足です。
    そこに薔薇があったAmazon書評・レビュー:そこに薔薇があったより
    4087744078
    No.2:
    (5pt)

    情感とも恐怖ともつかない蒼白く透明なリリシズム

    すくなくともわれわれはつぎのことを知ることになるだろう。人間は、存在の深いレベルにおいて決定的な自己不信を刻印されており、それゆえに構造的に病んでいることを。《本文より》

    甘やかなエロティシズムと、誘い込まれるように墜ちてゆく残酷な破滅に充ちた連作短編集。いずれも、魅力的なものを感じさせる女性が現れ、惹かれた男たちそれぞれの残酷な死をもって各作品は締め括られる。魅力的な「もの」と書いたが、女たちが発するそれらの大半は非常に性的なイロを帯びている。春口の街灯のような蒼白い湿り気から、スパークする静電気めいて刺激的な像を残す官能の揺らぎまで、いわばオスの本能を揺り動かしてやまない蜜々しさが充満している。並大抵の「自戒」や「警戒」などは簡単に蕩かしてしまうこのエロティシズムは、、、

    個人的に、打海文三が書く女性の官能性は非常にツボで、有り体に言えばひどく欲情させられる。だからか、本作にて死の淵へと落とされてゆく男たちが末期に感じたであろう「なぜ?」という感覚はよけいに生々しく迫ってきて、その艶めかしい感触の余韻のままに引き下ろされる緞帳の片隅に、スルリと消えてゆく女の身体の一部の残像すら見えそうな、そんな異様な酩酊感は、就寝前の読書にはやや怖いほどであった。最後の短編"美しい年齢"でミステリアスな全景が一挙に結びつくが、そこに仕込まれた一つの捻じれた構造が深い余韻を生み出してもいる。

    薔薇をもとめてきたのではないが
    そこに薔薇があった。

    美しいものに手を出した。その代償は死であった。暗い昂揚感を伴う情感とも恐怖ともつかない蒼白く透明なリリシズムにゾクときた人は買ってみてほしい。反対に、そこに説明的な要素を求める人には本書は向かない、とも思う。


    そこに薔薇があったAmazon書評・レビュー:そこに薔薇があったより
    4087744078
    No.1:
    (4pt)

    見事に繋がる連作短編集

    個々の独立した作品それぞれが味わい深く良品ですが、それが最後に見事に繋がりあって、味わい深い連作短編となっています。途中、気に入らない作品や、仮に飽きがきたとしても、最後まで読み通すことをお奨めします。打海作品としては、比較的に万人に奨められる作品。
    そこに薔薇があったAmazon書評・レビュー:そこに薔薇があったより
    4087744078



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