時には懺悔を



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    初公開日(参考)2001年09月
    分類

    長編小説

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    時には懺悔を (角川文庫)

    2001年09月01日 時には懺悔を (角川文庫)

    佐竹は、数年前に退社した大手の探偵社アーバン・リサーチの元上司・寺西に頼まれ、探偵スクールのレディース一期生・中野聡子の代理教官をすることになる。その日の実習は、やはりかつての同僚・米本の探偵事務所に盗聴器を仕掛けることだったが、事務所に忍ぶ込むと、そこには米本の死体が転がっていた。佐竹は中野を助手に、米本が殺された謎を調査していくが、やがて過去に起きた障害児の誘拐事件の真相に迫っていくことになる…。濃密な親子の絆を描く、感動の物語。大傑作ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




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    No.5:
    (3pt)

    普通

    普通でした。
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    4043615019
    No.4:
    (4pt)

    非凡な表現力は健在だが

    面白かった。裸者〜、愚者〜シリーズに比べれば現実感のあるストーリーであるが、著者の卓越した人物心象風景の描写が影を潜めている。障害者描写に全体が引き摺られているせいだろうか。こういった話の中でこそ精緻な表現力を発揮して欲しかった点は物足りなさ感が残った。
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    4043615019
    No.3:
    (5pt)

    リアル

    障害児のいる生活、障害児とともに生きる中で生まれてくる気持ちが、とてもとてもリアルに書かれていることに、まず驚き。卓抜な取材力?と思ったら、著者自身の経験が下地にあるそうですね。いずれにしても、奇麗事でない、しかし悲惨でもない、ありのままを書いていることに感動します。その上で、もちろんドラマとしても優れています。打海さん、とても誠実な知性を持つ、優れた書き手です。早世が残念。
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    4043615019
    No.2:
    (4pt)

    映画にでも、ドラマにでもすればいいのに。

    アワーズ連載のマンガ、「裸者と裸者」で打海文三を知って、「ハルビンカフェ」「裸者と裸者(上下巻)」、そしてこれを読んだ。
     障害児を扱った作品ではあるがこれまでにあったような、最後に政治的なメッセージを伝えるような、闘争的な部分を持たない作品、という印象がある。これと同じような印象を与える作品としては「はだしのゲン」に対する「夕凪の街桜の国」が思い出される。「寝ながら学べる構造主義」で、新しい思想は、「そういう言い方やめませんか」というとこから始まる。というのがあったが、この作品はそういう、新しい言い方を提示し得た作品になっていると思う。
     作品中に障害を持った者を神様として扱う、という話が出てきたが、これは広く知られた考えになっただろうか。これも障害者を救済すべき者とする考え方に対する、新しい言い方と言えるだろう。
     最後にちょっとしたどんでん返しがあるが、そのせいでじゃあ、あの事件はなんだったの、となりそうなのだが、そう思わせないのは作者の構成力と言ったらいいのか、読ませる文章の力と言ったらいいのか。
     構成力と言うと複数の事件や人物の物語を並行させるのがこの作者の特徴となっている。これがハルビンカフェではひとつの事件に大きな背景をもたせているし、裸者と裸者ではうまく主人公を交代させている。
     また、地理的な描写も作者の特徴となっている。この作品では尾行シーンに現れるだけだが、裸者と裸者では関東での地上戦を扱っているためにその部分が発揮されている。近所が出てくると臨場感がある。
     この作品の評価として飽きずに最後まで読むことができるので損しないから星5つが付けられる。あとは最後にみんながいい人になってしまうのがハードボイルドじゃないなって感じがしたのでマイナス1点。なんかナウシカかラピュタを思い出してしまうのだ。これが和製ハードボイルドだと言ってしまえばまあ、そうかなといったところだが。
     あと2時間ドラマにでもすればいいのに、と思った。障害児を扱っているので一般受けもいいし、分量もちょうどいいし、作者にも「サラサラー、ペタ、ドサー」(「女(わたし)には向かない職業」)っとサインと判子だけで印税収入が入ってきたのに。
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    4043615019
    No.1:
    (4pt)

    デビュー二作目

     この作品は「裸者と裸者」が好評な打海文三さんのデビュー二作目です。同著者の初期におけるアーバンリサーチものとしては一作目になります。 この作品には障害児が登場し、それを主軸として話は進んでいきますが、真剣にテーマに取り組んでいる中でも軽妙な会話が生きて、重苦しい雰囲気はありません。でたらめな人生を送ってきてはいるが、憎みきれない人たちの良心というものをうまく描いていると思います。特に登場人物の中野聡子のひたむきさは胸を打つものがあります。その後のアーバンリサーチシリーズにちょこちょこ顔を出す佐竹三郎との掛け合いも絶妙です。たしか「男たちの長い旅」という石田衣良、大沢在昌などの作家の短編を集めた本に「暴力許可証」という短編で中野聡子の話がでています。気に入ったのならそちらも読んでみることをお勧めします。 余談ですが、ハードカバー版とは若干の修正がされているようです。そのことについては何も書かれていませんでしたが、セリフの一部分と細かい説明の部分なので、それほどの変更ではありません。これは全くの私見ですが聡子の印象としては性的なセリフが削られ、文庫版のほうが統一性があるかもしれません。
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