一号機が爆発した。原発事故の模様をテレビで見ていた木島雄介は、これから何かが変わると確信する。

娘はボダ子と呼ばれた。ボーダーだからボダ子。

「犯人はここにいる全員です」ーーリゾート旅館の支配人が惨殺され、従業員6人が自首したが、彼らの供述にはあいまいな殺意しかなく、支配人が殺された理由がわからない。

怪物が、生まれる――。 巨大産業「パチンコ」。

新宿でニューハーフのショーパブに嵌る独身男。フィリピンパブの女と結婚した道東の漁師。

ようこそ、恐怖の“肉食系”ミステリーへ この島は何かがおかしい―― 大手新聞社を定年退職した夜、連れて行かれたショーパブで一人の女性と出会った鮎子。

母親がもたらすストレスで精神を病んだ大西恵子。父・浩平は娘のために親子二人暮らしを決意し、神戸へ。

東南アジアでの巨大リゾート開発推進のため日本のスーパーゼネコンから現地役員として「島」に乗り込んでいた青木は、資金として投入された莫大な裏金の一部を着服して会社を離れ、計画が頓挫した後も島で隠遁生活を送っていた。

新橋の立ち呑み居酒屋「あじろ」の常連でマドンナだった真由美が、突然失踪してまう。

紀州雑賀崎を発祥の地とする一本釣り漁師船団。

東日本大震災に匹敵する災禍「アウターライズ」に見舞われた東北だったが、規模に比して抑えられた被害状況を公表した。

真っ赤な血は明らかにナイフによる傷。 事故じゃない、殺人だ。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。

「高校事変」を超える、青春バイオレンス文学の誕生! 逗子の山中で発見された一家3人の焼死体。

児童養護施設で育った元不良の翔太は先輩の誘いで「カタラ」という会員制バーの従業員になる。

私立中学に赴任した教師の鹿原十和子は、自分に似ていたという教師・戸川更紗が１４年前、殺害された事件に興味をもつ。

これはうんこと少女の話ですが、本当に美しい物語です――。

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。

応化二年二月十一日未明、“救国”をかかげる佐官グループが第1空挺団と第32歩兵連隊を率いて首都を制圧。

第22回大藪春彦賞受賞作 ブレイク必至! 今、最もキテル鬼才が放つ、狂乱の疾走劇 大阪でニューハーフ店「さくら」を営む桜は63歳のトランスジェンダーだ。

神奈川県警と警視庁のはぐれ刑事たちが 手を組んでせまる“巨悪の闇"とは! "謎解きと人間ドラマが交差する骨太警察小説! " 文芸評論家・縄田一男氏が絶賛! 陣馬山で発見された白骨死体の傍らにはマトリョーシカが埋められていた。

第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作! 戦慄のノワールサスペンス 26歳の守は生活保護受給者のもとを回るケースワーカー。

「人は誰でも、死にたがっている」「世界は絶望と悲惨に塗れている」でも僕は戦おうと思うんだ。

探偵・茶畑徹朗の許にもたらされた、奇妙な依頼。

2026年、京都で大暴動が起きる。「京都暴動=キョート・ライオット」だ。

衆議院議員の宇田清治郎の孫娘が誘拐された。犯人の要求は「記者会見で罪を自白しろ」。

恐怖と哀しみがまじりあう、恒川光太郎を味わう短編集。 異才が10年の間に書き紡いだ、危うい魅力に満ちた11の白昼夢。

埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム……。

外回り中の営業部長・山縣泰介に緊急の電話が入った。

この呪いは剥がせない――『異端の祝祭』の著者が放つおぞましい粘着ホラー 塾講師の片山敏彦は、絶世の美青年。

その逮捕を機に瓦解した家族。刑期を終えようとする父。

2020年に開催される国際的スポーツイベント。その開会式で命を狙われたのは日本の総理大臣だった。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

大義か、道義か。 刑事と公安、親友同士のふたりの警官。

不可解な沈没、海底の義足、救助を拒む女。

その女性はサマーハウスで首を吊っているのを発見された。

サークル仲間の三人が何者かに監禁される。犯人は彼らの友情を試すかのような指令を次々と下す。

僕の殺人の邪魔をするのは誰だ! 孤立した島の中で次々に起こる惨劇。ここには僕以外にもう一人、殺人者がいる。

不意に停止した自然公園に立つ観覧車――そのゴンドラ内に閉じ込められた六組の乗客たち。

世界幻想文学大賞など4冠 「わたしの物語を書いて」と、死せる天使は言った。

木崎淳平は仕事を辞めて、ハワイ島のヒロを訪れた。

さっぽろ雪まつり開幕前日に北海道警察本部大通署管内で起こった、自動車窃盗事件、少女の家出、そして発砲事件。

息子を六年前に亡くした捜査一課の浦杉は、その現実から逃れるように刑事の仕事にのめり込む。そんな折、連続殺人事件が勃発。

弱くても戦え! 『元彼の遺言状』著者、注目の新鋭が放つ面白さ最高の「公取委」ミステリー。

「今回ここに書き起こしたものには全て奇妙な符合が見られる。

ぼくの心の中に忘れられない人がいる。

法科大学院の教授、平手理沙子が都内の運河で水死体となって発見される。

小学3年生の時に誘拐された経験をもつ設楽真輝。

男たちの絆、再び 伝説のスクープ記者が警察に勾留された。

東京タワーで働く竹宮ひかる。ブラック企業の営業、森沢達郎。

ずっと疎遠でいた兄妹、エディーとベス、ポーシャは、亡くなった祖父の莫大な遺産を受け取るため遺言にしたがっていっしょに旅に出ることになる。