シュレディンガーの猫探し
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まず文章が読みにくいです。ライトノベルらしいインパクトのあるキャラを作ろうとしていますが、ガワだけ真似て魂込めずというやつで、薄っぺらく、魅力が薄いです。 西尾維新、円居挽、城平京、清流院流水あたりの縮小タイプとしか感じませんでした。 また大した事件でもないことを大袈裟に「事件だ」「なぞだ」と持ち上げるので、ついていけないというか、頭大丈夫なのと効きたくなる主人公たちてどうなの?てかんじです。 一番最初の謎なんて、主人公が意図的に情報小出しの操作で、一種の叙述トリックではあるのですが、ようは嘘というか、探偵や読者を意図的に騙す信用できない語り手で、読みにくい文章も相まって苛立ちしか感じませんでした。 主人公が信用できないというのは、この主人公がそうとう無知で社交性がなく、視野が狭い点でも問題です。 作中で、AでなければBしかない、みたいにして推理のわくと結論を狭めているのですが、それは常識的な範囲でも別の解釈あるだろと突っ込みいれたくなりました。 「最近見たものだから暗唱できるくらい覚えているのだろう」とかいったりもしていて、短期記憶と長期記憶あって、むしろ暗唱できるほど記憶している場合は昔に時間かけて覚えた場合のほうが多いような・・・とかですね。 自分の都合のいいようにリアルの法則も作者さんが平気でねじ曲げてくるので、ミステリーとしては駄作です。 二番目の事件も、私はわりとよくある二つの離れたエリアで同時発生するトリックということで、本物と区別つかない偽物を本物とするトリックかと思っていましたが、より大がかりで特殊な現象がそこにはあったと後になってあかされるトリックでした。 そういうのってわりと観光名所として紹介されるから、登場した人物たちがまったく知らないような形ですすむのもおかしいと思いました。 もしかして、ぼっち気味で精神的に問題抱えていそうな主人公たちに説明されていなかっただけで事件でもなんでもなかったんじゃという疑いが。 さらに「この現象は一年に一回しかおきない」て。あれは地形によりどの頻度でおきるかは変わるから、そんな嘘つかれても。 法則が実は異なる異世界なのかな、この物語は? キャラの弱さとしては、謎が好きだから謎を残すために迷宮入りさせるという魔女も、ものすごい信念とか生きざまが見えない愉快犯レベルでしかないために魅力がありません。 アンチミステリとしてなら、知恵の神として人と化け物の世界を区切る役目をもつおひいさまとか、行動にそのあり方が絡まっているようなキャラほどではないです。 「36の同時密室だ」とか喜ぶものの、1200の密室殺人とかやった「コズミック」とかに比べると(あれも解決まで読んだときは本を壁に投げつけたくなったけど、ミステリーの思い込みをぶち壊す「コロンブスの卵」作品だっただけに)ショボい。 魔法とミステリーの組み合わせとありますが、その魔法もショボいので、科学で説明ができなくもないので、あまりゆうごうできていません。これだと異世界でミステリー要素いれたものか、Fateのスピンオフミステリーのほうが面白く、出来がいいですね。 とりあえず、本来投稿作品を二分割した前半で、後半の二巻まで読んで欲しいとあとがきにあったので、そこまで読んで評価しようと思います(二巻発売まで読んで一巻読んだ上での感想を変える必要ないと判断して書いています) この作品はネットで西尾維新的という声もありますが、主人公の本質が違います。 まずこの作品の主人公は、時に他人に攻撃的で嘘をついたりなどもしているのに、なぜか周囲に優しくされ、甘えて助けられたりもします。このへんはまあリアルな学生というか子供らしいので、共感する人はいるかもしれません。 まわりに攻撃的で甘えても、自分を理解して甘えさせて助けてくれる人が現れるという「甘え」を期待するところとか。 逆に西尾作品だと、「助けて欲しかった」ということを言った相手に「甘えるな」と発言したり、「自分を救うのは自分だけ」というように、実は人に厳しいというか、甘えを許さない自助努力を要求する。 またこの作品の主人公が高二病的なのにたいし、西尾維新作品は高二を通り越して中二的です。 ジャンプで連載したり、影響を受けたと西尾維新さんが語るなど、まっすぐで熱い言動で状況を打破するのが多いです。 この作品の主人公が冷笑的でありながら後ろ向きなのと真逆です。どちらかというと「めだかボックス」でマイナスとよばれた面子に近いメンタルです。 もっともそうやって頑張れる人間が「アブノーマル(通常でない)」名称が与えられるなど、西尾作品でもそうやって前向きに行動できる人間を「ふつう」とは思ってないでしょうが。 だから、ある意味主人公像としては、この作品の主人公の方がふつうの人間に近く、ある種の共感を覚える人がいるのではないかと思う。 | ||||
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読んでいてちょっとモヤモヤする感じになりました。 多分ですが問題の最終的な解決をうやむや(迷宮入り)にさせて、フワッとした形で終わらせてしまう所がそう感じてしまう原因なのかなと・・・ でもそれが「シュレディンガーの猫」という思考実験を表しているんだと思います。 キャラも設定も好きなのでこれから先に期待して星4つです。 | ||||
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真相は真相として推理しつつ、都合の良い偽りの真相へ導くために仮設をたて推理(対決)する。 これ、円居挽のルヴォワールシリーズのキモそのまんまです。 こちらはミステリもシナリオも推理も弱い。 選考委員にある程度ミステリを読む人かルヴォワールシリーズを知っている人がいたら、最終選考には残らなかったのでは? キャラクターは悪くないので、小学生~中学生あたりなら楽しめるかもしれない。 若木民喜の評価とイラストレーターに釣られて購入したが、正直失敗だった。 今後もミステリを書いて売れたいなら、かなり勉強が必要そう。 | ||||
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世界観、設定、キャラ、どれかは楽しめたかもしれません。けれどのめり込むことはなく、おもしろかったとは終えませんでした。作風? 作文には不快の念を抱きました。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 解かれない謎を愛し,そのために誤った推理で真相と真実を操る魔女の存在など, 設定自体は面白そうに映りましたが,肝心の謎と彼女が組み立てる『仮説』が弱く, 形にはなっているものの,どこかもどかしく,解決による気持ちの良さもありません. また,未来視というSFじみた要素や語り部の少年の家族,もちろん魔女や魔法と, ミステリーとは縁が薄そうなあれこれが,ミステリーを含めて潰し合いをしており, ごった煮は悪くないのですが,うまく混ざらず,どれもが中途半端になっているよう. 見せ場の終盤も,事態や置かれた状況の割には,今ひとつ緊張感や疾走感に欠け, キャラクタも揃ってはいますが,役割も含め,こちらもいささか魅力には乏しく…. 投稿作から大きく改稿,分冊となった(『あとがき』より)影響もありそうですが, 物語の芯を掴めずに終わってしまい,何か一つでも,強く残るものがほしかったです. なお,挿絵については,各話の最後に見開きで一枚というのが印象的で良かったです. | ||||
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