三年前、ふと働くのが嫌になって仕事を辞め、毎日酒を飲んでぶらぶらしていたら妻が家を出て行った。

ひょんなことから跋丸への復讐をすることになった「自分」と帆一。

世界にあふれる「真実」を疑え! ストーリー、つまり嘘、を書き続けることに疲れた作家の「僕」は、本当のことだけを書く「真実真正日記」をつけはじめる。

最高ってなんて最高なんだろう。僕らはいつも最高だ。

日々の生活の中でたまった鬱を、日々の生活の中でいかに散ずるか。 「物」を買い、使い、また買い、使う。

「スープ屋しずく」シリーズ第3弾です! 早朝にひっそりと営業している「スープ屋しずく」には、お客が抱えるさまざまな悩みや謎が舞い込んでくる。

“鼠”こと次郎吉が酒を飲んでいた店に、抜身を手にした男が入ってきた。どうやら人を斬ってきたらしい。

法医学教室の白い解剖台に横たえられていたのは、セーラー服を着た美しい少女だった。少女は浴室で手首を切り、死亡。

『雪の鉄樹』で話題の著者による、衝撃のミステリー。

35歳の千穂は不妊治療を始めて10年。一方的に原因を押し付けられ、夫と義母からの嫌味に耐え続けてきた。

昭和二十年。戦況が悪化の一途をたどる中、美作宗八郎は山間の集落にある名門白霧学舎に転入することになった。

日本を代表する一大コンツェルン・河帝商事の創業者一族が、相次いで殺された。

彼女は、重力を無視するかのように、ふわりと僕の前に降り立った―― 「屋上へ何をしに来たの?」 それが白兎のマスクを被った君との、初めての出逢いだった……。

巨大台風が九州に迫る頃、カジノ誘致を目論む代議士の要請で、十一階建ての豪華クルーズ船が航路変更の上、強行出航した。

十五年ぶりに再会した武田小春と碓氷優佳は、予備校時代の仲間が催す同窓会に参加した。

1943年6月、上海。

そこにあったのは、7人の関係者、3つの密室。

ピアノ調律師の一藤麻衣子には、秘密があった。

わたしたちは永遠の共犯者。二度と離れることはない―(「Partners in Crime」)。

初任幹部科教育を終え、警部補になった柿崎努は、山梨県警上吉田署という辺鄙な場所、しかも聞いたこともない部署へ配属となった。

ある日、作家の「私」に接触してきた真野と名乗る正体不明の男。彼が語る内容を小説にして欲しいと言うが。

ネット怪談×異世界探険 「検索してはいけないもの」を探しにいこう。

祖母、母、娘。個性豊かな女三世代が贈る痛快ミステリ、開幕。

舞台はドイツ。

【元・イスラエル国防軍情報部隊准将の著者がリアルに描く、現代スパイ戦の非情な内幕】 アラブ某国に、英語教師を装って潜入していたモサド機関の女性スパイ、レイチェルは、ある事件がもとで急きょ任務を中止し、イスラエルへ帰国する。

警察学校教官・守村が首吊り死体で発見された。捜査一課の五味は、府中署の綾乃とともに捜査に乗り出す。

「兄ちゃん――金、欲しいないか?」人生大逆転を狙って、場外馬券売り場で見知らぬおっさんが持ち掛けてきた、1人あたり1億円ゲットの銀行強盗計画に参加することにした僕。

冬本番を迎えた年の瀬。大学生の耕平と美少女・来夢は一面の雪景色の中にいた。

1857年、ヴィクトリア朝のイギリス。

クローン。国際法により禁じられている無性生殖による複製人間。

就職活動に全敗し、頼みの綱でもあった「LB管理者採用試験」も体調不良による棄権を余儀なくされた千鳥さん。

歌人の家に生まれ、和歌のことにしか興味が持てない貴公子・希家は、武士が台頭してきた動乱の世でもお構いなし。

夭折の画家、村山槐多による、人肉嗜好を描いた「悪魔の舌」をはじめ、江戸川乱歩、大下宇陀児、小酒井不木らによる怪奇短篇十八篇を収録。

エリート公安捜査官・小日向純也の目の前で自爆テロ事件が起きた。犯人はスペイン語と思しき言葉を残すものの、意味は不明。

闇を生み、悪をはぐくむ街、クインシガモンド。その街の廃墟で、皮を剥がれ肉を切り刻まれた惨殺死体が見つかった。

第二次世界大戦の米軍の沖縄上陸作戦で家族すべてを失い、魂(マブイ)を落としてしまった知花煉。

首相主催のジャーナリスト懇親会へ編集長の代わりに出席した月代。

警察小説ナンバーワンヒット! 姫川玲子シリーズ 二十年前の少女失踪事件は、何を引き起こしたのか!? 俺は決してあきらめない きっと彼女を捜し出す! 東京葛飾区のマンションで女子大生が殺害された。

FBI特別捜査官のヴィクターは、若い女性の事情聴取に取りかかった。

あるホラー作家のもとに送られてきた手紙には、存在しない架空の歌手とラジオ番組のことが延々と綴られていたという。

恩義のある友からSOSが届いた。すべてのトラブルを解決し、彼女を死地から救い出す――それが私の仕事だ。

302ページから起こることは、決して誰にも言わないでください! 専門学校に入学するため、地方から上京してきた美菜は、隣人に挨拶に行くことに。

下町の居酒屋にかかってきた1本の電話―。

世界的リゾートグループのパリ本社で激しい権力闘争に巻き込まれる松平貴子。

「どんな秘密も作らない。恋愛も結婚もしないけれど、心はいつも一番近いところにある。

北朝鮮の原子力施設を爆撃します。協力を願いたい―。

目覚めると7角形の部屋にいた中学時代の同級生7人に、仮面をかぶった人物が告げる。

検察が押収したわいせつ図画販売罪の証拠品、その中のフィルムの映像に妻と似た女性の姿を見つけた検察官の笹田は独自調査に乗り出すが、たどり着いたのは思いもよらない残酷な真相だった(表題作)。

金森咲代は、とある女子校の創立者で現在も校長、理事長を兼任している。一方、夫の進二は、常に妻の付属品扱い。

亜由美がアルバイト中の芸能事務所は、女社長が行方不明になって大ピンチ。

水戸・徳川家と会津・松平家の間になにやら秘密があるらしい。桑山十兵衛にその秘密を探れとの密命が下った。

粋のいい、仰天の新作そろってます。

世代を超えた心の交流を描く、家族とふるさとの物語。

久しぶりに帰ってきた故郷。思い出すのは、とある事件をきっかけに離ればなれになってしまった子供時代の仲間たち。

編集者・川北未南子の前に突如現れた美青年・曾根崎雅人。

行方不明になったいとこを捜しつづけるエメリーは、あるとき、レンという男が関係しているらしいと知る。

江戸中期、勘定奉行の荻原重秀が財政立て直しに辣腕を振るった陰に、四人の猛者がいた。

「十六歳だった。あのひとに出会うまで十六年もかかってしまったという気持ちは、後悔に少し似ている―」。

30歳の誕生日を挟んで、ふたつの大災難に見舞われた松村鳩子。婚約者に逃げられ、勤め先が破綻。

デートの経験もある。男と寝たこともある、一度きりだけど。

母親が自分に寄せる夢を体に溜め込み肥満化した節子。他人の秘め事を言い当てられるがゆえに高慢で孤独な絵理香。

31歳になった。遠距離恋愛中、年下の彼は何も言ってくれない。

たったひとりの客を待つ店。

事務系OLの青葉は、仕事で出会った男、朔郎と結婚した。新居は彼の赴任先の札幌の築十五年3LDKのマンション。

いつもだいたい機嫌がよろしい元ブリキ職人の夏目清茂・七十四歳。

大学生の凪は、同級生の不思議な美少女・霧香と付き合い始めたばかり。ある日ふたりは路地裏の珈琲店ブラックスノウを訪れる。

長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の碧李は、家庭の事情から陸上部を退部しようとする。

東部第一高校陸上部で五千メートルを走る加納碧李は、清都高校のランナー・三堂貢から挑発の言葉を投げかけられる。

自殺か他殺か?美貌の歌手の飛び降り事件解明を依頼された伊集院大介は、彼女が“現代の魔女”だったと知る。

藤島樹が20年ぶりに再会した「巨大なドラッグクイーン」ジョーママは、客を狙った恐喝事件に悩んでいた。

銀座で見かけた妖艶な和服美人の後を迫って着物の展示会に迷い込んだ伊集院大介。彼女の依頼で「幻の友禅」を探すことになる。

「現代の最後の秘境」といわれる原乃村。そこには、不気味な「樹霊の塔」が聳える。

平和で小綺麗だけが取り柄の新興住宅地から、平凡な主婦と娘が忽然と姿を消した。二つの死体を残して。

京都・祇園祭の夜に銃声が響いた!コリアンマフィアと中国マフィアの抗争の背後には、北朝鮮のサイバーテロ、そして仮想通貨強奪計画があった。

生活安全部の現職警部補が轢き殺された。轢いたのは上司の車だが、事件の二日前に盗難に遭っていたという。

窃盗の疑いを掛けられている青年オーガストが、老女優フェリングとともに失踪した。

「無実の罪を着せられた人々を救いたい―」そんな理想に燃える新人弁護士の本多は、初めての刑事裁判で苦戦を強いられていた。

田中版オリジナル!? 傑作ノベライズ!! アカデミー賞監督ピーター・ジャクソンの映画を、小説のキング・田中芳樹が渾身のスピンオフ!! 映画のスチールも多用して、傑作な冒険時代小説に仕上がっています。

東京西部の山中で立てこもり事件が発生。

青春を謳歌していた十六歳のレベッカ・ウィンターが失踪した。

【欲望と犯罪の街を描く、新シリーズ開幕】　ザックがまだ5歳のころ、刑事だった母が何者かに殺害された。

川津たちが招かれたのは、断崖に建つ「二本の筒が載った家」。彼らを迎えたのは不可解な表札「ヴィラ・アーク」。

幼い日の性の戯れ。老いの入り口で思いがけず燃え上がる身体。

太陽の塔、USJなど、大阪の名所で連続爆破が発生。

神奈川県警初の心理職特別捜査官に選ばれた真田夏希は、知人に紹介された男性に会うため横浜駅付近の飲食店に向かった。

長野県警から警視庁へ出向中の御子柴刑事。おおむね平穏な生活を送っていたものの、暮れも押し詰まってから次々と事件が発生。

捜査二課から異動してきた“刑事の中の刑事”上河内博人警部が相棒に指名したのは、なんと“内勤のプロ”柴崎警務課長代理だった(「秒差の本命」)。

初瀬桃子は結婚八年目の子供のいない主婦。

空前の「食玩」ブームにより、400万円のプレミアがついたレアグッズをめぐる争奪戦が勃発。

別々の人間の体の部位を縫い合わせた1つの死体。

駐車場に現われた幽霊、愛用の古ダンスの行方、オフィスに座る見知らぬ同僚、人生相談からふりかかる思わぬ災難、満員電車での意外な人間模様、ラッキーナンバーをめぐる争奪戦、街角の署名の落とし穴…。

人気絶頂のアイドル・細原ゆかりから一方的に結婚宣言された小田桐茂。

「雪江!」―男は、倉本千明にそう呼びかけて来た。人違いなどではない。

男は、その人形をいとおしむように撫でて、「これを使えばあなたの望みは叶いますよ」と言った…(表題作「呪いの花園」)。

“この学級に正義はあるか!”文部科学省発行の「心のノート」にこう書いてあるのを読んだ中学生の辰夫は、クラスメイトのカンニングを告発した。

東京の大学へ入って一人暮しがしたい―。

結婚1周年を祝って間もない加奈子に、突然の訃報が届いた。

子供部屋は空っぽだった。椅子の上に置かれた血で汚れたシャツと暗い眼差しの遺影を除いては…。

なじみの小料理屋で飲み、寝入ってしまった次郎吉。

目の前で突然、社長が倒れた!新入社員の真衣は行きがかり上救急車に同乗、そのまま一晩付き添うはめになる。