(短編集)
十二本の毒矢
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
十二本の毒矢の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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1980年刊行の短編集。テーマや表現にいささか古さがあるものの、英国短編小説の魅力である鋭い人間観察、ややブラックなユーモア、味わい深いストーリー展開を備えた全12作品。アーチャーの長編のワクワク感、躍動するストーリーはないものの旅のお供、路辺の酒のアテにぴったりな読み物としてオススメする。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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まずはじめに、本のタイトルが気に入りました。 どんな毒矢を放ってくれるのか興味津々で読みました。 極め付きは、最後の、「ある愛の歴史」。 最後の感動的なシーンはじーんときました。 | ||||
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さっそく読みました。状態もよく、心のこもった配送で感激しました。 | ||||
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短編なので結末を知るまで早い。(あたりまえですが) が、そうなるまでの話も面白いし、わかりやすい。 以前読んだことのある『十二の意外な結末』が面白かったので、購入しました。 | ||||
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英文に慣れ親しむにはやはり多読が一番―とよく言われますが、実はこれ、かなり言うは易く行うはかたしーです。 日本語の本なら、自分にとって相性がいいかどうかは最初の数ページを読めばわかりますが、英語の本はもともと勉強のつもりで読んでいるのだから、と辞書を片手に面白くない本を無理して読み通そうとする真面目な学習者は多いと思います。 そうして時間をかけて読破した割にはあまり頭に残らなかったり、身についていなかったりするこが多々あるものです。 有名な古典小説などは、翻訳なら読み飛ばせても、原文に接してみると古い表現や、歴史的背景を知らないと理解に苦しむものも多く、本来は学習者には向いていません。 そういう点から考えると、ジェフリー・アーチャーの短編集は私にとってかなり使える教材だ思えます。 まず、彼の小説は現代を舞台にしており、とにかくプロットが面白い。 ページをめくる手が止まりません。 しかも登場人物は職業、国籍とも多岐にわたっており、いったいどこからこんなネタを手に入れてくるのかーと驚嘆させられます。 そして文章は簡潔で無駄がなく、凝った言い回しや特殊な単語は極力排除されています。 それでいながらところどころになかなか気の利いた表現や、あれ?これはなんだろう?辞書をひいてみずにはいられないぞー、と自然に思えるような単語がちりばめられているのがミソです。 難しくも易しくもなく、適度な高級感も味わえ、ライティングではマネしてみるもよしーと、学習者にとっては非上にありがたい存在です。 “大衆作家”と、軽蔑されることもある人らしいのですが、だからこそ即実践に使える英文の宝庫なのです。 読んでみようかな? どうしようと思っている方には声を大にしてお薦めできる本です。 | ||||
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作者は投資で破産し、その体験を基にしたコンゲーム小説「百万ドルを取り返せ」でベストセラー作家となる。その後、国会議員となり「めざせダウニング街10番地」でその体験を活かす等波乱万丈の人生を送っている人。本書はそんな作者が書いた皮肉の効いた短編集だが、意外にも英国紳士の矜持が感じられる。 「中国の彫像」は明朝の彫像が辿る運命の皮肉を描いた秀作。「パーフェクト・ジェントルマン」は最後の最後まで読者にあるオチを予想させて、それを綺麗に裏切る構想が見事。イギリス人が思い描く紳士のイメージが良く出ている。「破られた習慣」は何事も定型的な英国紳士を自嘲気味にからかったものだが、何となくオカシイ。「信念の問題」はイギリス人とメキシコ人の信念の違いを語ると見せて、最後の一文で信念の意味を明らかにする発想が秀抜。「ある愛の歴史」は珍しくも叙情的な純愛小説で、哀切感溢れる幕切れが印象的。 ユーモアと皮肉が持ち味の作者だが、イギリスの伝統と矜持をも強く感じさせる傑作短編集。 | ||||
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