十二の意外な結末
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十二の意外な結末の総合評価:
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ジェフリーアーチャーは最高の作家である。絶妙の言い回し、計算された表現や作品構成。 ウィットに富んだ素晴らしい作品を世に送り出す天才です。 彼の作品の評価は世界中で認められているところであり、彼の作品を理解するには理解できる教養が必要なのでしょう。 | ||||
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最初の「完全…」がいきなり短編にしては長いのでげんなりさせられる。 文章の視点も翻訳もの特有のあちこち飛んだ文体だし、原文ではユーモラスかもしれない比喩表現は読みづらく理解しづらく鬱陶しい。 内容的には小噺ていどのヒネリを、アニメのシンプソンズのエピソードのようにホラ話で際限なく膨らませていって、最後にストンと落そうとするのだが、そこまでの経緯はただ余分な情報を羅列しまくって原稿を埋めるというだけで、なるほどこれなら作者が後書きに引用されたコメントで自慢している通り、すぐにでも何本か書けるのだろう。 「清掃…」の大臣の話はあまりに落ちが見え見えで失笑レベルだった。「本物じゃない」がこの本の中では傑作ということだが、これまたコーンフレークで勲章のおもちゃを集めるという行為が日本人の子供の日常からはかけ離れているうえ、本物の勲章に拘りを持つ人間の気持ちがよく判らない。共感を抜きにして考えても、だから何?と聞きたくなるぐらいつまらない結末だった。 なんだか作風はいくつかのパターンをなぞっているだけに思えるが、おそらくほんのささいな思い付きを、情報の羅列で膨らませるというやり方しかできないのだろう。こんなヒネリならショートショートにいくらでもあるし、いや起承転結が備わっているたいていの短編にはあるものである。読み終わった瞬間にゴミ箱行きだった。 | ||||
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ヤフー知恵袋で面白い作品を質問した所、本書を薦めてくれた方がいたので購入。 題名から意外などんでん返し等を期待して読んでいたのだが、これが全くどんでん返しもなければ面白みもないどうしようもない作品。 この作品を評価する人がいますが、こんなありきたりの結末を読んで何が楽しいのでしょうか?つまらなすぎて本を壁に叩きつけたいですね。 | ||||
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作者は投資で破産し、その体験を基に書いた「百万ドルをとり返せ」でベストセラー作家になった。更にその後、国会議員に当選し、その体験を活かした「めざせダウニング街10番地」を発表する等波乱万丈の人生を送っている人。本書の前に「十二本の毒矢」という短編集を出している。本書は作者自ら「twist」という題名を使っている事が裏目に出て、結末が予測しやすい平板な出来になってしまった。 「完全殺人」のオチは「そんな馬鹿な」というものだが、それまでの緊迫感溢れる展開との対比でオカシイ。「清掃屋イグナチウス」はナイジェリアの清廉な大蔵大臣を扱ったものだが、オチがミエミエで読む方が困る。この手の作品が多いのである。「掘出しもの」は結末の意外性こそ無いものの、国籍を越えた琴線の触れ合いを描いて読ませる。「ブルフロッグ大佐」は第2次世界大戦における日本側捕虜収容所の将校とイギリス将校のその後の交情を描いて興味深い。最後のオチは無い方が良かった。「チェックメイト」も最初の1頁でオチが読めて苦しい。「うちつづく事故」は本作中で一番の出来で、殺人計画に没頭する夫を2段階は上回っている妻の才智を描いて鋭い。「抜け穴」もオチがミエミエもの。 題名を裏切って結末の意外性はさほど感じられないが、作者の豊富な経験、イギリスの伝統等が随所に見られて作品に多様性があり、読書タイムに気軽に手に取るには適した一作。 | ||||
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ジェフリー・アーチャーは長編もさる事ながら短編が素晴らしい。十二の意外な結末を盛り込んだこの一冊は海外に住んでいて日本語の読み物に飢えている私には貴重な一冊で、二年間のうちに合計で20ー30回も読んでしまった。最初から最後までを一気に読むというより、気に入った短編を選んで読む、という感じだったが、‘お気に入り’というのもその時の気分によって変るので通算すればどの話も等しく二十回は読んでいるだろう。 ジェフリー・アーチャーの物語はそれほど飽きないのである。 ‘意外な結末’とうからには、この12編は予想もしなかった最後のどんでん返しを楽しむものであるらしいのだが、20回も読めば話のすじどころか、台詞まで記憶してしまっている。それでも楽しめるのだから全くスゴイ。個人的には第一話目の「完全殺人」が面白いと思ったが、中年夫婦がトルコ旅行で掘り出し物のカーペットを手に入れるまでの経緯が書かれた「掘り出し物」、既婚の夫人達に手を出すことと、スキーが趣味の男に復讐を誓った男の物語「打ち続く事故」なども気に入っている。お気に入りを並べ上げ始めたら全て挙げなければならなくなるのでこの辺で終わりにしておくけれども、とにかく私はこの先あと十回分はこの本を楽しめるはずである。 十二編中十編は脚色をかなりふんだんに加えながらも実話を元にしているらしいので、どれだろう、と考えながら読むと更に楽しめる。まさかこれは実話な筈がない、と思えるのが二話以上あるものだから、やはりナントカは小説より奇なり、というのは本当なのだなあと考えてしまう。 | ||||
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