ロシア皇帝の密約
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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スッキリしないところがある。 | ||||
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それぞれの時代性が重要なスパイもので、しかも25年以上昔の作品なのに、文句無く楽しめるスパイアクション。アメリカがロシアからアラスカを買い取った時の協定には、実は買い戻し条項があった! という、史実と虚構を大胆に組み合わせた“ホラ話”で最後までハラハラドキドキが楽しめる、アーチャーの名人芸が堪能できる良質なエンターテイメント作品だ。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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探していた本です。 廃版になってしまっていたので、また読める事が嬉しいです。 本の状態も良く、この本を持っていた方、販売先の本屋さんに感謝しています。 | ||||
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米国へのアラスカ売却契約には買い戻し特約があった。だが契約書の行方が杳としてわからない。ソ連に向って配備されたアラスカのアメリカ核ミサイル撤去に向け、スターリンは“領土”奪還に動いた。 | ||||
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1867年、アメリカはロシアからベーリング海沿いの土地を買いとった。皇帝ニコライ2世は、革命の際、その条約書をある額の裏に隠して西側に送り、身の安全を図ろうとした。条約には、実は、買戻しの条項があったのだ。1966年、元英陸軍スコット大尉は、無実の罪を着たまま死んだ父から、「皇帝のイコン」と呼ばれる名画を遺された。遺産を受けとりに出かけた彼を待っていたのは―。 | ||||
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イギリス下院議員であったジェフリー・アーチャーが、1973年に北海油田の幽霊会社に投資したことから財産を全て失った。 その経験を生かして処女作として発表したのが『百万ドルをとり返せ!』であっあた(この作品が売れに売れ借金を返済したことはよく知られていることである)。 評者はこの『百万ドルをとり返せ!』を読んでからジェフリー・アーチャーの作品を『ゴッホは嘆く』までのほとんどを読んできた記憶であった。 昨年、評者は文庫本で上下巻あわせて14冊という長編小説であることを知らず『時のみぞ知る━クリフトン年代記』を手にしてしまい、ついに14冊も読むことになってしまった。 そんなことからジェフリー・アーチャー作品一覧を調べてみたら、本書『ロシア皇帝の密約』(1986年)を評者は読んだ記憶がなくAmaoznで購入して読むことにした。 本書が刊行されたのは1986年だが、この物語は1966年のことであるから時代背景を想像して読むことになる。 時あたかも東西冷戦下であり、アメリカのジョンソン大統領がベトナムへの介入を進め、戦争の泥沼にはまっていく頃である。 1867年、クリミア戦争後の財政難に苦しんでいたロシアは、植民地であったアラスカを、アメリカへ720万ドルで売却した。 本書のタイトルにある「密約」は、ロシアとアメリカがアラスカ売却批准書の秘密をテーマにしている。 が、この「密約」はあくまでフィクションである。 評者はこのような話を以前なにかで読んだ記憶があり、少し調べてみたら、いまだに「アラスカはロシヤが貸したのだから返せ!」というロシア人の署名運動があるというから驚いてしまった。 アメリカがフランスからルイジアナを19世紀初頭に買ったときの値段は1500万ドルにすぎないが、さらに格安でアラスカという資源宝庫(その当時には資源宝庫とは誰も知らなかったが)を手に入れたアメリカだから、このような物語にも信憑性を読者に与えるのである。 ロシアがアラスカ売却するということをテーマにしたジェフリー・アーチャーの 目のつけどころに感心してしまったので、ネタばれになってしまうが、思いついたことをレビューに書いてしまいました。 巻末の解説で訳者の永井淳一氏が、この物語の証拠物件であるイコンに残された密約書について直接的に明らかにしたところはない。 わずかに本文338ページの「・・・・・フランス語でも英語でも綴りは同じ一つの単語・・・・・」という一行である、とだけいっておこう。 などと述べておられたが、アメリカやロシアの歴史の知識が少しでもあればだれでも読む進みながら「密約」内容の意味を知ることになるだろう。 物語の最後でレプリカのイコンを競売している時、本書の主人公のアダムを助けたロビンが「四十九番目の州を競売にかけたらどんな値がついていたか、考えてごらんなさい」 と、この物語を終えている。 物語の主な舞台がジュネーヴとパリであるから、パリのルーブル美術館やジュネーヴのサン・ピェール大聖堂などを訪れたた方には特にお勧めの本であることを附記しておきます。 | ||||
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主人公のアダムは父親から「皇帝のイコン」と呼ばれる名画を相続するが、その名画にはソ連と米国の密約に関わる重要な秘密が隠されていたため、アダムはソ連、米国の情報機関を始め、警察からも追われることになってしまう。 英国、スイス、フランスと続く、アダムの逃避行は息もつかせぬ展開だし、秘密を知ったアダムが最後に仕組むどんでん返しも実に見事。第一級のエンターテイメント作品だ。 | ||||
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