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ロシア皇帝の密約



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【この小説が収録されている参考書籍】
ロシア皇帝の密約 (新潮文庫)

ロシア皇帝の密約の評価: 4.45/5点 レビュー 11件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.45pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(5pt)

大切に読みます。

探していた本です。
廃版になってしまっていたので、また読める事が嬉しいです。
本の状態も良く、この本を持っていた方、販売先の本屋さんに感謝しています。
ロシア皇帝の密約 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ロシア皇帝の密約 (新潮文庫)より
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No.10:
(4pt)

アラスカをめぐるスターリンと米CIAの暗闘。

米国へのアラスカ売却契約には買い戻し特約があった。だが契約書の行方が杳としてわからない。ソ連に向って配備されたアラスカのアメリカ核ミサイル撤去に向け、スターリンは“領土”奪還に動いた。
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No.9:
(3pt)

ロシア皇帝の密約

1867年、アメリカはロシアからベーリング海沿いの土地を買いとった。皇帝ニコライ2世は、革命の際、その条約書をある額の裏に隠して西側に送り、身の安全を図ろうとした。条約には、実は、買戻しの条項があったのだ。1966年、元英陸軍スコット大尉は、無実の罪を着たまま死んだ父から、「皇帝のイコン」と呼ばれる名画を遺された。遺産を受けとりに出かけた彼を待っていたのは―。
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No.8:
(5pt)

壮大な着想に脱帽した。

イギリス下院議員であったジェフリー・アーチャーが、1973年に北海油田の幽霊会社に投資したことから財産を全て失った。
 その経験を生かして処女作として発表したのが『百万ドルをとり返せ!』であっあた(この作品が売れに売れ借金を返済したことはよく知られていることである)。
 評者はこの『百万ドルをとり返せ!』を読んでからジェフリー・アーチャーの作品を『ゴッホは嘆く』までのほとんどを読んできた記憶であった。
 昨年、評者は文庫本で上下巻あわせて14冊という長編小説であることを知らず『時のみぞ知る━クリフトン年代記』を手にしてしまい、ついに14冊も読むことになってしまった。
 そんなことからジェフリー・アーチャー作品一覧を調べてみたら、本書『ロシア皇帝の密約』(1986年)を評者は読んだ記憶がなくAmaoznで購入して読むことにした。
 本書が刊行されたのは1986年だが、この物語は1966年のことであるから時代背景を想像して読むことになる。
 時あたかも東西冷戦下であり、アメリカのジョンソン大統領がベトナムへの介入を進め、戦争の泥沼にはまっていく頃である。
 1867年、クリミア戦争後の財政難に苦しんでいたロシアは、植民地であったアラスカを、アメリカへ720万ドルで売却した。
 本書のタイトルにある「密約」は、ロシアとアメリカがアラスカ売却批准書の秘密をテーマにしている。
 が、この「密約」はあくまでフィクションである。
 評者はこのような話を以前なにかで読んだ記憶があり、少し調べてみたら、いまだに「アラスカはロシヤが貸したのだから返せ!」というロシア人の署名運動があるというから驚いてしまった。
 アメリカがフランスからルイジアナを19世紀初頭に買ったときの値段は1500万ドルにすぎないが、さらに格安でアラスカという資源宝庫(その当時には資源宝庫とは誰も知らなかったが)を手に入れたアメリカだから、このような物語にも信憑性を読者に与えるのである。
 ロシアがアラスカ売却するということをテーマにしたジェフリー・アーチャーの 目のつけどころに感心してしまったので、ネタばれになってしまうが、思いついたことをレビューに書いてしまいました。
 巻末の解説で訳者の永井淳一氏が、この物語の証拠物件であるイコンに残された密約書について直接的に明らかにしたところはない。
 わずかに本文338ページの「・・・・・フランス語でも英語でも綴りは同じ一つの単語・・・・・」という一行である、とだけいっておこう。
 などと述べておられたが、アメリカやロシアの歴史の知識が少しでもあればだれでも読む進みながら「密約」内容の意味を知ることになるだろう。
 物語の最後でレプリカのイコンを競売している時、本書の主人公のアダムを助けたロビンが「四十九番目の州を競売にかけたらどんな値がついていたか、考えてごらんなさい」
 と、この物語を終えている。
 物語の主な舞台がジュネーヴとパリであるから、パリのルーブル美術館やジュネーヴのサン・ピェール大聖堂などを訪れたた方には特にお勧めの本であることを附記しておきます。
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No.7:
(4pt)

主人公の逃避行と鮮やかな結末が素晴らしい

主人公のアダムは父親から「皇帝のイコン」と呼ばれる名画を相続するが、その名画にはソ連と米国の密約に関わる重要な秘密が隠されていたため、アダムはソ連、米国の情報機関を始め、警察からも追われることになってしまう。

英国、スイス、フランスと続く、アダムの逃避行は息もつかせぬ展開だし、秘密を知ったアダムが最後に仕組むどんでん返しも実に見事。第一級のエンターテイメント作品だ。
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No.6:
(5pt)

すげー映画化しないかな~

もう20年は昔の作品なのに古さを感じさせない,ドキドキ息を飲みながら読み進んだ
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No.5:
(5pt)

映画で見てみたい傑作

週間文春 1984年 海外7位。

失業中の元軍人 アダム・スコットは、父の死によってささやかな遺産を相続する。父もまた軍人であったが、ナチスの戦犯ゲーリングの自殺を幇助したという汚名を着せられたまま退役をしていたのだ。アダムが手に入れた遺産の中の一通の封書。そのドイツ語の手紙には、先々アダムを窮地に陥れることになる秘密が隠されていたのだった。 ・・・

典型的な巻き込まれ型のエスピオナージ。

アランが相続した遺産の中に、失われたはずのロシアとアメリカの密約文書の鍵=イコンが含まれていて、イギリスを含めた三つ巴の争奪戦が繰り広げられる。密約文書の内容は、ロシアを対アメリカ戦略上、絶対的優位に立たせる契約文書だ。ロシアはなんとしてでも有効期間内に入手しなければならない。KGBのロマノフは、何も知らないアダムとイコンの行方を執拗に追い続ける という展開になっている。

クライマックスは、アダムのヨーロッパの逃避行が中心。ロマノフの非情かつ残忍な追跡にくわえ、ガールフレンド殺害の容疑でスイス警察にも追われるという緊迫感が、読者をぐいぐい引っ張っていく。アダムを救出するはずのイギリスには、ロマノフやアメリカに通じるスパイがいて、ピンチまたピンチの連続になる。

知力、体力振り絞っての生真面目男アダムの頑張りが見所だ。さらに、敵役のロマノフや、アダムの助けるロビン、アダムのガールフレンド ハイディなど、敵味方にかかわらず魅力的な登場人物たちがストーリーを盛り上げる。特にロマノフの悪党ぶりは必見。

ロシア、アメリカ、イギリスが注目するなか、孤立無援となったアダムが最後に打った手は何か。父の汚名を晴らすというおまけまでつけて、ラストは痛快な決着を見せてくれる。

1966年という時代背景も面白いし、是非、映画で見てみたい傑作である。
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No.4:
(5pt)

ストレス解消にお奨め

いわゆるアーチャー節全開。ロシア対アメリカの領土賃貸条約を土台に話しを組み立ててあるが、いつものように他愛ないもの。それでも面白い。主人公の現実離れした人柄の良さが心地よい。
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No.3:
(3pt)

かつて、そこにあった危機

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No.2:
(5pt)

薄いけどおもしろい

Archerにしては薄めの本。日本語訳(たしか、「ロシア皇帝の密約」)も一冊だったし。でも、話は一級。グリシャムやシェルダンにはない語彙の難しさや固有名詞が、読後の満足感と達成感を引き立てます。
読むと賢くなったような気にもなるのも、Archerの本らしいところ。
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4102161082
No.1:
(5pt)

映画化も考えられる作品

旧ロシア皇帝所有の名画、"St. George and the Dragon"を取り巻く謎と陰謀に、主人公Adam Scott元大尉を絶望の淵に追いやる展開は圧巻です。ロシアのエージェントである、敵方Romanovとスイスの銀行との間の駆け引きや私的野望も加わり、最終的にはKGBを初めとするロシア、イギリスの国家機関、さらにはフランスなどヨーロッパ警察も介入し一大混乱を形成するところは、国際的小説家Jeffrey Archerの得意とするところを遺憾なく見せつけてくれます。終始アクティブで読者をぐいぐいと引っ張っていく展開は、できることなら一度は映画館のスクリーンで見てみたいものです。
ロシア皇帝の密約 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ロシア皇帝の密約 (新潮文庫)より
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