(短編集)
カタブツ
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星3.8(笑) 心の機微がよく描けている。 ちょっとおしいのは、マニアックというか、特に出だしが説明っぽくなりがちというところ。 短編だからと言うのもあると思うし、作者の傾向もあると思う。 この作者はファンタジーがメインらしい。Amazonのレビューを見ると評価は高いがとっつきにくい印象があるので、こういう普通の世界を舞台にした長編を読みたい。 (以前、ヤッシュクック・モは読んだけど、忘れた(笑)) | ||||
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沢村さんというと、「ヤン」から続く架空歴史冒険物(?)というイメージだったが、こういうものも書かれるのだな。守備範囲が広いというか。短編集だが、ちょいと変わった主人公たちに一々思い当たる節があり、「私ってカタブツ?」と、今さらながら改めて認識するのであった。人間観察眼の鋭さには、いつもながら脱帽。 余談だが、佐藤哲也、亜紀ご夫妻と交流がおありのようで、ぬいぐるみにあふれた佐藤家に足を踏み入れて動じなかった唯一の方だとか。懐の深いお方のようだ。 | ||||
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道徳の教科書として国連予算で67億印刷して全世界に配布すべき傑作。 地味に真面目に生きる庶民への応援歌であるが、 ハッピーエンドとは限らないのが、深い。 神も悪魔も存在しないので、 真面目に生きようと、悪に生きようと、 不運に遭遇する確率は同じだという、 科学的に正しい認識が素晴しい。 地味に真面目に生きていても、 運が悪いと不幸な人生になるが、 全人類を敵に回しても、 自分にやましいことがなければ、 堂々と力強く生きていけるのである。 最後の作品の樽見幹人がデラかっちょええ! 彼を主人公にした長編を読みたい。 派手で不真面目な人でも、 真面目を装う破目になった時の参考書として 本書は有効であろう。 心は形が作るもの。 偽善者を演じているうちに心が善になってしまう可能性もあるので、 善人の振りをしたい人も読んで下さい。 中国古典の名セリフもあるし、古代中国史の好きな人にも楽しめると思います。 沢村凛の志の高さと教養の深さに燃え萌えですぅ。 | ||||
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沢村凛さんの本は始めて読んだのですが、自然体の文章は好感がもてました。この本に収められている6篇ですが、無理して常軌を逸しているストーリーにし過ぎている感が否めません。扱う題材を「カタブツ」としている割には、不自然な人物設定が勿体無く思えました。私は、「駅で待つ人」(これもかなり有り得ない設定ではありますが)をソフトホラーとして、一番面白く読ませて頂きました。総評としては星二つ半って感じでしょうか? | ||||
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本書は6つの作品が収録された短編ミステリ。それぞれの主人公がカタブツで、そのカタブツさをうまくミステリに仕上げています。真面目で平凡ながら、その裏側の残虐性を現代的な作品としていますが、短編のせいなのか、物語が淡々としているように感じられた。それでも平凡な人間の裏側にスポットを当て、ミステリとしているところは読みごたえがありました。 | ||||
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