列島融解
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昨夜読了した濱嘉之『列島融解』(講談社文庫)はじつにリアルなフィクション^^; この作家の経歴から警察公安もののリアルさはよく伝わりますが前作『ハニートラップ』(同)他の作品を読むと防衛、経済、外交(国際)それぞれに深い知見を感じる。それ以上に抑制されときに激しい筆致の中に、静かで強い憂国の心情が見えます。 なんといっても、面白すぎます。 先日この作家さんの作品を12冊おとな買い。 ひだりまきの皆様には不評なんでしょうが、それを意に介せぬ姿勢が良い酔いです。 | ||||
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意欲作である。 日本の産業の根幹である電力を どうしたらいいのか。 主人公 小川は 電力会社の職員から 国会議員の政策秘書、そして 代議士となり、 一貫して エネルギー問題に取り組み スタッフを集め,信頼できる国会議員と勉強会をして、 電力に関する法案を策定して、日本を蘇生させようとする。 原発の可能性、代替えエネルギーの可能性を解明しようとする。 しかし,核燃料廃棄物に関する知見が殆どないことが 積み残しされた問題のように感じる。 シェールガス、メタンハイドレイド、太陽光、風力。 シェールガスの登場で エネルギーに関しては大きな変化が 生まれたようにも思える。 官僚上がりの藤原も代議士であるが、 そこには,明確なポリシーを持てないところに弱さがあった。 福島震災後に 中国の露骨な 技術のある中小企業狩り。 そして,その誘いに乗った 太田正治の 想いと技術。 微調整技術と言うもので、自爆し,復讐する。 中国という国のもつ 不純な 動機は どこから、くるのだろうか。 日本人は あまりにも警戒心がない。 民主党が総理をしていたことの描写が 実に,痛快でもある。 彼等は 小学生の生徒会のレベルでしかなかった。 ソフトバンクの会長が あまり信用できないことが この物語の中では 暴かれている。 中国が 社会主義国であるが故に、少数が多数を支配する。 そこから生まれる腐敗。 国民の知的レベルの向上と情報伝達の発達によって 桁違いの格差が生まれていることが明らかになり、 その反動が 起こることは 歴史が証明している。 と言い切る 著者の見識。 荒削りであるが、ホネがしっかりしている。 淡々としながら 語りたいことを のべている。 いままでの 公安情報官から 一歩踏み出した感がある。 | ||||
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以前に購入したのと同じのを注文してしまったので★二つ。 情けない。 | ||||
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東日本大震災後の日本のエネルギー問題をテーマにした作品を若き政治家小川正人から見たものである。 内容は多岐に渡り、原発の是非、新エネルギーとなりうるシェールガスの問題。 原発被災地福島の復興など。 これを見逃すことができない中国の暗躍。 ほとんどの政治家、官僚そして一般国民も少資源国として未来のエネルギのあり方を問う秀作だった。 一般文学通算1504作品目の感想。2015/09/09 18:05 | ||||
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人や主義主張、外国などに対する好き嫌いの感情がわりとあからさまに書かれている。同じ著者の他の本にもかかれているが、この本のは特に鼻につくので、面白い部分もかなりあるのだが、好き嫌いがわかれそう。情報や調査からみの部分はかなり面白い。永田町の生態は庶民の感覚とはかなり違うということがわかる。エネルギー関係の事件はかなりおもしろいが、政策提言はなんとなくピンとこなく、理解しにくく、ここで本を閉じてしまう人もいそうな感じ。主人公であり、上昇していく小川代議士とその周囲は生き生きとして書かれているが、それと対比されるはずの藤原代議士は人物像がはっきりしない。彼をもっと書き込み、二人のぶつかりあう場面を描いた方が物語は説得力があった気がする。小川代議士がとにかく一人勝ちすぎ、常勝すぎるのだ。一番生き生きとしておもしろかったのは福島から中国にわたる太田の物語と、内調の日比野の日々だった。それと、全体を通して警察、とくに公安がスーパーパワーみたいにみえるのも、なんだかなあ、という感じ。長い手であり、強いのはそうだと思うが、そこだけ突出して、というほど世間は単純ではない。ただ、他の書評を未定予測していたのよりはずっと面白かった。この著者によくあることだが、末節はとてもおもしろい事が多い。次回作に期待する。 | ||||
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