日本に初めて設立されたクライオニクス財団を舞台に、永遠の生を夢見る者たちを襲う炎と氷の殺人劇―。

爽快感200％、とってもキュートな青春小説！！ オカマと同棲して気楽な日々を過ごす「ぼく」のビデオ日記に残された映像とは……。

四十二歳。円熟の十手さばき 将軍様の鷹が殺された──。

夏樹ミステリーの円熟を示す傑作中篇集 夫殺しの嫌疑をかけられた妻のアリバイの鍵をにぎる「幻の男」とは誰か。

’60年代モスクワ。ソ連高官の裏金づくり・亡命に巻き込まれた日本人商社マンの逮捕。

楽園の島はよき月夜、双子の若者と親しくしたし、聞くにぞ憎き美人カメラマンの妻や待つ、たれ惚れたと殺意に満ちた凶暴な夫がいざ島へ。

復讐心がうみだす狂気を、法は裁くことができるか 主席裁判官とその後任が同様の手口で殺される。

私立探偵・橋本が受けたある依頼―。それは、2年前に突然引退した女優・白石由加里を捜すこと。

排気量2000ccの改造バイクを愛する売れない物書きのジョー。

すわ細菌兵器拡散か!?事件は極秘扱いとなり、CIA、FBIも現地に急行する。

ニューヨーク州ロングアイランドの東端、オリエント岬の沖合に浮かぶプラムアイランド。

望んでも産めない女。子供を奪われた女。

トンデモ精神科医伊良部登場!深夜のプールに忍び込みたいと思ったこと、ありませんか?水泳中毒、ケータイ中毒、持続勃起症…ヘンなビョーキの博覧会。

田舎町で凶行を重ねる“切り裂き魔”。犯人には犯行時の記憶がなく、自分が殺人鬼だと自覚していないという。

ほんとうに欲しいものは、なに?アスファルトの亀裂から噴きこぼれる、情熱と官能。

自らも博打で多額の借金に喘ぐ雑誌記者が探り当てた、カジノ合法化を巡る巨大な陰謀。

三年前、ふと働くのが嫌になって仕事を辞め、毎日酒を飲んでぶらぶらしていたら妻が家を出て行った。

自分が誰なのか確認するために、まわりのすべてを数え続ける少年・ヒロキ。

古美術でひと儲けをたくらむ男たちの騙しあいに容赦はない。

有美は26歳、文芸編集者。業界ではかけだしながら生真面目さと熱意で仕事は軌道にのりつつある。

アイドルになってみないか?元ヤクザにスカウトされ、時代の寵児となった美少女リン。

火星に憧れる高校生だったぼくは、現在は新聞社の科学部担当記者。

イスラム過激派がNY上空で民間機を撃墜。アメリカは即座に報復攻撃に出た。

敗戦後、信介は恐るべき陰謀を知る。占領軍が「忌むべき過去」を断ち切るべく、日本語のローマ字化を図っているのだ。

戦局いよいよ見通しのない昭和二十年春。

「腕を一本、芋の根元に埋めてくれ」大教団幹部の伯父から託された奇妙な遺言。謎の答えは遠い異国の大自然に埋もれていた。

2001年初夏、日韓A代表戦の前座として国立競技場で、スペインU‐17との親善試合が組まれた。

うらぶれたモーテルで黒人娼婦が絞殺される。

「いまはまだ…信さんのお荷物になりたくはないんです」義兄庄二郎に告げられた女占い師の見たては、「水雷屯」―万事多事多難とのことだった。

男やもめの宇野警部と女子大生・夕子の幽霊シリーズ第14弾。若くして自殺した作曲家が最後に遺した「呪われた曲」。

神の采配か悪魔の悪戯か、希代の殺人鬼と事件ライターを繋ぐ、血塗られた絆とは。

父と子の絆に熱い涙。サントリーミステリー大賞・読者賞ダブル受賞作 一度も会ったことのない息子が死の淵に──。

漆黒の車が闇を裂く。それを駆る不良少年ブライアンの脳中で自殺した友人の声が囁く。

アクセルを踏み込んで、母は結婚を口にした。外国帰りの男に、慎は気をゆるすが。

突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。

初老の勤め人の孤独と寂寥を描く唯一の現代小説『早春』。加えて時代小説の名品二篇と随想四篇。

西本刑事は婚約者と長島温泉に泊まった。翌朝、二人が借りたレンタカーが何者かに爆破され、ボーイが死亡する。

カメラマンの田村は、謎の失踪を遂げた恋人の行方を追う中で、一枚の写真を発見した。

女の中には『母』と『魔』が棲む、事件の底に潜む様々な『女』の貌。

男を振りかえらせずにおかない見事な女っぷり。

材木商伊勢屋忠兵衛からの度重なる申し出に心揺れる、深川芸者のお文。

家を焼かれたお文は芸者をやめ、伊三次の宿に転がり込んだ。

とある晩、安倍晴明の師・賀茂忠行の息子保憲が訪れ、晴明に厄介な一件を頼み込んだ。それは―。

ハイムには自分だけの「世界」があった。歪んだ性と暴力の気配に満ちた世界が。

織田信長、浅井長政らの屋敷に身分を偽って仕え、機をうかがう於蝶。

織田信長、浅井長政らの屋敷に身分を偽って仕え、機をうかがう於蝶。

尾張、清洲城下のはずれで、二十の於蝶は五月晴れのもとにのびやかな肢体をなげだしていた。

織田信長、浅井長政らの屋敷に侍して、機をうかがう於蝶の、六年前、どことなく少女めいた硬いふくらみに引きしまっていた肉体は、どこも成熟しつくしている。

緑豊かなニュータウンを騒然とさせた九歳の少女の殺人事件。

裁判官ソニーの母親は労働運動の先鋭的な闘士。エドガー議員の父親は南部の大農園主。

州上院議員エドガーの前妻ジューンが早朝のスラム街で銃殺された。容疑者は彼らの息子で保護観察官のナイル。

誤射されたミサイルがジャンボ旅客機を直撃した。

最後の核爆弾一基が見つからない!スペイン上空で核を搭載中の米軍機が炎上、墜落した。事実をひた隠して懸命の捜索を行う米軍。

こいつが全ヨーロッパを破滅させるキーなのか。

ノンフィクション作家・高嶺隆一郎は真犯人に直接インタビューする手法をとっていた。

警察でも裁判所でも、そして刑務所でも、自分の身元を一切明かさぬ謎の男。

写真家の君原文明、女優の真木昭子が殺された。部屋にはサクランボの枝と赤い実。

元KGBの殺し屋・ヴィクトルが日本に潜入した!標的は赤坂で勢力を伸ばすヤクザ組長。

両親、弟妹、祖父母に曾祖母。今時珍しい大家族に嫁いだ法子を待っていたのは、何不自由ない暮らしと温かい家族の歓待だった。

女子学生誘拐犯は精神を病んだ１６歳の少年なのか？　昆虫を愛する少年の無実を証明するため婦人警官サックスは捨て身の行動に出る

マンションという「社会」の中で孤立するエリートの共働き夫婦。彼らを次々と襲う災厄―オヤジ狩り、放火、そして誘拐事件。

警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下り先ポストに固執する大物OBの説得にあたる。

J・F・ケネディ―アメリカの夢。時代の暗部がこの男に群がった。

おれたちの夢は汚された―栄光を目指し、手ひどい裏切りを受けた三人の男。

ケネディの死、ヴェトナムの泥沼。発狂したアメリカの地獄を覗き見た三人の男の破滅と栄光。

ケネディの死、ヴェトナムの泥沼。発狂したアメリカの地獄を覗き見た三人の男の破滅と栄光。

首のない怪物、密室殺人、移動する死体。本格ミステリの醍醐味が凝縮された傑作。

首のない怪物、密室殺人、移動する死体。本格ミステリの醍醐味が凝縮された傑作。

ミステリーの限界を超えた新世紀の「罪と罰」!牧師の子に生まれ、神の愛を一途に求めた少年。

「動くな」。終電帰りに寄ったコンビニで遭遇したピストル強盗は、尻ポケットから赤ちゃんの玩具、ガラガラを落として去った。

ロマンチストの弟は「運命の女」がきっといると信じていた。リアリストの兄はそんな女がいるはずはないと思っていた。

希代の怪盗・日本左衛門。その二代目が諸処に出没！？　十兵衛は彼の行方を追いかける。

「一度だけ」と身を投げ出したおすずを信太郎はやさしく諭した。そのおすずが襲われ、自害して果てた。

追っ手の届かない闇先へ──。"逃がし屋"葛原に託された重要人物。

死体を鬼に見立てた連続殺人―。新聞各紙に“鬼”の署名がある犯行声明文が送られてきた。

憤怒―それを糧に、ボブは追う。別れた妻を惨殺し、娘を連れ去った残虐なカルト集団を。

長生きに異常な執念を燃やす島のオバァ、フジは、九十七歳の生年祝い「風車祭」を無事に迎えようと、家族や島人を混乱の渦に巻き込む。

あやしげな老紳士と就職浪人の青年が手を組んで、預金量第三位の大都市銀行をはめ殺す!知略の限りを尽くした「五週間戦争」の果てに待つものは…。

女子プロレス界きっての強者・火渡抄子。人は彼女を「ファイアボール」と呼ぶ。

命をもてあそばれてたまるか!老人たちの戦いがはじまった。不眠症の人々、チビでハゲの医者、そして真紅の王…。

姪の病気の報に、失踪した義弟を探す並木。その男は昔、同じ女を愛した親友でもあった。

電車の中で突然、高価な花束を渡してきた、見知らぬ年下の男の真意は? からみあう愛と憎悪、そして物語はめくるめく結末へ…。

渋谷を根城にファイトパーティーを主宰し、トップにのし上がったストリートギャング雅。

やり手検事が妻殺しで起訴された。法にたずさわるものが翻弄される無罪と無実のはざま。

不眠症に苦しむ老人ラルフが朦朧とした中で見た不気味な医者。それを前兆に、邪悪な何かが迫り来る―街を憎悪の色で染めながら。

明治十二年、今をときめく政商・藤田伝三郎に突然襲いかかった贋札作りの疑惑!時の明治政府を震撼させた藤田組贋札事件の真相とは。

深夜のコンビニでレジ係の青年が射殺された。犯行の直前、犯人は青年の名前と年齢を尋ねていた。

次郎、17歳。吉祥寺で週二回、ギターを習うだけが日課の毎日。

お役目とはいえ、今日も“八州廻り”の桑山十兵衛は関八州を駆け巡る。尽きることのない悪党、難事件…。

「私が殺されたら、犯人は倉田さんよ」そう友人に言い残して死んだ愛美。

院長はソファで息絶えていた。テーブルにはブランデーボトルとグラス。

「今朝起きたらひどく頭が痛んだ。

昭和14年、上流家庭の人妻と平凡なサラリーマンが恋に落ちた。

二十年前の「事件」を暴く脅迫状を受け取った一カ月後、院長は心室細動を起こし急死した。

父を知らず、調教師の祖父に育てられ、新人騎手として修業を積む高志。

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。

不倫でもないのに秘密の匂いがする。愛を信じられない男と女。

14年前、レイプ暴行をうけ、生死の境をさまよった―そんな過去を抱えながらも、シアは平穏に暮らしていた。

私立探偵・茜沢は死期迫る老人から、昔生き別れになった息子を探し出すように依頼される。

社内恋愛に破れ憂鬱な毎日を送る秋穂は、宝石店に忘れられた指輪を持ち帰った夜、レイプされてしまう。