月ノ浦惣庄公事置書
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課題学習で近江を題材にした小説を読まなければならなくて、探していた所、見つけましたAmazonで! 遠くの図書館よりスマホでAmazon!ですよね~♪ | ||||
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「公事置書」となっているが、大仰な係争と経過の記録ではない。 琵琶湖北端、月ノ浦、高浦という村の間に存する田畑の所有権帰属の争いを軸として、村民、 土倉(金貸し)、悪代官、狡知な山門(比叡山)、奉行が絡み、駆け引きが繰り広げられる。 構成が分かり易く、内容は深くない、人物像も把握しやすい。 | ||||
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今は、自動車で行ける道路がついているが、遠い昔は、船でしか行けなかった、陸の孤島、菅浦が、話の舞台の様だ。ここに残って、伝えられて来た、長持の中の膨大な古文書の中にある事件のようだ。まだ、100ページも読んでいないが、吸い込まれてしまいました。この訴訟に、菅浦は、100貫、1000万円使った様だ。死人も出た。大浦が、相手方らしい。賤ヶ岳が、そのまま、海に沈み込み、水田の出来る、平地など、全く無い、岬の集落であるようだ。127ページ、加地子50石50貫文とは、石は、容積の単位であり、貫は、お金の単位ではなく、この場合は、重量の単位である様に、思います。単位が食い違っています。調べてみます。127ページ、米1石は、3俵である。1俵は、3斗3升3合ほどか。174ぺーじ、比叡山の坊主は、手数料として、、40貫、400万円取り、坂本の土倉は、40貫、貸して、月4貫の利子、1年で、利子だけで、48貫、元金を超える。恐ろしい時代である。 | ||||
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親に捨てられた河原の浮浪児が見込まれて土倉へ丁稚奉公、持ち前の才覚で手代に出世、そこへ生まれ故郷近江の月ノ浦惣庄と対立関係にある高浦惣庄の代官職を借金のかたに手に入れ村へ乗り込み年貢を搾り取り、隣村の月ノ浦惣庄へも何かと因縁をつけて・・・最期が哀しすぎたけれどとても素晴らしい構成で読み応えがありました。 | ||||
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中世という謎に満ちた時代を舞台に、力強く生き抜く農民を描いた佳作です。 この本を読んで日本人について「農耕民族」という乱暴なくくりをしたがる人たちのことを思い出してしまったのですが、暮らしを守るために時に刀を握って隣村と争い、賄賂をばらまき、口八丁で年貢をごまかし、となかなかどうして農耕民族日本人もしたたかで強烈です。 いつの世も、生き抜くために人々は必死で、一難去ってはまた一難。やーれやれ、と思いながらも何とかやっていく私たちの現実に、「まあまあ、そんなもんよ。覚悟を決めようや」と言ってくれるような、そんな軽やかさと同時に土のにおいを放つ異色の小説でした。 分かりやすい爽快さはありませんが、明日も生きてやろうという意欲が自分にもあることを確認したい方にお勧めします。 | ||||
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