津軽の髭殿



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初公開日(参考)2023年06月
分類

長編小説

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津軽の髭殿

2023年06月21日 津軽の髭殿

元祖・旗印「卍」の凄い奴! 憎みきれない不良大名・津軽為信の疲れ知らずな人生! 豊かで美しい本州最北の地・津軽に生まれた餓鬼大将・弥四郎(後の津軽為信こと右京亮)。 津軽を足がかりにしてのし上がり、天下に覇を唱えんと、攻城、謀略、先手必勝と、仲間と共にあらゆる手管を用い彼は版図を広げていく。 しかしその頃中央では、豊臣秀吉が圧倒的な力で各地の大名をねじ伏せ始めていた……。 北陸奥の勢力地図を一代で塗り替え、地元で今も「髭殿」と愛され続ける津軽為信。 想像の斜め上を行く手法でのし上がっていく男を愛敬たっぷりに描く歴史小説(「BOOK」データベースより)




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津軽の髭殿の総合評価:9.00/10点レビュー 2件。-ランク


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No.2:
(4pt)

一本調子なのが不満

これまで、短編の主役としては2回、「三成の不思議なる条々」にサブキャラとして登場していた津軽右京之介の一代記です。
津軽一国どころか、全国制覇まで夢見る野望の男が、かなり卑怯な手段を用いて、津軽地方を切り取る前半が良かったです。
右京之介に迷いとか悩みがないのが不満でした。岩井三四の小説の中では、斎藤道三が私は好きなので。
津軽の髭殿Amazon書評・レビュー:津軽の髭殿より
4334915345
No.1:
(5pt)

パワフルでユニーク。北奥から天下を望んだ風雲児の生涯。

長編「三成の不思議なる条々」では物語の最後に登場。また「婿どのの野望」という短編も以前発表されていて、著者にとってそれなりの思い入れのある人物なのかもしれません。その津軽為信をついに真っ正面から取り上げた力作です。

前半は暗殺不意打ち側室あさりと何でもござれの、いかにも成り上がり者らしい武将です。今時の歴史物にありがちな、民のためやら戦なき世のためにというような、似非ヒューマニズムに毒された表現は一切なし。自らの野望実現のために邁進するさまが小気味良い。

それが秀吉の世になった途端に豹変します。上に絶対支配者のいる息苦しさに喘ぎながらも必死に政界を遊泳するのですが、そのさまが田舎臭くて、妙に愛嬌がありますね。荒くれ武将たちが天下人の顔色を気にせねばならなくなった戦国末期の様子をよく伝えています。

最後の側室あさりに失敗し、それが様々な形で人心に悪影響を与えてしまいます。それに対する自らの命を懸けた「処置」も色と欲に生きたこの北奥の武将らしいものです。井筒啓之氏の表紙画も為信の野性味と飄逸味をよく表現しています。
津軽の髭殿Amazon書評・レビュー:津軽の髭殿より
4334915345



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