早春 その他



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    初公開日(参考)2002年02月
    分類

    長編小説

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    早春 その他 (文春文庫)

    2002年02月08日 早春 その他 (文春文庫)

    初老の勤め人の孤独と寂寥を描く唯一の現代小説『早春』。加えて時代小説の名品二篇と随想四篇。作家晩年の心境を伝える透明な文章!(「BOOK」データベースより)




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    No.5:
    (5pt)

    きれいでした

    近くの本屋さんになかったがすぐ届いてありがたい
    早春 その他 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:早春 その他 (文春文庫)より
    4167192357
    No.4:
    (5pt)

    初の「現代物?」 これを時代物で読みたかったー

    ■時代小説2編
    ■現代小説1編
    ■エッセイ4編

    藤沢周平さんが晩年に書いた作品。この3年後に亡くなっている。
    「時代物」2編は今まで同様納得の作品。
    特に「野菊守り」は、哀愁漂う老人の背中を、ついつい後押ししちゃいたくなりました。
    今ではまったく錆び付いた年寄りの腕でも、昔はいっとき知れた剣士。その老人に大役が回ってきた。さて、昔の腕はいかなるものか・・・読み応えあります。

    また、藤沢周平さんの「現代小説」、初めて読みました。
    この「現代もの」が特別悪いわけじゃないけど、このストーリーをそのまま時代小説で読みたいと感じました。その方がしみじみくると感じるのはどうしてでしょう?何か不思議な感じを受けました。やはり時代物のほうがいいですよ、藤沢作品は。

    このエッセイ4編のうちの「小説の中の事実」は、先に読み終わった「白き瓶」長塚節の話しが特に印象的でした。わたしはこの「長塚 節」がいかなる人なのか解からない為非常に興味を持ち、この本を途中にしてまでも、この「白き瓶」を購入し即読み始めた程でした。それほどこの小説に対する藤沢周平の入れ込みようがこのエッセイから伝わってきたのです。
    その他、エッセイは「へー、そうなんだー」と、藤沢周平の幼少の頃、故郷のこと等々いろいろ知ることが出来ました。しかし、小学生の頃から学校も行かずに大人の本を普通に読んでいたとは、さすがに次元が違うなーと感心しました。
    早春 その他 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:早春 その他 (文春文庫)より
    4167192357
    No.3:
    (3pt)

    時代物の方は、☆4つです

    珍しい、藤沢周平の現代小説「早春」に、時代物二つとエッセイからなる薄い本です。

    解説の桶谷秀昭がはっきりのべているように、現代小説の「早春」それ自体は、凡作だと思う。悪い話しではないが、正直藤沢周平の時代物、ここに収められている二作に比べても、取り立てて言うような話ではない。

    ただ、それと知らずに読めば、何とも言えないペーソスのある、それなりの秀作と言うかもしれない。おいおい、すぐ前に凡作と言ったではないかと言うが、それは藤沢周平の時代物の放つ光に比べて、凡作と言わざるを得ない、と言う意味であって、この作品それ自体はもちろん、面白いものではあると言うこと。

    と言うことで、他に収められている二つの短い時代物と、作品作りの背景、こだわりに関するエッセイの面白さをかって、これはこれとして藤沢フアンとしても、カイであることは事実です。
    早春 その他 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:早春 その他 (文春文庫)より
    4167192357
    No.2:
    (3pt)

    藤沢さんが現代のサラリーマンを描くと身につまされちゃって・・・

    三つの小説と4つのエッセイを収録した文庫本。
     藤沢周平という時代小説の名手が現代小説を書いていた、と驚いて三つ目に置かれた小説を読んでみた。そして、あまりにも身近すぎて、その哀しさが身につまされて、やっぱり、時代物がいい、と私は思う。
    早春 その他 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:早春 その他 (文春文庫)より
    4167192357
    No.1:
    (5pt)

    『早春』は傑作。

    表題作は作者唯一の現代小説である。解説者桶谷秀昭は言う。「現代小説としては凡作」しかし「(時代小説が)生まれる原因を暗示している」ほんとうに凡作だろうか、私は傑作だと思う。妻は早く死別し、本人は窓際族に追いやられ、娘はかってに妻子ある男と恋愛し、相手の離婚を待って結婚しようとしている。仕事に対するむなしさや娘の幸せを思う初老の男の「気持ち」の持って行き場の無さをここまで丁寧に描いている作品が今まであったろうか。「気持ち」の伝わらない悲しみを藤沢周平はまるで新人に返ったように新しい表現で書こうとしている。「二十を過ぎるころから、娘は概ね父親の理解を超えた存在になる。隠しポケットをいっぱい持ち、必要があれば姿を消してしまうマントまで持つ人間に変わってしまう。」時代小説では決して書きえない表現である。但し解説者がいっていた「時代小説が生まれる原因」という指摘は当たっていると思う。特に亡き妻を想う主人公の気持ちはほとんど藤沢自身のそれであろう。「ほっそりしてて埴輪のような眼を持つ民子の顔を、何物にもかえがたい宝石をすくうように両手ではさんだ日のことを岡村は思い出していた。」なくなった「早春の日々」への痛いほどへの想いが伝わってくる。
    早春 その他 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:早春 その他 (文春文庫)より
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