(短編集)
たそがれ清兵衛
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良いです | ||||
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見た目や言動から周りから蔭で小馬鹿にするような「あだ名」で呼ばれ侮られている侍たちを主人公に、その「あだ名」をタイトルにした短編8編。 いずれの侍も、実はいずれも剣術の達人で、結局のところ剣術の力で課題を解決する、という点で共通していることから、ワンパターンと言われればそのとおりなのですが、それでも読み進めていくと「ああ、またか」との気持ちにはならず、逆にそれが心地よいというか飽きがこないというか何かじわじわと伝わってくる温かみというのでしょうか、そこはやはり藤沢周平の「読ませる」筆力なのでしょうね。 堅苦しくなく読みやすい文体でありながら軽くなりすぎず味わいある文体で、だからこそ次の作品を読みたくなってくる。 本作は私にとって、「初」藤沢周平作品でしたが、次は長編作品も読んでみたい、そう思わせる文体です。 ふと、本作を現代に置き換えてみるとどうなるんだろうと想像してみました。 会社の中で回りが忙しそうにしていても5時チンでささっと帰宅する「たそがれ社員」、なんとなく頼りない顔つきの「うらなり社員」、上役に対して媚びへつらう「ごますり社員」、元管理職員だったが定年でヒラ社員として再任用中の「ど忘れ社員」、極端に無口でコミュニケーションがとりにくい「だんまり社員」、ああ忙しい忙しいと文句ばかり言っている「かが泣き社員」、もめごとからは距離を取ろうとする「日和見社員」、身なりに気を使わない「祝い人(ほいと)社員」 彼らがそのようにあだ名で呼ばれるには、周りを気にせず我が道をゆく者を理解できず無意識のうちにはじき出そうとし、小馬鹿にする面があるのですが、それは我々が人の良い面よりも、異質な点にばかり目が向いてしまっており、実は彼らなりの理由があり、裏に隠れた「強み」をそれぞれが持っていることに気づいていない、そして、それが何かの機会に表に現れてくる、そういう風にとらえることもできるかもしれません。 人は見かけで判断せず、その人の「強み」を引き出し組織に還元させることが大切だと言えそうです。 | ||||
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状態はきれいで、申し分ありません。 | ||||
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前から欲しかった、程度の良い本が購入出来、本当に感謝しております。 | ||||
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この小説を読み、映画「たそがれ清兵衛」が脳裏に蘇りました。短編集ですがそれぞれ良い味を出しています。 | ||||
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