雪明かり
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粒ぞろいの短編集。 武家物4篇と市井物4篇がバランス良く配置され、藤沢作品を初めて読む方にもお薦めです。 端正な文章。活き活きとした会話。鮮やかな展開。それらを作者の低く透徹した視線が支えています。 「恐喝」の小気味良い幕開けから「雪明かり」の微かな希望まで、別格の読書時間が味わえます。 20代に出会えて良かった。 そして、再読する度に魅了される1冊です。 | ||||
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良い。静かに読ませる。 | ||||
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小説を読まなくなった、正しくは読めなくなったのはいつ頃からだろう。もうウン十年にもなる。 理由は分かっていて 狙いどころの見え透いた安っぽい「作り話」を幾つか読んでバカバカしいと思った事と、それ以上に「作り話に感動してしまう」という事はそもそもヘンなのではないか?というかねてからの思いが段々と大きくなってしまった事である。(それを言いだしたら切りが無いのだけれど。) それでも思い出したように藤沢周平の特に市井モノと呼ばれる短編は読む、正しく言うと読むことが出来る。 文章の品位、簡潔さ、情景描写の見事さ、ストーリーとしての面白さと真実味。読後多くの人が感じるように 矜持、哀切。市井の人々の生きるという事の切なさ。所詮「作り話」である小説というものが「作り話」を超えて人の心を打つ。 そして 「失われた時代」に思いを馳せる。昔は良かったーーーと。 昔は良かった?―いや そうでは無いのだろう。人間は過去を常に美しいと思うように出来ているからだ。 自分の好きな伊東静雄の詩の中に 「帰郷者」というのがある。その後半: *************************** 美しい故郷はそれが彼らの実に空しい宿題である事を 無数な古来の詩の賛美が証明する 嘗てこの自然の中でそれと同じく美しく住民が生きたと 私は信じ得ない ただ 多くの不幸と辛苦ののちに 晏如として彼らの皆が あそこで一基の墓となっているのが 私を慰めいくらか幸福にしたのである *********************** 昔が良かったのではない、失われたものは美しい装いを纏って我々を魅了するという事なのだろう。藤沢周平の美しい物語を読むといつもこの詩を思い出す。 ・ | ||||
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全て短編構成なので読み易いです。 私は更に好きな場面を短い朗読に使っています。 情景の描写が優れています。 | ||||
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血のつながらない妹との深い絆。俺でも主人公と同じように行動する。その他短編、どれをとってもおもしろい。時代小説家として、格が違う。 | ||||
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