子盗り



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初公開日(参考)2002年05月
分類

長編小説

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子盗り (文春文庫)

2005年05月01日 子盗り (文春文庫)

京都の旧家に嫁いだ榊原美津子は子供に恵まれない。親戚筋から養子を迎えるよう迫られ、妊娠していると言ってしまった美津子は、夫とともに産婦人科病院から新生児を奪おうとして、看護師・辻村潤子に咎められる。その後まもなく赤ん坊を抱いて祝福される夫婦の姿が…。第19回サントリーミステリー大賞・読者賞ダブル受賞作。 (「BOOK」データベースより)




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子盗りの総合評価:7.00/10点レビュー 10件。Cランク


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No.10:
(3pt)

子盗りの結末は哀しさの中にも温かさを感じる。

題名に惹かれて手にした。まさに子盗り。結末は哀しくもあり、切なくもあり、でもどこか慈愛に満ちた仕上がり。所々の背景説明が、長々としてはいたが、ストーリーは斬新。次回作も読んでみたい。
子盗りAmazon書評・レビュー:子盗りより
4163209603
No.9:
(3pt)

一部共感できないキャラ

ストーリーは面白くて一気に読み終えましたが、主人公を脅迫する
二人がありえないキャラで不自然な感じがして残念でした。
子盗りAmazon書評・レビュー:子盗りより
4163209603
No.8:
(4pt)

すぐれた心理サスペンス

海月ルイさん『子盗り』(ことりと読むのです)は、第19回(2002年)サントリーミステリ大賞と読者賞を受賞した。

あらすじを軽く目を通した段階で、さしたる期待をしていなかったのだけれど、さすがダブル受賞作である。心理サスペンスとして、とても良くできた作品なのだ。こういう作品は、文章の上手さがあってこそ、面白さが際立つのだなと実感した次第。

京都の旧家に嫁いだ美津子は、なかなか子宝に恵まれない。夫 陽介の献身的な協力や、不妊治療も成果が出ずにいた。10余年子をなせない状況から、親戚筋からは養子をもらえという声があがり始めている。榊原家を絶やすなと。その声に後押しされるように、姑のクニ代は苛立ちをあらわにし、美津子に冷たい目を向けるのだった ・・・

美津子とその周辺のささくれ立ってくるような心情が、じりじりするように伝わってくる。精神を崩壊するまでに追い詰められる美津子。美津子は、妊娠を偽り、産科から新生児を盗むことを決意する。なすすべもなく陽介は美津子に従うしかない。

ここまで読むと新生児の強奪事件を扱っているだけなのだが、本作品は違う。

看護婦 辻村潤子の登場から、本作品が、女性たちの妄念のものがたりであることがわかるのだ。潤子は、新生児を盗もうとした美津子らを見咎めるのだが、自身の不幸な結婚生活を思い起こし、二人に子を授けようとする。脅かされ自宅でヤミの中絶手術を続けていた潤子が、目をつけたのは、妊娠後期に入った自堕落な女性 関口ひとみ。潤子は、中絶を希望していたひとみの子をとりあげ、美津子夫妻へ引渡してしまう。

子をなし、穏やかな生活を始める美津子たち。ところが、ひとみは突然母性に目覚め、美津子夫婦に執拗につきまとうようになるのだった ・・・

美津子、潤子、ひとみ それぞれの母性が、怨念のようにうずまき、痛々しくも悲しいものがたりを形成していく。女性作者だからこその心理描写なんだろう。男の私からすると、怖気をふるってしまうぐらいに鬼気迫るものがある。縦糸横糸をがっちり絡めて、キャラクターに厚みを出しているところがいい。

ストーリーは、ひとみ、そしてその共謀者の死から事件性を帯びてくる。殺人事件を扱ったミステリとしても意外な犯人の登場で面白くはあるのだが、謎解きよりも、やはりすぐれた心理サスペンスとして評価したい。
子盗り (文春文庫)Amazon書評・レビュー:子盗り (文春文庫)より
416769901X
No.7:
(5pt)

読みだしたら、もう止められない!

とにかく面白い、の一言に尽きます。トリックや謎解きにうんざりしている方には、
ぜひ読んでいただきたい。何も特別な謎解きはありません。でも、それを凌駕する
ストーリー展開で、最後まで引っ張っていってくれます。
一読をお勧めします。3人の女性の人物描写が素晴らしい。
子盗りAmazon書評・レビュー:子盗りより
4163209603
No.6:
(3pt)

普通の展開で驚きがなかった

前半部分は屋敷の本家と分家の話が中心で、いろいろな名前が出てくる割に説明が少ないため誰が何なのかよく分からなかった。中盤から後半にかけては子供を手に入れた経緯、協力した女性の過去、そして子供を盗られた女性の嫉妬、復讐などおもしろかったが、強請=殺人というのが明確すぎて驚きがなかった。
子盗り (文春文庫)Amazon書評・レビュー:子盗り (文春文庫)より
416769901X



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