ベリィ・タルト
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ベリィ・タルトの総合評価:
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あるアイドル(自分はこのアイドルのファンである)が「この本が好きだ」と言っていたため、読んでみた。 まずまず面白い台詞も散見されるが、全体としては紋切り型で凡庸な作品と思った。 結末も今ひとつ。 架空の物語が現実よりも真実を提示し、現実社会の可能性の中心を射抜く、という小説の醍醐味はなかった。 まあ、作者もドストエフスキーではないわけだし、こんなものか、という気もします。 わざわざ小説でみせてもらわなくても、想像できる範囲の平板な物語だった。 これなら虚実ないまぜのアイドルのブログを読む方がスリリングなのでは・・・。 | ||||
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前半はゆっくりしたテンポで後半の盛り上がり方がすごく良い、内容も想像してたのを良い意味で裏切ってくれた、登場人物のキャラもたっていて、いるよなーこういう考えの人、という凡人からから、キレる人までさまざま。ヒキタクニオ作品に多いオカマもでてきます。 伏線の張り方がとてもよく、ラストで意外な形ででてきます。ヒキタクニオワールドが満載の一冊です。 | ||||
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アイドルはストロベリーショートケーキじゃぁない アイドルは固く焼き上げたパイ生地の中に ねっとりと流し込まれたカスタードクリームの海に 身を沈めかけたベリィなんだ この思いが詰まった痛快薀蓄(うんちく)小説 17歳のリン 元侠客のプロダクション社長関永 個性的な人物が私の中で映像に変わって行く 映像には収まりきれそうにない個性とこだわり 後半にきて先を早く読みたくなるが あぁ読んだら終わっちゃう・・・という寂寥感 でも・・・読み続けてしまったあとのさわやかさ 続きが読めたらなぁ | ||||
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この人の作品は初めて。”凶気の桜”の人らしいですが、読んでなかったので。で、この本ですが、かなり好み。アイドル、ヤクザ、ゲイ、それぞれのキャラがイイ。脇役に存在感があって、退屈しない。あと、台詞が気が利いていて面白い。細かい薀蓄が説明臭くなくて、自然なのもイイ。花村蔓月を最初に読んだ時と似た感触があった。他の作品も読みたくなった。 | ||||
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ベリィ・タルト」は芸能界とアイドルをテーマに2002年に書かれた。 美容師の鋏を研いで細々と生活費を稼いでいる美少女リンは、神宮の花火の日に元ヤクザで芸能プロを経営する関永と出会う。 関永にスカウトされ、生来の勘のよさと美貌で売れていくリンだが、そこに大金の匂いを嗅ぎ取った大手芸能プロによる引き抜きの魔の手が伸びる。 というお話。 裏社会の人間によるせめぎ合いも面白いのだが、ヒキタ作品の魅力は、やはりディテールにある訳で、個性的で味がある登場人物に惹かれてしまう。 背いっぱいに紋紋をしょった元ヤクザの関永。 その父でオカマの美容師・仁。 刑務所暮らしで何かをあきらめた関永の部下小松崎。 などなど。 これだけの長さを一気に読ませるテンポの良さはナイス。 | ||||
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