ウドブノ 裏原宿・神宮前情報社
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
ウドブノ 裏原宿・神宮前情報社の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まず、帯を見て、野良猫を擬人化した作品だと思った自分が悪かったです。なにせ筆者には冷蔵庫を擬人化した作品まであるものですから。 お話としては、三つ巴のお宝争奪戦で、まったく飽きなかったのですが、デブと野良猫が偶然お知り合いになるという安直さが少し気になりました。そして、最後のどんでん返しですが、おそらくヒッチコックの映画を見た世代には、結構早く予想できたと思います。 何十年も小説を読み続けていると、なかなか驚嘆するような物語に出会えなくなってしまって、最近はノンフィクションに傾きがちです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作品の多くはトリッキーな部分もあるが写実的な描写を主体とするヒキタ氏。本作の飲めば願いが叶うウドブノという、かなり現実離れした超変化球のアイテムがヒキタ氏の作風にどう融合するか期待しながら読んだ。やはり一筋縄ではない展開が待ち受けており、ウドブノの落とし所も上手い。グルメでデブだが元刑事の経歴を持つ“裏絵図師”、津屋崎をはじめ、登場人物のキャラ設定も各場面で活かされていて面白い。「狸と狐の化かし合い」とでもいうか、お互いの心理を読み合う展開にハラハラさせられる。 ただ、若干物足らないのは津屋崎の描く絵図(策略を張り巡らすという意味)がそれほど驚きではないことだ。どちらかというと、津屋崎はグルメでデブが強調されているようにも感じるし、策略面ではノアの工学的なキャラが勝っているようにも感じた。裏絵図師ならもっと凝った絵図を描いて欲しかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ウドブノという謎の飲料を巡り、女探偵たちと元刑事で絵図師の津屋崎が、冷酷無比な経済ヤクザの白瀬たちとしのぎを削る。全てにおいて圧倒的に不利な状況の中、ウブドノを盾に白瀬たちを出し抜こうとする闘いは読み応え十分。 津屋崎の頭脳やノアの技術、アンナの度胸が上手く融合し互角に渡り合うが、徐々に白瀬たちに精神・心理的に追い詰められる様は、なかなかスリリングで、そんな中、優位に立つ白瀬側にもそれぞれの立場に葛藤があり最後まで話が縺れに縺れ、単なる争奪戦に終わらない展開は目が離せません。 そもそもの事の始まりにはやや引っ掛りを感じますが、ウドブノの意味もしっかりと練られており、登場人物も魅力的ですので続編が読みたいと思わせます。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|