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ベリィ・タルト
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ベリィ・タルトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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あるアイドル(自分はこのアイドルのファンである)が「この本が好きだ」と言っていたため、読んでみた。 まずまず面白い台詞も散見されるが、全体としては紋切り型で凡庸な作品と思った。 結末も今ひとつ。 架空の物語が現実よりも真実を提示し、現実社会の可能性の中心を射抜く、という小説の醍醐味はなかった。 まあ、作者もドストエフスキーではないわけだし、こんなものか、という気もします。 わざわざ小説でみせてもらわなくても、想像できる範囲の平板な物語だった。 これなら虚実ないまぜのアイドルのブログを読む方がスリリングなのでは・・・。 | ||||
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前半はゆっくりしたテンポで後半の盛り上がり方がすごく良い、内容も想像してたのを良い意味で裏切ってくれた、登場人物のキャラもたっていて、いるよなーこういう考えの人、という凡人からから、キレる人までさまざま。ヒキタクニオ作品に多いオカマもでてきます。 伏線の張り方がとてもよく、ラストで意外な形ででてきます。ヒキタクニオワールドが満載の一冊です。 | ||||
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アイドルはストロベリーショートケーキじゃぁない アイドルは固く焼き上げたパイ生地の中に ねっとりと流し込まれたカスタードクリームの海に 身を沈めかけたベリィなんだ この思いが詰まった痛快薀蓄(うんちく)小説 17歳のリン 元侠客のプロダクション社長関永 個性的な人物が私の中で映像に変わって行く 映像には収まりきれそうにない個性とこだわり 後半にきて先を早く読みたくなるが あぁ読んだら終わっちゃう・・・という寂寥感 でも・・・読み続けてしまったあとのさわやかさ 続きが読めたらなぁ | ||||
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この人の作品は初めて。”凶気の桜”の人らしいですが、読んでなかったので。で、この本ですが、かなり好み。アイドル、ヤクザ、ゲイ、それぞれのキャラがイイ。脇役に存在感があって、退屈しない。あと、台詞が気が利いていて面白い。細かい薀蓄が説明臭くなくて、自然なのもイイ。花村蔓月を最初に読んだ時と似た感触があった。他の作品も読みたくなった。 | ||||
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ベリィ・タルト」は芸能界とアイドルをテーマに2002年に書かれた。 美容師の鋏を研いで細々と生活費を稼いでいる美少女リンは、神宮の花火の日に元ヤクザで芸能プロを経営する関永と出会う。 関永にスカウトされ、生来の勘のよさと美貌で売れていくリンだが、そこに大金の匂いを嗅ぎ取った大手芸能プロによる引き抜きの魔の手が伸びる。 というお話。 裏社会の人間によるせめぎ合いも面白いのだが、ヒキタ作品の魅力は、やはりディテールにある訳で、個性的で味がある登場人物に惹かれてしまう。 背いっぱいに紋紋をしょった元ヤクザの関永。 その父でオカマの美容師・仁。 刑務所暮らしで何かをあきらめた関永の部下小松崎。 などなど。 これだけの長さを一気に読ませるテンポの良さはナイス。 | ||||
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野良猫のような少女リンは、元ヤクザで芸能プロ社長の関永と出会い、アイドルを目指す。人気が上昇し始めた矢先、大手プロからの強引な移籍話が浮上する。書き下ろしの長編にも関わらず、短編小説のように一気に読むことができる。化粧や運動や酒についてとにかくウンチクが多く、それもまた飽きない。実際の芸能界でこんなヤクザな世界が繰り広げられているのか!?と思う程、壮絶なリン争奪戦はドキドキする。 | ||||
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ある日、見知らぬ少女が話しかけてくる。一見すると他の同年代の若者となんら変わりは無い。しかし、その目に力があった。野良猫のような目・・・男は言った「アイドルになってみないか?」というよう風に始まる本作品。某脚本家が「アイドルは魅せるということを知っていて、そのための努力を惜しまない」と言っていたのを思い出した。リンはまっすぐにアイドルになるために進んでいく。そして時代が動いていく。しかし、周りの大人たちはリンを算盤で計算する。そして事件に巻き込まれる・・・。物語としても読ませるところはありますが、何と言ってもこの本で一番感銘を受けたのは芸能人、アイドルになるための厳しさと言うことです。どこまで徹底している人がいるのかは分かりませんが・・・。一日数時間にもなる運動、食事制限etc・・・凝縮するほど光り輝くという言葉を確かに重く感じました。 | ||||
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ひょんなことからトップアイドルになった少女。 作品では、まずアイドルになるまでの過程を描きます。 過程を見せることで、読者が自然に少女のファンになり、 思い入れを持ちます。そして、感情移入が完了したところで 急激に有名になり、金のなる木に変わった少女を巡る争奪戦へと 物語は展開していきます。ありがちな話ではありますし、ちょっとついていけない部分も無いではないのですが… 登場人物の魅力の前には、全てに目を瞑ろうと思えるほど。 | ||||
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くぼづか「スキンヘッド」ようすけ氏が主演するというんで話題の『凶気の桜』を読んで面白かったので同じ作者の新作であるこっちも読んでみました。なんかこれも映画化されそうな感じ。『凶気の桜』にも流れてたアングラっぽい雰囲気と、同じくくぼづか君が主演して去年流行った『GO』に通じるような疾走感が文章全体にあって、文学的にどうだとか難しいことはよくわかんないけど楽しめます。ベリィ・タルトの意味ってのもなかなか面白かったなー。 リンちゃん、実際にいたらどんな感じのアイドルになるんだろう? | ||||
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