テキサス・ナイトランナーズ
- ノワール (113)
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テキサス・ナイトランナーズの総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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凶暴で極悪人の少年たちが疾走する。なぜかこの極悪人どもに惹かれてしまうのはどうして?この疾走感がたまらなくカッコいいです。この少年達と対照的に追われる側の夫婦は、現代人の軟弱さを象徴しています。幸せだったインテリ夫婦は、法も秩序も無い原始的な土俵へ引きずり込まれると、なんと無力なことでしょう。この現代人を象徴する夫婦が、少年たちの力強さを際立たせているのです。ミステリーというよりホラーですが、MWA賞をとった「ボトムズ」よりこちらのほうが好きです。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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サスペンスの体裁を取っているけど、あのハチャメチャSFに似通った悪の主人公が疾走する物語となっています。 馳星周の解説がすべてを言い表しています。 これで、入手できたランズデールはすべて読んでしまいました。 ボトムズ、ダークライン、サンセットヒート、ハップとレナードシリーズにはやられてしまいました。 絶版になるのは読者が悪いのか出版社の努力不足なのかわかりませんが、この作家がなぜ日本で今一つ知名度が低いのかわかりかねます。 翻訳本が出ないなら、辞書を片手に原書でも読むか・・・。 | ||||
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カバーの写真が秀逸です。いかにも“狂気”と“凶暴”を暗示させます。 しかし物語は、クライムノベル好きな私には肩透かしでした。“血”と“暴力”に 駆り立てられる狂気の爆発に理由と背景がない。これでは理解しがたい。 しかも最終場面をむかえてはサイコ・スリラーに行き着いてしまう。 ただし、狂気に支配される若者たちを理屈抜きに楽しむという一点だけでは 面白いかもしれません。 | ||||
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ブライアンとクライドっていう少年ふたりが出会って、ものすごい負のエネルギーを伴って、渦巻いて駆け抜ける。みたいな。 若さと凶悪さが真っ黒な闇を吸収しながら生臭い血の匂いを撒き散らし疾走する。 狩る方の、その疾走感、どくどく云う心臓の生きてる音、興奮してはあはあとする息づかい。 狩られる方の、獲物のように殺されるのを待ってるその絶望感。ぼんやりとした風景、輪郭がはっきりしないような現実感、 そんな風なものが。簡潔ですっきりとして過不足ない削ぎ落としたような鋭利な文章で書かれてて気持ちいい。 ジョー・R. ランズデールの、もっと上手いのとか、もっと面白いのとか、良くできた物語とかもあって、これは若い頃に書いた話だなぁ、って分かる感じなのですが、それでも私はこの本が、この作者の作品の中では今んとこ一番好きです。 好き嫌いが別れると思うけれど、私はこの本の、獣の匂いがうっすらとするような、暴力な感じが好きです | ||||
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