バカラ
- 詐欺師 (129)
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カジノについて何かぼんやりしていたことが、少しわかった。 「カジノ」というものに 興味や関心がないことが、先にある。 日本の政治家のカジノ構想は、あまり冗談ではない話であることを理解した。 競馬・・・農水省。 モーターボート、競輪・・・運輸省。 宝くじ・・・大蔵省。 サッカーくじ・・・文部省。 パチンコ・・・公安委員会;警察。 さて、カジノは・・特例法。 日本の縦割り行政の中で、どこの役所が所轄するかで、かなり違ってくる。 天下り する先の確保 ということか。 服部真澄の問題意識は、すぐれたものがある。 登場する人物が、一体何をしようとしているのかが、ある意味では、人間的でもある。 お金をめぐって、人はいつも悩む。 足りなければ、苦しみもだえる。借金をする。 自分の入りが少なければ、その範囲内でおこなわないといけない。 そういう場合に、自分はどう考えるのか? 実にお金がさまざまな要因でいる。 そのときに自分は、誰に何を頼むのか? 日継育;お金をもっている。お金でできることの限界を理解する。 時代のなかにおいて、つねに異端的存在としている。「突然変異」的人間として描かれる。 企業としての組み合わせ。そして、戦略的思考力。 志貴大希(しきひろき)は、記者。 明野えみるは、ライター。 記者のもつ社会性。階層性。書きたいことも、かけない。 雑誌社に影響力のある存在のダーティーな部分を書くことができない。 アングラ・カジノに出入りするが故に、アングラカジノの尻尾をつかむ。 大使館のなかで、アングラカジノがひらかれる。 この設定はよく考えてある。「治外法権」での犯罪的行為。 実際にあるかもしれない。 結局は、何故パチンコが問題がないのか? 景品で変えることができるからだ。 「明野えみる」という存在は、ちょっとおもしろい。 結構、すばしっこいんだね。機転がきちんときく。 志貴の借金で苦しむ姿が、おもしろい。 奥さんが、志貴の愛を確かめようとするために、詐欺事件を自演するのも いかにも、時代的ですね。 ふたりにとって、愛し合うという行為は、 どういうことなのか? | ||||
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作品のタイトルから一見ギャンブル小説と思われるが、実際 は週刊誌の記者を主人公としたマスコミの内幕物である。 しかし、登場人物達は一体何がしたかったのか、良く判らない。 特に財界の風雲児と言われる日継氏が登場する場面では、 とたんに描写が重苦しくなり、読むのが辛かった。 偶然の要素も多すぎる。 この作品からは残念ながらバカラの楽しさが伝わって来ない。 ちまちまとカードをカウントするブラックジャックなんかと違って、 バカラのテーブルは陽気に盛り上がってて楽しそうなんだよね。 ルール良く知らないからやった事は無いんだけどね。 | ||||
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主人公である優秀な週刊誌記者がカジノ合法化に関する取材を通じて大きな陰謀 に突き当たるダイナミックな話と、主人公が違法カジノから抜けられない葛藤を 巡る話が同時並行で進んでいきます。ストーリーとしては非常に面白いのですが、 スケールの大きい話の方でなく、主人公個人の話がメインストーリーとなって いて、ちぐはぐな読後感が残りました。 | ||||
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タイトル通りの単なる賭博小説、ギャンブル小説と思ったら大間違い。 広い意味の「賭け」から「金」に取り憑かれたさまざまな人物が男女、老若問わず登場するが、物語は政界の黒幕・裏金から週刊誌のスクープ、果ては現政権転覆、政界再編にまで及ぶスケールの大きさに圧倒される。 | ||||
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残念ながら、取材不足、明らかな間違い・混同と言える箇所がある。 「トランプ」と言う言葉は、この世界では、使わないと聞く。「カード」である。「トランプ」を使うのは、ババ抜きである。 ハウスエッジ(または、ビゴリッシュ)をカシノとレース系で混同している。baccaratにおける、vigorishは、B1.17%、P1.38%である。 物語を面白く展開させるには、25%あたりを使う方が、都合がよさそうだが、数値の混同・錯誤は、他の表記の信憑性に疑問を投げかけざるをえない。 また、必勝法としてパーレイ、ダランベール、バーネットのマネーコントロールとしているが、この世界に合うのだろうか??この世界での必勝法は、ガジリと聞く。 BKローン100万円で、月の返済が2万円と言うのも、稀で現実としては、安すぎる感がある。 明けイチとまでは、いかないが、この世界では、4日で1割のものまで手を伸ばす。 いずれにしても、作者は、baccaratをしたことがない。または、あったとしても、おさわり程度である。 「命の次に大切なもの」を賭ける臨場感がない。 ゆえに、書き物としては、ビジネスとして緊張感が足りない書物と言わざるをえない。 | ||||
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