最勝王
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
最勝王の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何を描きたかったのかが釈然としない内容です。 また、中央公論社に騙された気もします。 上巻の内容紹介で「入唐以前の空海の謎に包まれた半生を、 卓抜な構想と推理で描く」とあったので購入しましたが、 全く空海の半生が描ききれていません。 空海の前半生を知りたかったので、残念です。 本書は、秘密宗に関する物を求め、相棒の赤万呂と土佐を目指すところから始まります。 ところが、意味不明の展開で入唐後の帰国に話が飛びます。 帰国後の政変の話となり、王とはいかなるものかを語り、 平城天皇の皇子で空海の仏弟子となった真如の回想で終わります。 本書の中で、空海、密教、国王を描いていますが、 テーマを絞らないまま、あるいは欲を出し過ぎたのか、 良く分からない内容です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初のストーリーの進め方と後半のスピードが、まったく違って、戸惑います。中国から帰朝後の展開が、急すぎるように思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第3章までに赤麻呂は渡唐への手立てを鮮やかにやって見せるが、実は赤麻呂は本当の赤麻呂ではなく、更には人殺しを平気でやってきたことが暴露される。それは教海にとって衝撃であった。そしてやっと根回しのうちに唐へ行くことができるにあたり、船は浸水、赤麻呂はたぶんこの時、今まで器用に世間を渡ってきた自分に最期の罰を与えられたのか、第4章以降、姿を消してしまう。しかも難破の際おぼろげながら助かった教海は半分、記憶喪失しており新たに遣唐使として渡唐し、空海と法号し密教の奥義を得て最澄より1年遅れて帰朝する。しかし、待っていたのは仕えていた伊予親王の涙ぐましい死の真実であった。本当の王「最勝王」とは何なのか。都が平安京と平城京に2つ存在するかという危機に、空海は心に赤麻呂の処世術を聞きながら対応し、国家の大乱を事前に阻止することに成功する。最澄が中途半端な密教を説くことに空海は動じない。帝に最新の教えを説くことにより民衆に本当の秘密宗を広めていく。作者が「空海が人を殺した……? これは悪夢か救いか……? 生死の呪縛を解き、生滅を超えゆく道への鍵とは」と述べているように、教えには善悪が表裏一体ではないかと思わせる宗教の難しさを解かりやすく解きほぐしている。本当に空海が人を殺したのかは…秘密にしておこう。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|