鷲の驕り
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する
| ||||
---|---|---|---|---|
1997年の香港返還に向けて日本、中国、アメリカの策謀ゲームについて新人離れした筆致で颯爽とデビューした服部真澄氏が次作の題材として選んだのは複雑怪奇な特許の世界だ。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
天の方舟からたどり着きました。著作権と国家間の問題、特にアメリカは例えば一枚の写真があったとき「そこに写っている人のプライバシーや人権より、写真を撮った人の利益である著作権」つまりお金を優先すると聞きます。。一方で日本は技術国家のはずが、新しいものを作り出す技術者が食べていけず、盗んでコピーする人が羽振りの良い生活をしている状態。。ぜひこの動画も見たいのです。amazon primeにはまだないのでしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
400頁を超える大作だが、特許制度、ハッカー、半導体を巡る日米戦争など、当時の最先端のトピックをうまく盛り込み、読み応えのある作品になっている。 ただ、若干の難を言えば、日米の宿敵ともいえる天才ハッカー二人のサイバー空間での戦いが見られると期待させるような序盤の入り方であったにも拘わらず、思ったほどの活躍もなくややクライマックス感に欠けた点が残念だった。 それにしても、この作品が描かれた20年後に日本の半導体産業がこのような壊滅に陥っているとは誰が予想したろうか。虎の子の技術を韓国や中国に渡した(一部は盗まれた?)ことが原因と思うが、残念な思いがした | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アメリカの特許の世界戦略という問題を考えると、とてもおもしろい展開でした。 天才的なハッカーというのは、物語をかなりおもしろく展開させることができる。 その手口に関してあまり詳しくいわなくても展開可能である。 ケビンマクガイアー どこかネジがはずれている。やはり、デジタル上で、おもしろがっている。 エリスクレイソン。個人的な発明家として登場。その個人の経歴は、消えている。 コンベアーによる組み立てシステム。 半導体の基本的特許。ITインスツルメントがなぜ好調なのか? IT産業が吹き返したのはなぜか? あくまでも国家軍事技術が関連している。特許は、独占禁止法と対立する。 アメリカの特許を重視する姿勢は、レーガン政権によってすすめられた。 国防省、CIA アメリカ内部の権力闘争。旧ソビエトからの技術流出。 ポイントは、ダイヤモンドにしている。ダイヤモンドシンジケートの仕組み。 アフリカ、コンゴ(ザイール)、ロシア、オーストラリア。 ダイヤモンドの合成技術;単なる炭素の塊。 液晶技術 シリコンからどう発展していくのか? 素材を考える。ボロンが加わったブルーダイヤモンド。 日本企業のおける位置。 アメリカの企業の利益を上げるシステム。 発明家と弁護士の関係と特許訴訟。 特許をめぐってのアメリカのグローバルスタンダードの背景にある者は? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アメリカの秘密特許通称サブマリン特許を巡る国際的サスペンス小説である。 先進国における特許の先発主義と先願主義の違い。 それとは別にアメリカの秘密特許制度を巧みに使ったサスペンス。 内容は大変面白かったが作品の展開にはイライラする手法だった。 すなわち作品の半分くらいは世界各国の関係者の動きが描かれている。 だんだんと人工ダイヤに関する特許を巡る内容であることが分かりかけるが全体が一本にまとまらない。 各セクションの話はすぐに終わってめまぐるしく動く。 わざとこのようような手法とは思うが全体がつかみにくい作品ではあった。 一般文学通算1036作品目の感想。2015/05/31 16:25 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アメリカの特許制度のある意味での不合理性とそれを利用する抜け目のない人たちそして、それを利用する国家戦略。それに対抗する日本の通産省の表に出ない活動を軸にダイヤモンドシンジケート、ハッカー、大企業、アメリカ政府要人、CIA、スパイ、弁護士等が活躍する。 アメリカ人のサクセスストーリーや階層文化が服装や仕草、表情に亘って細かに描き込まれている。棲んでいる場所も、一代では無理なことも。新階級の誕生といってもいい。 読むに従って通奏低音は、新自由主義的価値観であるということが解ってくる。 そして、それに対するアンチテーゼが前作では「東洋」であった。今回は、「国際主義」ということになろうか。 しかし、それは表裏のものであるためこの小説を深みのあるものとはしていない。期待し過ぎであろうか。 サスペンス小説としては一級である。 今回は、主な登場人物のプロフィールが最初にあるので読み易くなっている。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 10件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|