政府開発援助―ODA。国際支援の美名の陰で横行する、汚濁にまみれた裏金環流の仕組み。

検索エンジン・サービスを軸に世界有数の巨大企業となった『オッド・アイ』。

気鋭の特捜検事、冨永真一。宇宙開発の最前線に飛び込んだ若き女性研究者・八反田遙。

20XX年、アメリカ。

ソマリアの国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達。

日本に希望をもたらす、 圧倒的スケールのスペクタクルエンタメ巨編! 海沿いの国、陸滸国で漁業を手伝う少年カイの周辺で、原発誘致計画を巡る隠された巨大な陰謀が明らかになる。

昭和初期の帝都を舞台に、令嬢と女性運転手が不思議に挑むベッキーさんシリーズ第二弾。

勤め先の二階にある「名探偵・巫弓彦」の事務所。

東洋の富の一大拠点・香港。その返還を前に、永い眠りから覚醒するかのように突如浮上した、返還に関する謎の密約。

見合い話に苛立ち、後輩の若さがふと眩しい美也子の淡々とした日々に鳴り響く謎の電話。そして一年が過ぎて…「恋愛小説」。

圧倒的な密度と熱量。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

食料の生産と流通を寡占し、世界的大産業に成長した「アグリビジネス」。

女子大生と円紫師匠の名コンビここに始まる。爽快な論理展開の妙と心暖まる物語。

官僚もギャンブラーも瞠目せよ。これがニッポンのおもてなしカジノだ! 世界中からVIP客を集めろ――。

現代の最も熾烈な闘いである企業と企業のマネーゲーム。

破綻寸前に追いこまれた大手生命保険会社・清和生命。

発端は山形のホテルだった。借金返済のため一攫千金を狙う相葉時之は、手違いからテロリストに命を狙われる羽目に。

アメリカが敵視した、人命を軽んじ易々と玉砕するという野蛮な日本人観が、一人の米軍諜報部員の報告で覆った。

香港。

農薬散布中のラジコンヘリが小学

妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL…。

帝都に忍び寄る不穏な足音。ルンペン、ブッポウソウ、ドッペルゲンガー…。

本当に客を掴んでいるのは誰か―。

「温暖化防止」を特集した番組のキャスター・久保倉恭吾のもとに、環境調査会社の谷崎が現れる。

昭和40年代の初め。わたし一ノ瀬真理子は17歳、千葉の海近くの女子高二年。

戦争阻止にはこれしかない。 中国の尖閣支配、北朝鮮の核配備、形骸化する日米安保――。

第16回(2018年度)『このミステリーがすごい! 大賞』優秀賞受賞作が、文庫版で登場! トマトが枯死してしまう疫病が九州で流行し、調査に乗り出した植物病理学者・安藤仁。

除草剤でも枯れないコーンや大豆。カレイの遺伝子を持つジャガイモ。

時は南北朝。争い合う者たちはなぜか、誰もが彼の教えを欲していた――。

日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。

あんたは警察の中の“黒色分子"だ! 『機龍警察』の著者による書下ろし長篇警察小説 吉川英治文学新人賞&日本SF大賞、受賞後第一作!! 警視庁組織犯罪対策部の沢渡と滝本組幹部の波多野は、組織に追われる中国人女性を見殺しにした深いトラウマを抱えていた。

若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。

世界的リゾートグループのパリ本社で激しい権力闘争に巻き込まれる松平貴子。

いま、そこにある個人情報の危機を描く警察小説 公立図書館の私企業との提携を進めるエンジニアが誘拐された。

第16回(2018年度)『このミステリーがすごい! 大賞』優秀賞受賞作が、文庫版で登場! 天才的な筋読みから「ヨミヅナ」と呼ばれる警視庁捜査一課、飯綱。

ハイブリッドカーは、本当にエコカーなのか?日本の家電メーカーは、なぜ凋落したのか?メモ魔の窓際刑事、再臨場!警察小説史上、最も最酷で哀しい殺人動機。

貧しい家に生まれた一郎は、山中の事故で、密かに人を殺めてしまう。

若手編集者の岡部良介が担当する覆面作家こと新妻千秋の正体は、天国的な美貌を持つ可憐な大富豪のご令嬢。

「私には希望がある」―国民の圧倒的支持を受ける総理・宮藤隼人。「政治とは、約束」―宮藤を支える若き内閣調査官・白石望。

違法なバカラ賭博で多額の借金に喘ぐ週刊誌記者・志貴大希。

ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。

伝説の天才アニメ監督王子千晴が、9年ぶりに挑む『運命戦線リデルライト』。

背中にドラゴンのタトゥーを入れた女性調査員リスベットにたたきのめされた彼女の後見人ビュルマン弁護士は、復讐を誓っていた。

世紀末の大晦日午前9時、ワシントンの地下鉄駅で乱射事件が発生。間もなく市長宛に2000万ドルを要求する脅迫状が届く。

警察官の姉が東シナ海の訓練で行方不明となって五年、防衛上の機密を理由に当局が真相を明らかにしないなか、新聞記者の山本秋奈はキャリア官僚の堀口とともに謎を追う。

宿敵ザラチェンコと対決したリスベットは、相手に重傷を負わせたものの、自らも傷つき、瀕死の状態に陥ってしまった。

聾学校の生徒と教員を乗せたスクールバスが、三人の脱獄囚に乗っ取られた。

北から南へ、そして南から北へ。

笠原武大は、妻を殺害した罪で服役している。

1936年、オリンピック開催に沸くベルリン。

ちっちゃい赤ん坊だった準子が嫁に行くんだぞ――男手一つで育てた娘を嫁がせる「結婚しようよ」。

月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家ヴェンネルストレムの違法行為を暴露する記事を発表した。

東南アジアでもっとも成功した金融マネージャー北川が、シンガポールのホテルで転落死した。自殺か他殺か。

殺人の代償。それは、誰も愛さないことだった。

キャサリン・ダンス―カリフォルニア州捜査局捜査官。人間の所作や表情を読み解く「キネシクス」分析の天才。