夢窓



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    初公開日(参考)2017年02月
    分類

    長編小説

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    夢窓

    2017年02月21日 夢窓

    時は南北朝。争い合う者たちはなぜか、誰もが彼の教えを欲していた――。 「太平記」の時代を「禅」から読み解く! 七たび国師(天皇の師)となった禅僧・夢窓疎石を軸に、南北朝を描いた大河小説。 激動の南北朝の時代において、後醍醐天皇や北条高時、足利尊氏・直義など相争う者たちから、それぞれ師と仰がれた禅僧・夢窓疎石は、死後も、足利義満に多大な影響を与えた。 なぜ彼らは夢窓の教えに心の平安を求めたのか。 「太平記」に描かれた歴史の裏側で、何が起こっていたのか。 南北朝の始まりから終わりまでを、ダイナミックに描いた長編小説。(「BOOK」データベースより)




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    夢窓の総合評価:8.00/10点レビュー 3件。-ランク


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    No.3:
    (2pt)

    欲張り過ぎた

    「夢窓」と言うタイトルなので、夢窓疎石を中心にお話が展開して行くのかと思いましたが…。
    あれやこれや欲張り過ぎて、散漫な印象です。
    残念。
    夢窓Amazon書評・レビュー:夢窓より
    456983258X
    No.2:
    (5pt)

    「悟達とはあらゆる夢から完全に覚めること。それこそ円覚」

    -
    他のレヴュワー氏が「服部版太平記」
    と評されたのは言い得て妙であるが
    本書はその言わば前史として
    後深草・亀山両院や鎌倉将軍宗尊親王の
    異母兄にして夢窓の師、高峯顕日に
    最初の章を充てる。
    -
    父邦仁王は北条泰時の義兄、
    前内大臣源定通の推挙と
    鎌倉の支持を得て践祚(後嵯峨帝)、
    権大納言四条隆親の冷泉万里小路殿に移御、
    その姪(前右大臣西園寺実氏女)を中宮とするが
    卑母所生ゆえに皇嗣の地位など望むべくもなく
    肩身狭く父の里内裏に身を寄せていた顕日に
    「祖母のように温か」く、
    「何かと目を掛けてくれ」たのが
    隆親の室、能子である。
    彼女は足利義氏の息女にして邦仁王の乳母、
    後嵯峨帝が登極されると
    その典侍となったのであった。
    -
    能子の計らいで東福寺開山・円爾を師として
    仏門に入った顕日。
    その出家(康元元=1156)から20年余、
    円爾長老より受戒して
    無外如大大姉を称していた能子は
    弘安元年(1278)年隆親が薨ずると
    無学祖元を開山として五辻大宮に無学寺を建立。
    -
    正安二年(1300)、六十路を迎えた顕日は
    能子の父・足利義氏が造営した鎌倉浄妙寺に暫し掛錫。
    「無外如大大姉こと能子が入寂し、
    その弔いにと足利家当代の貞氏に
    請われて出向いたのが契機であった」。
    -
    「亡くなられた無外如大大姉は、
    見習うべき方です。
    女人にも参禅の場を作り、
    往生を助けたいとの念願を
    叶えられたのですから」。
    そう顕日に語った法嗣夢窓疎石の
    曾祖父佐々木泰綱の室は能子の妹。
    つまり夢窓は義氏の玄孫で貞氏の三従兄弟。
    -
    後醍醐帝の乳母は吉田定房室(四条隆顕女、即ち能子の孫)。
    その甥隆資は帝には「乳兄弟のようなもの」だが
    彼も足利義氏の玄孫、即ち貞氏や夢窓と三従兄弟である。
    「隆資が六歳のときに、
    能子こと無外如大大姉は示寂している」が、
    「ほんの僅か」であれ曾祖母の面差しを
    隆資は覚えている。
    その隆資と足利の「血筋の力は大きい」と
    帝は頼りにされた。
    -
    義兵を挙げる直前、
    「世の多くの人を助けるために、
    武力を以て悪人を殺す。
    しかし殺生はやはり罪か」
    と懊悩する尊氏に夢窓は言う。
    そなたの心を軽くするのは、
    許すことと慈悲のみである、と。
    武家政権を再興しても猶苦しむ尊氏は
    夢窓との対話で救われ、
    「仏法を軸に国を建て直す」
    とのヴィジョンを示し、直義は
    「兄の言を嬉々として実行してい」った。
    -
    にも拘らず、なぜ観応の擾乱は起こったのか。そう問う若き義満に
    直義室の元侍女・信如尼の口を借りて、本書は
    総て直義の「我執が起こしたこと」と断言する。
    尊氏にとって師直は
    「勤勉で朗らかで、おまけに腕っ節も強く、
    武芸の鍛練も欠かさない、
    どこまでも頼りになる“小おじ”」
    (上杉清子の義弟)であり
    信如尼曰く「社交に長け、融通を利かせて
    幕府の台所をうまく切り盛りし」
    「大御所とその一門をお支えするために
    尽力して参ったことは間違いございませぬ」。
    然るに直義は
    あろうことか上杉重能の口車に乗せられ
    実子如意丸を将軍職に就けるべく
    観応二年(1351)師直一族を滅ぼすのだが
    その直前に愛児如意丸を喪って
    抜け殻となっていた直義は
    南朝との和議に臨んで
    大義名分に固執して頓挫、衆望を失う。
    義詮の前途を案ずる配下の声を鎮めるため
    尊氏は直義に対して兵を挙げざるを得ず、
    要所要所で合戦をしながら
    和議の使いを繰り返し送るも直義肯んぜず、
    彼が再び南朝を頼るのを危惧した尊氏は
    自ら南朝と和し、直義の「逃げ道を塞」いだ上で
    側近連中を追い散らす一方、
    「様々な文」を送って和睦を実現した。
    「最後まで仲直りを望んでい」た尊氏が
    直義を害するなどとあり得ないと尼は断言する。
    -
    時は流れ義満51歳。
    黄金の夢殿の残像を瞼の裏に焼き付けつつ
    満ち足りた末期を迎えた義満を彼岸に導くのは、
    愚見では足利能子その人である。
    傍系卑属たる夢窓や足利歴代に
    祖母の如き温かい眼差しを
    時代を超えて注ぎ続けるこの人こそ
    評者にとって本書の“影の主人公”なのであった。
    夢窓Amazon書評・レビュー:夢窓より
    456983258X
    No.1:
    (5pt)

    「太平記」×「禅」、その答えとは?!

    いや〜、太平記が面白いのは分かってましたが、禅を組み合わせるとまた違った視点になって惹き込まれますね。
    私自身無宗教なんで、○○教や○×教的な視点や考えで歴史を見れないのですが、頁が進むごとに服部版太平記にドハマりしました。
    楠木正成の活躍(湊川合戦の描写がなかったのには残念でした)には、足利寄りに描かれいるとはいえ拍手喝采でしたし、足利尊氏・直義兄弟関係の山谷も哀愁がありました。後醍醐と日野らの奮闘や、個人的には最後を飾る足利義満の章がオチも含め素晴らしい人間模様を見させてもらえ、良かったと思います。
    それに本の厚みとハードカバー、品のあるジャケットなど、全くの個人的観点を加味してこの評価とさせていただきます。
    夢窓Amazon書評・レビュー:夢窓より
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