晩夏光
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「白いワイシャツ」だの「大きく深呼吸」などという表現が出てきて呆れた。そもそもワイシャツはホワイト・シャツの短縮形なので「白いワイシャツ」では「馬から落馬」だし、深呼吸は「大きく」に決まっている。小さい深呼吸など、ないから、これも「馬から落馬」だ。 「エアバック」なども出てきた。「空気の背中」? 意味不明だ。「エアバッグ」だろう。 中国人が「大丈夫」「当たり前」と言うのも、NGだろう。中国で「大丈夫」は「立派な男子」の意味だし、「当然」を江戸時代の日本人が「当前」と誤記して、それを「当たり前」と訓読みするようになった言葉だから、中国人が「当たり前」と言うはずがない。 | ||||
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香港を舞台にしたハードボイルド小説で、珍しいと思い、興味を持った。香港へ行くこと自体は、日本に住む者にとってそれほど難しくはないが、想像できないような表と裏があることは、間違いない。それを垣間見たいと思った。 ここで描かれた香港の裏社会が、どこまで現実に近いのかはわからないが、十分現実味がある。悲しい過去を背負った日本人新田悟は、陳小生の足(手下)として、観光客がスリに盗まれた物品を元の持ち主に返す仕事をしている。二人の関係は、微妙で、新田は自分を手下と考えるが、陳小生は「足」という言葉を使うことは許さない。彼は、新田を特別扱いしている。その理由はわからない。 登場人物は、それぞれの組織の規律、それぞれの家庭の事情、そして各々が持つ業のようなものに支配されながら、必死で生きている。何人かの人が亡くなるが、その背後にある謎が解き明かされるときに、鍵となるのは、何故麗文が、玲玲の葬儀に出席しなかったかということである。そして、物語は深い余韻を持って終わる。 角川春樹小説賞を受賞したことも購入した動機の一つである。賞を得た作品は、ある程度の完成度を保証されているから。 | ||||
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実は、枯野光を先に読んでしまった。順番を間違えたためか枯野光はもうひとつだった。ハードボイルド?はその世界?雰囲気にうまく入れるかどうかが大事だと思うのだが、この晩夏光ではそのモードに嵌れた。 これを読んでから枯野光を読めば、その町にも馴染めたかも知れないと思うと残念だ。 これから読む人には、晩夏光→枯野光をお勧めします。 著者には、続編 シリーズものをお願いしたい。 | ||||
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「枯野光」に引き続き、読みました。全体の感じは前作と同じで香港のことについては良くかけていると思います。しかし、何か物足らない。何なんだろうと自問自答しています。 | ||||
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香港は中国に吸収されたとは言え、少し漢民族の風合いとは違う世界がある。その分、主人公たちの活躍も馳氏のようには、エグくない。その意味では消化不良か。次元の取り扱いがもうひと工夫必要。少し、読み難い。 | ||||
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