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晩夏光
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晩夏光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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「白いワイシャツ」だの「大きく深呼吸」などという表現が出てきて呆れた。そもそもワイシャツはホワイト・シャツの短縮形なので「白いワイシャツ」では「馬から落馬」だし、深呼吸は「大きく」に決まっている。小さい深呼吸など、ないから、これも「馬から落馬」だ。 「エアバック」なども出てきた。「空気の背中」? 意味不明だ。「エアバッグ」だろう。 中国人が「大丈夫」「当たり前」と言うのも、NGだろう。中国で「大丈夫」は「立派な男子」の意味だし、「当然」を江戸時代の日本人が「当前」と誤記して、それを「当たり前」と訓読みするようになった言葉だから、中国人が「当たり前」と言うはずがない。 | ||||
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香港を舞台にしたハードボイルド小説で、珍しいと思い、興味を持った。香港へ行くこと自体は、日本に住む者にとってそれほど難しくはないが、想像できないような表と裏があることは、間違いない。それを垣間見たいと思った。 ここで描かれた香港の裏社会が、どこまで現実に近いのかはわからないが、十分現実味がある。悲しい過去を背負った日本人新田悟は、陳小生の足(手下)として、観光客がスリに盗まれた物品を元の持ち主に返す仕事をしている。二人の関係は、微妙で、新田は自分を手下と考えるが、陳小生は「足」という言葉を使うことは許さない。彼は、新田を特別扱いしている。その理由はわからない。 登場人物は、それぞれの組織の規律、それぞれの家庭の事情、そして各々が持つ業のようなものに支配されながら、必死で生きている。何人かの人が亡くなるが、その背後にある謎が解き明かされるときに、鍵となるのは、何故麗文が、玲玲の葬儀に出席しなかったかということである。そして、物語は深い余韻を持って終わる。 角川春樹小説賞を受賞したことも購入した動機の一つである。賞を得た作品は、ある程度の完成度を保証されているから。 | ||||
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実は、枯野光を先に読んでしまった。順番を間違えたためか枯野光はもうひとつだった。ハードボイルド?はその世界?雰囲気にうまく入れるかどうかが大事だと思うのだが、この晩夏光ではそのモードに嵌れた。 これを読んでから枯野光を読めば、その町にも馴染めたかも知れないと思うと残念だ。 これから読む人には、晩夏光→枯野光をお勧めします。 著者には、続編 シリーズものをお願いしたい。 | ||||
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「枯野光」に引き続き、読みました。全体の感じは前作と同じで香港のことについては良くかけていると思います。しかし、何か物足らない。何なんだろうと自問自答しています。 | ||||
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香港は中国に吸収されたとは言え、少し漢民族の風合いとは違う世界がある。その分、主人公たちの活躍も馳氏のようには、エグくない。その意味では消化不良か。次元の取り扱いがもうひと工夫必要。少し、読み難い。 | ||||
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京都在住の著者が角川春樹小説賞を受賞したことを知り、推薦作家の言葉から、どんなものかと読み始めた。 いわゆる香港を舞台にしたハードボイルドとは少々異なった趣を感じさせる。全体に柔らかく、主人公の 「新田悟」の内面的なものをにじませながらの展開。また、「陳」や「羅」との会話の進め方も押しつけがましく なく、くどくなく、軽くもなく読者に伝わってくる。また、著者は劇団の脚本家でもあるようで、 「人と人との”対話”」という印象を受け、いい感じで最後まで読み進めることができる。ただ、中国語とその ルビに最初は気をとられて読みづらいかもしれないが、ここは読者の読み工夫がいるかもしれない。 | ||||
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あっというまに読了!私にしてはめずらしい!! 次が知りたいという、どんどんのめり込んでいくストーリー。いつの間にか、まだ訪れたこともない香港の雑多な人ごみに放り投げられて、 もつれ合う人間関係をひもといていく快感を楽しんでいました。テンポもよく、セリフそれぞれのリズム感も心地よくて、本当にあっという間でした。 あまりハードボイルドは手に取ることはないのですが、書店で真っ先に目についたので購入してみて大正解でした! | ||||
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ハードボイルドってまず読むことはないのですが、「晩夏光」というタイトルに惹かれました。 スピード感のある展開。簡潔な表現。グイグイのめり込んでいきます。 236頁9行目。微笑んだ後の陳の言葉が印象に残りました。 | ||||
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