わらしべ長者、あるいは恋: 清談 佛々堂先生
- 遺言 (82)
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先に文庫版(『極楽行き』)を買って読んでいたのに、タイトルが違った為、新作かと思い購入してしまった… 改題って何のためにするんですかね?! 内容的には一作目のほうが良かったかな。 締め括り方の小粋さが今作からはあまり感じられなかったように思う。 | ||||
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関西屈指の数寄者(すきしゃ)、佛々堂(ぶつぶつどう)先生。今日は東に明日は西、全国を行脚して回る彼の一番の楽しみは、趣向を凝らした遊びを仕掛けること。本書には、男女の縁をからめて、粋で楽しい芝居でも見るような話が四つ、収められています。 2007年4月号、7月号、10月号、2008年1月号の『小説現代』に掲載された四編。「縁起 春 門外不出」から始まり、「縁起 夏 極楽行き」「縁起 秋 黄金波」「縁起 冬 初夢」と続きます。 見かけは便利屋稼業のおっさんだけど、実際は、知る人ぞ知るずば抜けた風流人、佛々堂先生の人となりが魅力的ですね。身近にこんな人がいたら、「師匠、不肖の弟子にしてください」と、思わず頼み込んでしまいそう。古ぼけたワンボックスカーに乗って、先生と一緒に全国を旅して回る日々は、さぞかし得難い、スリリングな体験が出来るんだろうなあ。 収録四編のなかでは、格別、二番目の「縁起 夏 極楽行き」の話がよかったな。れんげ草のタネが、それからそれへと別の何かに変わっていく様は、まるで手品でも見ているかのよう。本書の表題にもなっている<わらしべ長者>の趣向の楽しさが、生き生きと描かれていたところ。素敵な逸品だと感じ入ってしまいました。 北森 鴻の「旗師 冬狐堂」シリーズとかお好きな方に、こんなシリーズもありまっせとおすすめしたい一冊。シリーズ前作に、『清談 佛々堂先生』(講談社文庫)。本書がお気に召したあなた、こちらもぜひ! | ||||
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