ドラマ化もされた“おいしい小説”第9弾! 京都のとある食堂の奥には、「思い出の味」を捜し出す探偵事務所があるそうで──。

痛みも後悔も乗り越えて、いつかみんなできっと笑える。

殺されたのはいったい誰なのか?インディアン保留地近くで見つかった歯のない男の死体からは、身元を示すものが入念に消されていた。

天羽藩上士の子・伊吹藤士郎は藩政を揺るがす証文を発見するーそれは豪商と癒着した咎で切腹した父親が隠し持っていたものだった。

耽美的なエロティシズムが光る! 事件発生順に並べた人気コレクション 戦後編第2弾 実業家の大河原の秘書となった武彦青年は、美貌の由美子夫人に恋心を抱く。

ついに封印を解かれたのは、著者初の「ノワール小説集」。

下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マルのスタッフは4人。

群馬県前橋市で薬剤師をしている石野紘子のもとに、前橋警察署から連絡が入った。

結婚を考えていた恋人に振られ、将来に不安を抱く持田麻衣。

欲しいのは、変化、休息、人生。

このカウンターには、常連も事件もやってくる。そして店主と客たちが解決へ――。

「さっき、棄てるっていったのは命のこと?―命の棄て場所を探してるってこと?」。

「働くのはキライ」だけど、この賑やかなキッチンで働くのは悪くないかも? 新卒で入った会社を1年で辞め、無気力に過ごしていた28歳の米田亜美。

笹沢ミステリ史上、一二を争う大トリックに慄け! 空前絶後の〝不在証明〟 通過する急行列車の窓から父親の転落死を目撃した 小梶鮎子。

自らの過ちが招いた家族との別離。

地味な派遣社員の三智子は彼氏にフラれて落ち込み、食欲もなかった。

新宿で10年間任された酒場を畳む夜、郷田克彦は血染めのシャツを着た少女を店内に匿った。

夏の息吹が満ち始める山間の学園の奥の奥。高い塔の上も、濃い緑に覆われていた。

「この山を売ってはならない理由が分かるまで、売ってはいけない」 資産家である養父の奇妙な遺言とともに、ある「山」の権利を相続した安原はじめ。

絵本作家として活躍する高城好子はかつて美弥子の継母だった。

「なにも言わずに消える。それが俺には納得できなかった」自分の前から、突然消えた女を追いかけて、青年はこの街にやって来た。

いまだかつて、これほど哀しいホラーはなかった。これほど恐ろしいファンタジーはなかった。

第1回北上次郎オリジナル文庫大賞受賞第1作! 「生きることは戦うことだ!」 紛争、格差社会、大地の崩落……。

現役医師として新型コロナを目の当たりにしてきた人気作家が満を持して描く、コロナ禍の医療現場のリアル。

好きな人が、できた。 初恋だった。

長崎オランダ村のハウステンボス、この巨大観光地には遊園地から衣食住まで、生活のすべてがつまっている。

「奥さんから頼まれごとしてますねん。

事故死した妻が書いた小説を発表し、それが大ベストセラーになった唐崎六一が手に入れた新居は、慈善宗教団体「愛と平和の園」が経営母体と謳われた瀟洒なマンションだった。

ノラの友人ナタリーが寝室に血痕を残して消えた。

北海道、井戸無村。そこでは生物農薬として使っていたてんとう虫が異常繁殖を始め、川魚を集団で襲うという怪現象が起きていた。

20XX年、「上」と「下」に階層が分断された社会。地下住民のリオは、空飛ぶバイク“アフロ”を駆るカイに命を救われる。

無二の叛逆者。坂東の地の「帝」。

鎌倉大仏付近の丘の上で撲殺体が見つかった。

葛原妙子、塚本邦雄、中城ふみ子、寺山修司、春日井建、浜田到…戦後短歌のきらめく星座は『眠るひとへの哀歌』の詩人・中井英夫によって不滅の輝きを放つことになった。

バブル経済絶頂期、大学生の大江波流と鷹西仁は、政治家と小説家になる夢を語り合う親友同士。

突如浮上した、学校代表の「読書感想文」盗作疑惑。疑心はやがて教室をのみ込み、職員室は地獄と化す。

天才発掘師・西原無量は、戸川海運会長の孫・理人の依頼で、香川県丸亀市本島に向かった。

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。

人を好きになること。その人のなかに飛びこんでいくこと。

病死した戦友の息子・野本精一から金の無心をする電話がかかってきた。

シアトル郊外の高級住宅地でシンクレア一家が惨殺された。遺体には十字架が描かれ、殺人現場のドア枠には「13日」の文字が…。

裕福で優しいリチャードとの結婚を目前に、ネリーには悩みがあった。

旗本の三男から八丁堀同心の家へ婿入りし、平同心を世襲した日暮龍平。

メガバンクの支店長・芳賀は、ある日突然上層部に裏切られて、刑務所に入れられてしまう。

ホワイトハウスの厨房を視察するため外国からシェフたちがやってくる!知らないレシピや文化を学びたいけれど、急に決まった晩餐会の準備もあるし、ホワイトハウス全体の支出削減のために人手不足だし…忙しいエグゼクティブ・シェフのオリーを助けようと、エグゼクティブ・ペ

ヴァンパイアウイルスと呼ばれる未知のウイルスに感染し、夜しか活動できなくなった刑事の岬田は、その代償として、極端に研ぎ澄まされた五感を手に入れた。

新米探偵・愛香は、親友の別荘で発生した殺人事件の現場で「貴族探偵」と遭遇。

彼にとって僕は初めての男。この上なく幸せなのに、消えない不安と罪悪感。

ニセコにある、お客の〈思い出の色〉を再現するインク店。誰もが抱える後悔や逡巡に、風変わりな女性店主が色で寄り添う。

川端康成、中原中也、尹東柱――京都と縁のある文学を題材に、不思議な出会いに翻弄される人々を描く。

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。

第６弾、奮闘篇。おいちの祝言の日に、ある商家で毒物混入事件が…。

またしてもストーカー殺人事件が起きた。

驚異的な舌を持つ名探偵×駆け出しのイケメン作家のバディが事件の謎を追う ジビエで町おこしを狙うU県北篠市二桃地区には伝説がある。

雇い主・両替商分銅屋の持ち長屋に住まう用心棒・諫山左馬介。

かつて死闘の果てに打ち破ったはずの宿敵、柳生全九郎が生きていた…。

「お喋りはおしまい。犯人はあなたよ！」捜査一課の美人刑事・竜めぐみは独断専行型で、まことに型破り。

東京からの転校生、遠山至は、胸に秘密と傷を抱えていた。

シナモンとチョコレート。 消息不明のシンガー・ソングライターと、ビルの屋上にあるレコード店。

英雄アルスルの評判を聞きつけたネズミ人外の地動王は、アルスルを家来に迎えるため、三匹の大臣を遣わした。

多額の負債を抱えた弥島は、妻と娘のために離婚し、取り立てから逃れるために、一人焦燥と絶望の日々を送っていた。

女性が髪を切られる猟奇的殺人事件を追う! 神田川で、若い女性の溺死体が発見される。

信長死す―。覇王のあとを継ぐのは誰か。

都会から高知にやってきた大学生・篤史は、従兄弟から強引に本場・よさこい祭りに誘われる。衣装、振り付け、地方車、鳴子。

推理作家の恋住木美子は、作品数も収入も知名度も低いが、能書だけはまくし立て、おまけに酒乱ときては敬遠する編集者も多い。

日本画家の沢木と京都の舞妓たち一行は、伊豆修善寺温泉で正月をすごしていたが、そこで顔見知りの芸妓が他殺死体で発見され愕然とする。

聖人の亡骸が眠る地への巡礼に加わったフィデルマ、そこで修道女の遺体が見つかり捜査をすることに……「祝祭日の死体」。

石黒耀が放つクライシスノベル第3弾! 富士山地下で、怪しげな低周波地震が頻発。そしてついに噴火の日を迎えてしまう。

ところは福岡・太宰府市。参道でオルゴール店を営む32歳イケメン独身貴族、伊東秀。

亮子の悪夢のような日々は、幼なじみの森本との再会から始まった。

企業犯罪の潜入捜査を得意とする海坂理歌は、優良コンサルティング会社の自称・ホープ。

5年前に起きた「猫殺し事件」をきっかけに、異世界へ散り散りに飛ばされてしまった魚住二葉たち同級生7人。

増大した老齢人口調節のため、ついに政府は70歳以上の国民に殺し合いさせる「老人相互処刑制度」を開始した!和菓子司の隠居、宇谷九一郎の住む宮脇町には、もと自衛官、プロレスラー、好色な神父など「強敵」が犇めいている。

西の辺境の地・蘭坊の知事をつとめるディー判事のもとに、またもや奇怪な事件が持ちこまれた。

恋人の復讐のため人を殺しならがも現職刑事として真相を追い続ける南條達也。

横浜の弁護士・添野のもとを臼井あさぎという女性が相談に訪れた。

彼はやっぱり、わたしの運命の人―そう確信し、クリスチャンのプロポーズを承諾したアナ。

ずっと側で支えたかった。十二年の”恋“の結末。

マンションの非常階段で発見された、自殺を装った他殺死体。

陽気なギャング一味の天才スリ久遠は、ひょんなことからハイエナ記者火尻を暴漢から救うが、その正体に気づかれてしまう。

解体予定のビルで、左目を抉りとられた変死体がみつかった。

寛政の改革令に反旗を翻した浮世絵板元の蔦屋重三郎は歌舞伎役者の大首絵刊行を試みる。

第二次大戦後数年を経たヴェネツィア。アメリカ陸軍大佐キャントウェルは、貴族の娘レナータと刹那の逢瀬を重ねる。

西長門の海岸で若い女の溺死体が発見された。年齢は22、3歳、赤いワンピースを着たまま、海面に浮いていた。

馬鹿にしたければ笑えばいい。あたしは、とっても「しあわせ」だった。

瀬戸内の小島に、死体が次々と流れ着く。

離婚し、長年勤めてきたシカゴ警察を退職したアメリカ人のカルはアイルランド西部の小さな村に移住した。

季節が夏に向かうとある日、日永望は街中で高校時代のクラスメイト、勢田春人を偶然に見かけた。

幕末日本。幼いころから綺麗な石にしか興味のない町娘・伊佐のもとへ、父・繁蔵の訃報が伝えられた。

一見、ヘタレな若者の深山鞍馬だが、彼の祖父は黒天狗の太郎坊。

「あなたとはお付き合いできません―わたし実は、魔法使いだから」告白を断るため、魔法使いだと嘘をついてしまった女子高生。

探偵作家ハリエットは醜聞の年月を経て、母校オクスフォードの学寮祭に出席した。

なんで俺、死んじまったんだ!?突然現れた小娘と黒猫に雷を落とされた、公安刑事の江神一輝。