紅葉する夏の出来事
- ゴミ屋敷 (14)
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グルメがテーマの前2作とは打って変わって、人間の孤独や鬱屈をテーマにしたミステリー。派手さは皆無な地味な話のに、妙に惹きつけられ、ページを捲ってしまうのは作者の力量か。この人にこんな話が書けるとは思ってなかったので、少々驚いた。デビュー作と比べると、文章力や構成力が大幅にレベルアップしている。作者を間違えたのかと、思わず本を閉じて背表紙を確認してしまったほど。なんというか、一皮むけた感じ。テーマも登場人物もいい。伊東と悠馬の視点が交互に続く構成も成功しているように思える。だが、オチにつなげる流れがイマイチ。(オチ自体は嫌いではない)もっとRBとの絡みのシーンを書けば、唐突感もなくなったんじゃないかと惜しく思ってしまう。伏線の張り方も弱い。まあ、ひと夏の「紅葉する」出来事。ただそれだけの話だということなのかもしれない。そんな風に読めば面白い作品だと思う。帯の文句は完全に宝島社の失敗だと思うけど。なんでああ書くかね。他にもウリがある物語だろうに。ハードルを上げられた作者が不憫である。 | ||||
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元エリートサラリーマンで、今水回りの便利屋で働いている伊東がよく描けている。ラーメン屋の失敗とか、もうちょっと掘りさげても面白かったかも。 進学に失敗し、厳格な父にないがしろにされるユーマくんもなかなかリアルだが、よくありがちな人物かなあ。で、ゴミ屋敷に暮らす老女がナイス・キャラクター。それなりに面白く読めたが、お約束のどんでん返しは必要なかった感じ。ユーマくんの問題だけ解決しているが、むしろ伊東と老女それぞれの八方ふさがりこそ解決してやって欲しかった。 | ||||
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