「このミス」大賞作家が描く 異色のミステリー群像劇 「死ぬかもしれませんが、召し上がりますか？」噂の料理をめぐって、人間の底なしの欲望が交錯する。

これが最後の恋だと思ったのに…ひと目ぼれ、猛アタック、玉砕を重ねて42年。

周囲が新しい門出に沸く春、思いがけず家業のクリーニング店を継ぐことになった大学卒業間近の新井和也。

自称ひきこもりの友人、鳥井真一が風邪で寝こんでいたある日、僕、坂木司は同僚から、同期の女性の様子がおかしいと相談を受ける。

春の近づくある日、鳥井真一のもとを二人の老人が訪ねてきた。

「初めまして、お父さん」。

下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マルのスタッフは4人。

僕、坂木司には一風変わった友人がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。

新人審査官・小日向響は、警視庁の内部捜査を命じられる。対象部署は重犯罪予測対策室。

ビストロ・パ・マルへようこそ。

結成14年のアマチュアロックバンドのギタリスト・姫川亮は、ある日、練習中のスタジオで不可解な事件に遭遇する。

僕の先生は中学生！　ひょんなことから大学のミス研に入った恐がりな僕は、家庭教師の生徒である隼人くんから古今東西のミステリー作品の講義を受けることに。

添木田蓮と楓は事故で母を失い、継父と三人で暮らしている。

妙な振る舞いをする女の子、噂の幽霊を実地検証した顛末、受付嬢に売り子に奮闘した学園祭、クリスマス・イブの大事件……文章修業を始めた駒子が近況報告のように綴る物語は、謎めいた雰囲気に満ちている。

小劇団「紅神楽」を主宰する女優・紅林ユリエの恋人で同居人のミケさんは料理の達人にして名探偵。

あの頃のわたしに伝えたい。明日を、未来をあきらめないでくれて、ありがとう。

人は、死んだらどうなるの?―いなくなって、それだけなの―。その会話から三年後、凰介の母は病死した。

第11回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作、待望の文庫化! 北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油掘削基地で、職員全員が無残な死体となって発見された。

ご存じだろうか。“魔が差す”という瞬間は、たぶんどんな人にも一度や二度は訪れるものなのだ。

秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、まだ幼い友・陽介の死で破られた。飼い犬に引きずられての事故。

〜作家・田中芳樹さん、堪能！「まさしく石持ワールド！　読者をほろ酔いかげんにさせてくれる作品」〜 湯浅夏美と長江高明、熊井渚の三人は、大学時代からの飲み仲間。

ここ“エッグ・スタンド”はカクテルリストの充実した小粋な店。

現役鍼灸師が描く、鍼灸×ミステリーです! 鷹野鍼灸院は院長・鷹野がほとんど不在のため、新米鍼灸師の真奈がほとんどひとりで切り盛りしている。

「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」「叶えてくれると思うで。

事故で夫を失ったサヤは赤ん坊のユウ坊と佐佐良の街へ移住する。そこでは不思議な事件が次々に起こる。

もう、駄目だと思った。

「自分が食べるためにこそ、おいしいものを作らなきゃ」菜の花食堂の料理教室は今日も大盛況。

ピアニストからも絶賛!ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。ピアニストを目指す遙、16歳。

今、注目の女性作家が贈る、七人七色の青春模様。

人の感情が色でわかる「共感覚」を持つという不思議な青年―藤木司を担当することになった、臨床心理士の佐久間美帆。

大学二年の夏、サキは母親の計略に引っかかり、大っ嫌いな歯医者で受付のアルバイトをすることになってしまう。

デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの十八歳。

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。

大家族の長女に生まれた柿生浩美=ヒロちゃんは、直情で有能な働きモノ。

刑務所で作られた椅子に奇妙な文章が彫られていた。

一般職OL兼名探偵・陶子さんの周りで起こる、不思議な“事件”の数々。月曜から日曜まで、丸の内の一週間は謎だらけ。

ベテラン刑事・羽田隆信は後輩の鈴木慎平と殺人事件の捜査中、犯人に撃たれ殉職した―はずだった。

ミステリ作家を目指す日比谷研介は神保町すずらん通りの「ベルサイユ書房」でアルバイトを始めた。

青山・骨董通りの高級輸入家具店オーナー、洲崎圭二郎。

階段から落ちた恋人・亜矢子は意識不明のまま昏睡状態に陥る。

「お金がないなら、知恵を出すのよ!」赤字ローカル線の再生を託されたのは、地元出身の新幹線カリスマ・アテンダント篠宮亜佐美、31歳。

ガレージや車が燃やされるなど17件続いた放火事件。

検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

倒産寸前の零細代理店・ユニバーサル広告社に大仕事が舞いこんだ。

児童失踪事件が続く白峠村で、作家の道尾が聞いた霊の声。彼は恐怖に駆られ、霊現象探求所を営む真備のもとを訪れる。

『孤狼の血』『盤上の向日葵』著者が放つ、社会派ミステリ! 結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。

日本一の歴史をもつミステリーファンクラブ「SRの会」にて国内1位に選ばれた『ボランティアバスで行こう! 』著者の最新刊は、美味しくて心温まるスープ屋ミステリーです! 東京のとある一角。

「タイムカプセルの手紙、いっしょに取り替えない?」。中二の逸夫が同級生から頼まれたこと。

高校生の久太郎は、同じ1日が繰り返し訪れる「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ。

広告代理店営業部長の佐伯は、齢五十にして若年性アルツハイマーと診断された。

昭和40年代の初め。わたし一ノ瀬真理子は17歳、千葉の海近くの女子高二年。

郊外の町で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。

大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。

過労死続出の職場を辞め、Uターンしたのが9年前。啓一は田園都市の市役所勤務。

レンタル家族派遣業というけったいなビジネスを営む花菱家は、元は大衆演劇の役者一家。