美術部員の楓と春樹は「骨董屋・眼球堂」で、絹や金銀の糸で織り上げられた1枚のタペストリーを見つけた。

ある日、中学生の柚香はデパートの片隅でひっそりと営業する骨董屋を見つけた。

芽吹きの春が過ぎ、あらゆる命が活気づく夏。

私は栗林晴美。どちらかというと無気力な今時の女子高生。

幕末の石見銀山。間歩と呼ばれる鉱山の坑道で生まれたお登枝は、美貌を見込まれ女郎屋に引き取られた。

核燃料輸送隊をテロリストが狙っている!警備を命じられた警視庁SAT(特殊急襲部隊)の原田たちを待ち受けていたのは、時速60キロを切れば爆発する、核燃料輸送車に仕掛けられたテロリストの罠だった。

ダートムアの領主館に滞在するホームズから、メアリにすぐ来るようにと電報が届いた。

大晦日深夜23:45、バラバラの場所で新年を迎える3人の少女が、事件に遭遇する。

底辺女子が人生逆転!?　不遇な家庭に育った17才のユキが、子供を持ちたい人々と貧困女性を救う“代理母ビジネス”の賭けに出る。

山陰地方を走る6つのローカル線と大阪駅に、流れ着いた女性のバラバラ死体!なぜか首はついに発見されなかった。

「あなたの人生の名シーンは、いつですか？」。記憶を失って天国を訪れた小野田。

伊三次とお文に支えられ、絵師修業を続ける息子の伊与太。

誇大妄想にとりつかれたホームレス、どうしようもなく狂気に惹かれる14歳。

「冴木探偵事務所」に父・涼介を訪ねてきた男、粕谷。アルバイト探偵の隆は粕谷を追ううち銃撃戦に巻き込まれ、気を失う。

麻里子は3年前現在の夫、田島幸平と結婚した。

父の再婚相手、亜理砂の家で、夏を過ごすことになった加奈子。

著者が満を持して贈る「日本人とは何か」を問う巨編。三重ラセン構造を呈した迷宮のミステリ。

新居宿の本陣の娘お美也は、亡夫の弟と恋に落ち、やがて妊る。

ドイツ人捕虜を翻弄する数奇な運命(さだめ)。

小中高一貫の大型校、木ノ花学園で事件は起きた。学園でいちばん古い校舎にある音楽室に、死んだはずの女の人が現れたという…。

時は大正。

親友が顔を吹き飛ばされて殺された!見知らぬ女から電話がかかった後だった。

売れないミステリー作家の冷泉彰成は、弟子の久高享に創作テクニックを仕込みながら、執筆を続ける日々を送っていた。

北町奉行所定町廻り同心、木暮信次郎が腹を刺された。

オーストラリア警察の腐敗を捜査する特別調査員となった元SIS(英秘密情報局)工作員ハイドは、東南アジアでリゾート開発を行う巨大多国籍企業がヘロインも扱い、売上金の洗浄にカジノを利用しているとの疑いを抱く。

学生時代から仲の良い京都のOL三人組が、NTT株で儲けたのをきっかけに株を始めた。

雑誌記者の勝村は、下北沢の夜道で男に絡まれていたところを、謎の女に助けられる。

迷犬ルパンと三毛猫ホームズ、ファン待望の共演。―事件は片山義太郎刑事の目前で起きた。

警視庁の日下刑事は、身分を明かさず書道教室に通っていた。

すべては雨宿りから始まった。

これまで数々の未解決事件の謎を暴いてきた特捜部Q。

名門東都ホテルへ入社した高村博は、社長の要請でライバルの大東京ホテルへ再入社したが、その目的は大東京ホテルを内部から撹乱し、評判を落とすことだった。

安政地震の報に、旗本座光寺家(ざこうじけ)の江戸屋敷へ信州伊那から駆けつけた若者本宮藤之助(ほんぐうとうのすけ)。

壬氏の一世一代の行動の結果、 とんでもない秘密を共有することとなってしまった猫猫。

豊かな自然に囲まれた全寮制の高等学校、霧橋学園。

屋敷に住む老人と少女。人を寄せつけぬその屋敷からは恐ろしい悲鳴が幾夜も聞こえるという。

体育の日に川に落ち、「あの世」へ行きかけた高校生の里加。

ロサンゼルス都心部に完成間近の25階建ての「グリッドアイアン」は、エレベーター運行から空調・照明・掃除・警備、尿検査による従業員の健康管理まで、全てをコンピュータで管理するインテリジェント・ビル。

怪談実話のパイオニアが綴る恐すぎる実体験。書かれた”怪”は”怪”を招く 海が怖い。

渥美半島の突端にある伊良湖岬に切断された手首が漂着した。

デビュー作で思わぬ反響を呼んだ作家。次作の契約が決まるも原稿は一文字も進まず、前金は旅行に消えた。

どうしてこんな物語を思いつくのか見当もつかない。そんな小説はお好きか。

その昔、とてつもなく破天荒な大儲けを企てた男がいた。

夫の最高裁判事を爆殺した容疑で突如起訴された、美貌の女検事アビー。

「十六歳だった。あのひとに出会うまで十六年もかかってしまったという気持ちは、後悔に少し似ている―」。

神崎結子・OL。ひとり暮らし、彼氏なし。

第一級のテロリスト、セグンダがパリに現われて不審な動きを見せているとの情報を得、スイス情報部は内偵を開始した。

“普通じゃない”事件を扱う極秘裏な特務捜査機関CIRO‐S。

高校生の村松光輝は、コンサート会場で、探し求めていた女性との再会を果たした。

猫殺しの少年「まー君」と僕はいかにして特別な友情を築いたのか(『熊の場所』)。

新宿駅西口地下通路で女性の切断死体が発見された。第二の殺人を示唆する匿名電話が入り、捜査陣は新宿駅西口に張り込む。

ネアンデルタール人と現生人類の混血を示唆する太古の骨―この大発見の五周年記念行事に参加すべく骨の発掘されたジブラルタルを訪れたギデオン。

『僕は―ヒトゴロシ』。謎の詩を残して姿を消した桜井京介は、久遠アレクセイの名に戻り、14歳まで育った屋敷にいた。

落ちこぼれ白人ハップ・コリンズは、夜毎クラブの用心棒をしつつ、親友レナードと恋人ブレットの好意に甘えて生きる毎日。

ペスト収束に奔走する敗戦間近の英国領ビルマ・メダンサ部落。

蟹江静子は、老人ホームに入るために貯めた一千万円を、遠藤を首領とする詐欺グループに騙し取られてしまった。

海里克也は保健室で目を覚ました。なぜここにいるのか?保健医の鏡司によると、階段で転んで気を失っていたらしい。

“タイムマシンがあったらいつに戻りたい？”　図書隊副隊長緒形は、静かに答えた――「大学生の頃かな」。

コロナ禍の2020年春、手話通訳士の荒井の家庭も様々な影響を被っていた。

海辺の行楽地ブライトンに巣喰う十七歳の不良少年ピンキー。

その夏、信じられないことばかり起きた。「ラプラスの魔女」シリーズ! AIによる監視システムが強化された日本。

「パレード」(山本周五郎賞)、「初恋温泉」、「自伝小説」(書き下ろし)など、初期の傑作短篇から永遠の名作まで、全13作品(単行本未収録を含む)。

30歳の誕生日を挟んで、ふたつの大災難に見舞われた松村鳩子。婚約者に逃げられ、勤め先が破綻。

氷山を突き破り、南極観測船を襲う小学校舎。夜光する肌の死美人。

事件の背後には血塗られた伝承が―― 一族に死をもたらすのは呪いか、殺人か？ 累計16万部突破「クルス機関」シリーズ著者最新作！ ベテラン県会議員として絶大な権力を振るう芳賀珠美の手下“ヘンチマン”として、下請け調査を行っている若月朔太郎。

大学一の有名人かつアンタッチャブルな存在――東雲清一郎。

夜霧を引き裂く悲鳴を聞いて駆けつけたハマーが見たものは、死の苦悶に足を絡み合わせた、あられもない姿の美女の死体だった。

「大人の犯罪を犯す子供はもはや子供ではない」凶悪化する少年犯罪に警察は市民に宣言した。

幸せだった純菜を、孤独な日々へと突き落とした“彼”との別れ。

高名な考古学教授の妻と二番弟子が相次いで殺された。それぞれ現場の壁には異なったペトログリフが刻まれていた。

東京23区を侵食していく不気味な“力士シール”。

天保の改革から二十年。闕所物奉行を辞した扇太郎は、御家人として平穏な日々を暮らしていた。

一家四人が無残な死体で発見された。凶器は散弾銃、怪しい人物はすぐに挙がった。

一つの身体に五つの人格が共存する小塚原。

同日に起こった三つの難事件。若い男女の駆け落ち、問屋の強盗事件、付け火と焼死体。

『このミステリーがすごい!』大賞受賞後第一作が、待望の文庫化! 雑誌編集者の楓は、娘の衣装を自作する人気ブロガーに批判的なコメントを残したことから、過去のブログを匿名掲示板で晒され、陰湿なストーカー被害に遭うようになった。

「ごめんください。どなたですか?戸村飯店の兄弟、ヘイスケとコウスケです。

雪のクリスマス・イヴ、霞が関。3人のテロリストが、内務省本省庁舎を占拠する!脱出も救出も、絶対に不可能。

明治時代の東京に住む、元・岡っ引きの半七老人。

1514年夏。

頭部がない死体、胴体がない死体、右手がない死体…。遺体の一部が持ち去られる猟奇殺人事件が6件連続して発生した。

父親が大切にしていたランの鉢をうっかり割ってしまった真弓は、土のなかから出てきた細身のナイフを見つけて胸が騒いだ。

日本の不動産王で黒ビルグループ会長の黒河内慎平が、不仲の息子にマンション10階から突き落とされた。

大衆新聞「日刊社会」に、投書が匿名で送りつけられた。それによると、女優の卵の梅宮汐里が数日前から行方不明だという。

大切な人のため、世界でいちばん優しい噓を吐く――かつて漫画家を志すも夢破れ、ありふれた日常を送る高校生・紅藤凪斗。

ミステリー作家ポールは悲劇の人だった。少年の頃、事故で両親をなくし、その直後、目の前で姉を惨殺されたのだ。

殺人事件担当、捜査一課の宇野警部(40歳・男やもめ)と女子大生夕子(未婚)のおなじみコンビが訪れたのは、人気作家のモダンな邸宅。

結婚式場へ向かうエレベータ内で、指名手配犯を監視していたふたりの刑事。

東京消失、人質、千八百万!狂気の男が要求した条件を撥ねつけた日本政府。

多くの読者を魅了する推理小説家の著者が、プロデビュー前に書いた作品。自動車事故で失った記憶を求めて綴られる日記。

警視庁公安部の「アンタッチャブル」と、捜査一課の「落ちこぼれ」コンビが巨 大テロの脅威に挑む。

警察の警察――監察。

出自の違いを超えて結ばれたフォーンとダグ。

疫病が国土に蔓延するなか、王の後継者である兄に呼ばれ故郷に戻ったフィデルマは、驚くべき事件を耳にする。

キャバクラ、居酒屋、マッサージ、あらゆる仕事をたくましくこなすリツ。

海賊船は正紀らの活躍で退治したが、一味の幹部と悪徳商人は捕縛の手を逃れ、米俵四千俵とともに行方をくらましていた。

藩主井上正国の奏者番就任を祝って、狩野派の掛軸が贈られてきた。ところが、目利きの和によれば、掛軸は真っ赤な偽物。

順調に進む菩提寺改築の一方で、あちらこちらで一揆、 打ち壊しの話を聞くようになった。

将軍御目見の旗本・香坂家へ婿入りし、新御番衆として、江戸城へ出仕する身分となった藤吉。