奥琵琶湖羽衣殺人事件



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初公開日(参考)2000年07月
分類

長編小説

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奥琵琶湖羽衣殺人事件 (双葉ノベルズ)

2000年07月01日 奥琵琶湖羽衣殺人事件 (双葉ノベルズ)

夫との離婚問題に悩む多摩子は衝動的に琵琶湖まで旅行し、吉原と名乗る男性と知り合いお互いに心惹かれあった。だがデートの最中、死体を運ぶ男達を目撃し恐怖に震える。その後、多摩子の身辺には次々と不可解な事件が起こる。一方八木沢警部補は旅先で顔見知りになった多摩子に同情し真実を解明するため琵琶湖の長浜、余呉湖と精力的に調べ始めるが…。“羽衣はきけん。近づくな”死のメッセージに隠された謎とは!?衝撃的な自殺と殺人事件を結ぶキーワードは琵琶湖?奥深い真相に迫る八木沢警部補の意外な推理とは!?書き下ろし長編旅情ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




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No.1:
(3pt)

これはかなり無理がある。

地元の図書館の返済本のラックで偶然に遭遇。

ご当地ものというのかトラベル・ミステリーというのか、この種の作品(代表的なのは西村京太郎)、は、昔はかなり読んだ。一度読み始めると、一種の中毒に陥ってしまって止まらなくなる。ただ読みながらその筋はどんどん忘れてしまうのだ。というわけで、もう長い間、この種の本にはご無沙汰。

本書は2000年出版とだいぶ昔の作品だが、タイトル(奥琵琶湖)があまりにも魅力的で、つい借りてしまった。オープニングは、余呉湖なのだ。そして話の半分は長浜が舞台となるのだ。余呉湖や奥琵琶を舞台とした作品は、水上勉の「湖の琴」や「湖北の女」がすぐに思い浮かぶ。はたしてどの程度まで舞台を生かした作品なのだろうか?

たしかにオープニングは余呉湖のシーン。そしてすぐ、長浜、それも「黒壁スクエア」のガラス館の詳細な描写が続く。後半では豊公園も登場してくる。もっとも長浜ロイヤルホテルは実名では登場しないし、彦根の高校もどこかを暗示する描写はあまりない。dying messageでの羽衣の使用は陳腐。とうわけで素晴らしい奥琵琶の舞台が作品と有機的に結合したとは言い難い。また「彦根から東京への新幹線」という凡ミスと思える表現も出てくる。

肝心の謎解きだが、そもそも話の設定と発端にかなり無理がある。いまどき旅先での一目ぼれや名前も告げることなく8か月後の再会の約束など起こりうるのであろうか。またそこから先もかなり非現実的な設定が目につく。最初は密室殺人かと思わせるストーリー展開なのだが、途中からはいわゆる心理劇の様相が濃くなる。ここが本作品の謎の肝。最後は見事な謎解きとなるのだが、話の展開はかなり偶然(容疑者の自供)に左右されるところがあり、残念。

そもそも本作品では「殺人」は起きているといえるのだろうか?
奥琵琶湖羽衣殺人事件 (双葉ノベルズ)Amazon書評・レビュー:奥琵琶湖羽衣殺人事件 (双葉ノベルズ)より
457500684X



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