朝起きて、君に会えたら
- 転生もの (41)
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| 夜にしか居場所を持てない少女と、学校では明るく人気者としてふるまう少年・環との出会いを描いた青春恋愛小説。全体を通して、夜の静けさや孤独、そして限られた時間のなかで育まれる親密さが丁寧に描かれており、切なくもやさしい読後感が残る作品でした。 とくに印象的だったのは、「夜」という時間帯の使い方です。昼の世界ではうまく生きられない主人公が、夜の街のなかでだけ少しずつ心を開いていく展開には、独特の美しさがあります。朝が来れば壊れてしまいそうな関係だからこそ、二人の時間がいっそう儚く、特別なものとして感じられました。物語全体に漂う静かな空気感も魅力で、恋愛小説でありながら、どこか詩的な余韻を残していたと思います。 一方で、環という人物については、少しできすぎているようにも。外見もよく、やさしく、気遣いもできて、主人公の孤独をまるごと受け止めてくれる存在として描かれているため、いわゆる“スパダリ系”の理想的な男子に見えます。そんな恋愛強者である彼が、ともするとニート同然の荒れた生活を送る主人公に、短期間で強く惹かれていくのかという点には、もう少ししっかり掘り下げて描いてほしかった気も。もちろん一目惚れでした、ということなのでしょうけど、、、。主人公だから愛される、という少女漫画的な展開に見えてしまう部分は少し惜しいかなと。 とてもよかったのは、二人が初めて結ばれる場面です。直接的な描写に頼りすぎることなく、感情の高まりや沈黙、触れ合いの気配を比喩的に表現することで、二人の強い結びつきを自然に想像させる表現は凄い。露骨ではないのに情熱が伝わってくる巧みな書きぶりで、作者はきっと何度も推敲を重ねてたどり着いた部分だったのかなと。青春小説としての節度を保ちながらも、二人の関係が決定的に深まる瞬間の重みがしっかり感じられました。 全体としては、人物造形や恋愛の始まり方にやや都合のよさはあるものの、夜の空気感や、孤独な二人が心を通わせていく過程には確かな魅力がありました。親密さを描く文章には光るものがあり、「誰かに見つけてもらいたい」という願いを美しく包み込んだ青春小説としてとても楽しめる作品でした。 作者の映瑠さんはこの処女作のみが商業媒体として書籍化されているけれど、ぜひこれからも書き続けてほしいです。 | ||||
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| 無事に商品が届きました。 ありがとうございました。 | ||||
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| 好き嫌いのある作品です。私は好きでした。 | ||||
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| すずちゃんとたまきくんのやりとり本当に仲睦まじい感じが文章からも伝わってきた。素直なすずちゃんだからたまきくんも惹かれてしまうのだろう。するするとページが進みました。 母親の気持ちもとてもわかるなぁ。また読み返したくなる本でした。 | ||||
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| 人生に疲れた時に読むと共感できました。 大好きな作品です。 | ||||
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