「クォーター」とは4分の1ドル、つまりは25セントのこと。

豪華8名によるオール書き下ろし! 意外な結末から忍び寄る恐怖まで人気作家が「毒」を使いこなして導く絶妙な競作! 致死量に詳しすぎる女、正統派の毒殺、ネットで知り合った女、身近すぎる毒、毒より恐ろしい偶然…サスペンスから本格まで、一冊に閉じ込めたバラエテ

嵐の夜、携帯電話も持たずに車を運転していたフェイスは、見渡すかぎりサトウキビ畑がつづく場所で道に迷ってしまう。

猫をこよなく愛す、ブルーノ少年11歳。こう見えて、探偵です。

グラハム・ベルが電話機を発明してから一四〇年の歳月が流れたが、とりわけ、この十数年の進歩は、黒電話からスマホへと、目まぐるしいばかり。

ニューヨークの聖アンセルム・ホテルの913号室で、一人の男が飛び降り自殺した。

劇作家の死を巡る灯火管制の秘密とは…H・R・F・キーティング編「海外ミステリ名作100選」採択作品!殺意と友情の殺人組曲が静かに奏でられる、大戦下の一夜に消えた命の灯火。

アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞受賞作 自然豊かな静かな町で、世捨て人の老人の敷地から青年の遺体が発見された。

時は戦国、下剋上の世。京都・相国寺近くにある三好家の屋敷に、その男はいた。

平凡な女性が、理由もなく、何者かに射殺される事件がほかにもあることを突き止めたティーア刑事。

さまざまな「後藤さん」についての考察が、やがて宇宙創成の秘密にいたる四色刷の表題作ほか、百にもおよぶ断片でつづられるあまりにも壮大で、かつあっけない銀河帝国興亡史「The History of the Decline and Fall of the Gal

夏期休暇に出掛けた十人の男女を見舞う悲劇と惨劇。

ストーカー被害に悩む女子学生、父を亡くし、拒食症を再発した女性の謎の失踪事件…。

作家デビュー前の「わたし」が、寂れたD町のバーの店主だった頃、日々怪異なものばかり目にした…。事故を誘発するマグカップ。

凍てつく一月の早朝、高級アパートメントの一室で、首を折られた若い男性の他殺体が発見された。

親友の父を殺した秀夫は、服役中に連絡を絶った最愛の人を捜していた。だが、伝手となる男の殺害現場に遭遇。

M・ナイト・シャマラン監督、マット・ディロン主演ドラマ原作！　『パインズ』『ウェイワード』に続く、驚愕の三部作完結篇！

校正者の秋川美苗は、パーティで出会ったエリート学者・葉山との恋に墜ち、結婚前提の付き合いを始める。

両親を早くに亡くしたあかねは、５人の過保護な兄と暮らしている。

「今日から、あなたたちは鈴木さんです」。巨額の借金を抱えた男女四人が豪邸に集められた。

1920年代、狂乱のパリ。作家志望の英国青年ユージンは、呪われた赤いダイヤの噂を聞きつける。

筑後川に臨み、旅行作家茶屋次郎の胸は疼いた。

「日本の名川探訪」で北上川を訪れた旅行作家茶屋次郎は、花巻温泉に宿を取ったが、翌朝目覚めて仰天した。

梓川のほとりで、旅行作家茶屋次郎は怒りに震えていた。

北アルプス・槍ヶ岳からのSOSを受けたアマチュア無線家から、長野県警豊科署に連絡が入った。

群馬・月夜野町で、東京からの客を乗せたタクシーの運転手が殴殺されて見つかった。車内のメーターは東京‐群馬の二倍の料金。

美しい死体は刑事を走らせる。北アルプスで発見された女性の凍死体。

他人のテントの中で発見された寝袋入りの刺殺体の異常さに、山屋刑事・道原伝吉の背筋に亜寒が走った。

東京の会社員・安出川正浩が北アルプスで連絡を絶った。

『皆さんにはこれから人狼ゲームをプレイしていただきます。この中には三人の人狼役がまぎれこんでいます。

七月は灼熱の昼下がり、幻覚にも似た静寂な光の中、一人の男がリスボンの街を彷徨い歩く。

ロビン・モナークは、幼くして孤児になり、ブエノスアイレス最悪のスラムで生き抜くために、盗みの達人となった。

武上希美子は中堅老舗出版社の編集者、三十一歳。元気な祖母と二人暮し。

独自の意味を背景や小物として絵画に書き込む手法、図像。英国で図像学を学んだ千景は、祖父の死を機に日本に戻ってきた。

「私に祓えない霊なんかいない」天才祓師ヒロインによる痛快オカルト物語! 祓屋の名門「天霧屋」。

その夏、絆で結ばれた11歳の少女二人は、4歳の少女を“殺した”―裕福な家で育った名門校の生徒アナベルと、貧困家庭に育ち読み書きできないジェイド。

ポール・アンダースンの偽名を与えられた外務省職員は、英領ジブラルタルのホテルの一室で苛立ちを露わにしていた。

人情あるところに事件あり。浅草の介護現場は謎だらけ!新米ヘルパー・淳が、往年の名探偵・成瀬老人の助けを借りて謎を解く。

ユーモアとサスペンスあふれる、軽快な都会派ミステリーの魅力。

フリーカメラマンの木村敦は、沖縄に貢献したとして藍綬褒章を受章した故緒方秀郎が「陸軍中野学校」出身であることに関心を抱く。

第165回直木賞受賞作！ 巨星・河鍋暁斎の娘として、 明治大正の動乱を真っ直ぐに生き抜いた 女絵師・暁翠の一生。

国を護るため生まれ、能力を磨いてきた出屋敷市子。

東京の大学病院に勤める内科医の望月美並。

函館・赤レンガ倉庫群近くの海で発見された水死体。水産会社を経営する一ノ瀬祐二だった。

江戸の科学探偵がニッポンの謎と難事件を解く! 歴史時代作家クラブ賞受賞の気鋭が放つ渾身の時代ミステリー。

殺されてる!デート嬢・冴子の目に同僚の惨殺体が飛び込んできた。彼女は今夜、冴子の代わりを務めてくれたのだ。

いつの間にか早瀬家に住みついていた、自称霊能力者の羽田母子。

「犯罪だって一般の消費者選択理論と同じ」連続殺人事件の特捜本部に乗り込んだ行動経済学者の捜査に、誰もがあっけに取られた。

世俗から隔絶された全寮制の男子校・聖マカーリィ学院。

昼日中の浅草で行方知れずとなった大和屋の孫娘を、突如現れた異形の僧が験力で発見した。

風俗嬢の霊が出るラブホテル、首吊り自殺した女がみえる酔っ払い、曰く付きの事故物件、海外で出くわした恐怖体験、ビール瓶で殴ったら目玉が飛び出たヤクザ…読み終わったら後味最悪。

“たっぷり”がうれしい。新鮮なアイデア、完全なプロット、意外な結末―三要素そろったショートショートの傑作。

学校で出屋敷市子は「カッパー」と呼ばれている。彼女のまわりではありえないことばかりが起こるからだ。

雪中酒を熟成する雪室から西洋柩に入った老人の刺殺体が見つかった。

一九八八年から現在まで書き続けられている人気警察小説・安積班シリーズ。

1948年、戦後間もない東京で野球の力を信じた男たちがいた。

資産家の独居老人が火事で焼死した。何故か死の直前、株式を売却していた事実が判明。

安曇野のホテルの一室で女性の扼殺死体が発見された、宿泊名簿から、同宿の男・日比野が容疑者として浮上。

義憤の女神は、パンドラの箱に手を掛けた―― 実父の犯した殺人事件を追う記者。

綾奈の死の真相を知る―決意した高城に長野が目撃者情報を持ち込む。十数年を経て得られた新しい証言。

「札幌に出張だ」と言って消息を断った秋津将次。

マイアミで発見されたレイプ惨殺死体。硫酸で焼かれた唇は笑みを浮かべ、首には「Z」の焼印が残されていた―。

犯罪学を嗜む高等遊民ダゴベルトが、退廃の都ウィーンの社交界で起きる様々な事件を見事に解決。

春日署に配属された新人刑事の立川くん。

その絵を見た片山はギョッとした。裸婦の胸にナイフが突き刺さり、乳房の谷間から流れる血が床へと広がる。

樹齢千二百年の金木犀が見守る昔懐かしい街。

日本でテロリストと闘うのは「外事警察」(ソトゴト)と呼ばれる者たちである。

天才小説家と天才の原稿を追い求める編集者のミステリー、感動の完結! 天才作家・雨坂続が再び眠りについて2年。

「たすけて…おねがい」―朝まだきころ、か細い声でかかってきた緊急通報。

あれから3年―。悪夢のようなキューピッド事件も人々の記憶から薄れつつあった。

絵を一枚仕上げるたびに、絵にサインを入れるたびに、もうやめよう、これで最後にしようって、考える―それでも私は、あなたのために絵を描こう。

美大生の春川は、気鋭のアーティスト・布施正道を追って、寂れた海辺の町を訪れた。

絶海の孤島で恐るべき殺人事件が！！　　　某家より理系サラリーマン・石崎幸二と女子高生ミリアとユリ宛てに孤島への招待状が届く。

滝から落ちてきたホームズを救った、のちの幽霊狩人カーナッキ。

女子高生・古賀葉月は誘拐され、何かを触らされた。犯人は、知っているのだ。

テキサスのさびれた鉱山の町インフェルノの郊外に空から巨大な黒いピラミッド状の物体が落下した。

中学校の吹奏楽部で連続する死の謎とは？

ニューオリンズの豪華なホテルのベッドで、有名なテレビ伝道師が死体で発見された。頭や心臓などに銃弾が三発。

故郷を捨てた男は、それでも刑事にしかなれなかった。

ヴィクの奔放な妻メリンダは次々と愛人と関係を持つ。

“求む奇談!”新聞の片隅に載った募集広告を目にして、「strawberry hill」を訪れた老若男女が披露する不思議な体験談―鏡の世界に住まう美しい姫君、パリの街角で出会った若き魔術師、邪眼の少年と猫とともに、夜の町を巡る冒険…謎と不思議に満ちた奇談に、

「僕は亜空間要塞に行って来たのです」―ある日、私、半村良のもとを訪れた一読者・飯田の口から出た言葉は信じがたいものだった。

ミシェルとエリカが営む書店併設のチョコレートショップでパーティが行われることに。

一流商社マン松平京一郎は、人気歌手マヤと結婚し幸せの絶頂にあった。

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。

斬り捨て御免の権限を持つ幕府の火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵。盗賊からは“鬼の平蔵"“鬼平"と恐れられている。

私立探偵の松永は、政界の黒幕・服部宗十郎から、奇妙な身辺調査の依頼を受ける。

ジョン・ソーンダイク博士は、20世紀初めに数多登場したシャーロック・ホームズのライヴァルたちの中でも最も人気を博した名探偵である。

数百年先に帰ってくるかもしれない。懐かしい、この浜辺に―ー。

理由もわからず故郷プレンティスタウンを追われた少年トッドは、宇宙から来た少女ヴァイオラとともに、ひたすら逃げた。

中学2年生の柊也は、クラスメイトの翼に誘われて渋々行った中華街で無銭飲食の罪を着せられてしまう。

ぼくの目の前で、少年がトラックにはねられた。事故のあと町の人間が聞いてきた。

「ぼくはゴールデン街が好きで、嫌いだ」 「日本冒険小説協会公認酒場」と銘打ったバー〈マーロウ〉のアルバイト坂本は、本好きが集まるこの店でカウンターに立つ日々を送っていた。

行方不明の親友松井久代が、深夜に電話をかけてきた。指定場所の中学校へ駆けつけた杉原爽香は、親友の無残な死体を見つける。

被害者女性の特異な容貌から注目を浴びた轢き逃げ事件、痴漢の容疑をかけられた男の転落死、色呆け老人が飲んだ薬物入り缶コーヒー騒動―同じ地域で起こった三件の未解決事件には、ある人物の姿が見え隠れしていた。

彩は、自信のあった期末テストの成績が急落。それを慰めたのは、同じ経験を持つ上杉だった。

一流弁護士の父親の反対を押し切ってロンドン警視庁の警察官になったウィリアム・ウォーウィックは、警視長直属の麻薬取締独立捜査班に異動になり、ある特命を受ける。

東京・京都・福岡で首のない他殺体が相次いで発見された。