不可視の網
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読んでいる最中も読み終わった後も、気分が落ち込みました。林さんの本は架空戦記もSFもほとんど読んでいると思いますが、本作は、最悪の読後感でした。現実世界が数年後にまさしく作中の設定のようになってしまうという思いが付き纏ってしまうからです。それはそれで文学の役割としては有りなんですが、でもやっぱり林さんには将来に希望が持てる明るいSFを書いてもらいたいです。 | ||||
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小野不由美「屍鬼」、桐生裕狩「剣の門」、小林めぐみ「魔女を忘れてる」などに感じた、いいもん/わるもんが反転して反転して人間の集団が怖くなる感じ。いやーいいっすねえ。 AIがそれを無思想に助長して、でも社会の大半は何かが起きてることなんかに気づきもしないってのも現代的でよござんす。 侵略者の平和シリーズのラストで見せてくれた悪の味を久々に味わえました。 | ||||
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●物語の時代背景は近未来。といっても2024年で今よりわずか2年先である。この微妙な差異はおそ らく「SF」と宣言する程大げさではないが、ひょっとして将来にはこんな町こんなシステムがあるか もと想像させる位には空想的である…という事か? 社会の底辺であがいている主人公の人生も、安全・清潔都市事業モデル地で導入されたSCS(監視 カメラシステム)も或いは縦割り行政の壁も、なんか目に見えないものにからめとられ雁字搦めにさ れている様な閉塞感におそわれてしまう。 自分の人生もシステムの瑕疵も行政の壁も、要は人間の意志のあり方で解決できるのに・・・と示 唆している様。 話の広げすぎ深堀のしすぎで文字密度が濃く、流れが渋滞。後半頃には少々バテ気味になった。せ っかちな私的にはもう少しダイエットして、スッキリとしたストーリーにして欲しかった。 が、巧みな伏線を強烈に回収してくれた点は流石でした。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります AIによる最新のセキュリティシステムが導入された,実験都市にて起こる大事件と, それと並行して描かれる,ワケありな人々の奇妙で不気味な集団生活の様子が面白く, 少し説明過多な点はありますが,先の展開をなかなか読ませず,引き込まれていきます. また,システムが生み出した矛盾や区別,何より見落とされていた盲点が興味深く, その背後にある市民の意識,つまりは人間の存在という,デジタルとアナログの関係, そして,二つの視点で描かれる展開が,興味深く,それでいて皮肉的で印象に残ります. 一方,どん底の人生を歩んできた男が,事件の中で,思い上がり,転落していく姿は, 確かに愚かではあるものの,ちょっとしたずれと誘惑がなければ…と同情もしてしまい, 彼が最後に抱いた感情は,事件の畳まれ方も相まって,いささか複雑な余韻を漂わせます. | ||||
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