囚われの島
- 調律師 (4)
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静かで観念的な世界に生きる人と雑然とした物質的な世界に生きる人とはどこでどう接点を持てばいいのか考えさせられる作品でした。 | ||||
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翻訳者としても活躍していて、実績もある著者だけに酔わせるような美しい文章と世界観が素晴らしい作品です。 様々な賞の候補にも挙がっているのも納得です。 次回作もとても楽しみにしています。 | ||||
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どことも知れぬ絶海の小島に誰かが自分を迎えに来る夢を見つづける盲目の男と、その小島に誰かを迎えに行く夢を見つづける女とが、互いに夢の半分を持ち合い、本書のテーマである蚕の吐き出す糸のように物語が紡がれていくのかと思って読んでいたら、違ったみたいだ。 3部構成をとっている小説の1部こそ盲目の調律師と新聞記者の女の純愛を予感させ、そこに上司との不倫やら母親との確執やらの俗っぽい事柄が絡みついてくるのだが、2部に入ると物語は一気に100年近くも過去に跳び、男と女の夢の源流と思しき蚕都が描かれ、3部になるともう何について語られているのかも曖昧になる。 1部、2部と進むにつれ物語の抽象度が増すだけではなく、それに合わせてもとより詩的だった文体が、3部ではほとんど散文詩になっている。反復言語や読点を多用し、名詞や助詞で止める文章は読み易くはなく、このあたりは好みが割れそうだ。緻密に練り上げられた小説だとは思うのだが、作者が自身の文体に酔っているように感じられ、それが壁となって僕はこの世界観に入り込めなかった。 | ||||
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書評しか見ていませんが、ありふれたストーリーで、時空を超えるとか、オシラサマを持ち出してくる手法がまず駄目。読んでみたいとは思いません。 | ||||
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この小説は全三部で構成されています。最初は現代が舞台の盲目の調律師と蚕に魅入られた新聞記者、由良の物語が(第1部)。そこから、いまは滅びた養蚕の村の戦争前夜の儚く美しく残酷な物語(第2部)とリンクします。そして、また由良の物語へと戻るのですが(第3部)、そこはもう最初の物語とは遠く離れた場所に連れていかれます。 個人的には2部の柳田国男的世界にグッときつつ、時を超えて囚われ、しかしそこから解放される弱き者たちの物語として読みました。スケール感が半端なく、海外文学好きにもおすすめの一冊です。 | ||||
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