ミッテランの帽子
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注釈が多いが、それがまるで分からない。フランスの80年代もよく分からないので、フランス人ならもっと楽しめるかと。話もどこか予想できるというか意外性がなく、途中からは速読して読んだが、う〜んあまり期待しないで読んだほうがいいかも。 | ||||
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友人には勧められない。 同作家の新作は素晴らしい。ここから成長したんだ。 | ||||
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人生の何かがうまく行っていない主人公たち。そんな彼らの人生が、ミッテランの帽子を拾ったことをきっかけに大きく動き出します。 大人になると、みんなどこかでそんな不全感を持っていて、だけどそれを打開する勇気もない。だからこそ、ミッテランの帽子をきっかけに新しい一歩を踏み出した主人公たちに共感できるのだろうなと思います。 フランスの小説らしく、香水やパリのレストラン、絵画とお洒落なエッセンスも満載。オチも気が利いています。 大人が楽しく読んで、さわやかな読後感も得られる素敵な連作小説集です。 私のもとにも風に乗ってミッテランの帽子が転がってこないなかな。 | ||||
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現代と言ってもミッテラン大統領が活躍していた1980年代のフランス、主にパリが舞台である。 一つの出来事をきっかけに主人公が変わる連作小説ですが、その人物がどれも大人で一定の悲観と楽観がある。つまり、読んでいる方もそれなりの大人の人生のリアリズムを自然と共有するという訳です。 時に甘く時に厳しい、運命の糸に引かれて紡がれる物語に流れるのはフランス人のセラヴィ=それが人生(だがそういう言葉は一度も表れない)。 私がこの本に出合ったのは映画のグザヴィエ・ドラン監督の「幻滅」を見た直後だった。両者にはポリコレのかけらもない、まさにフランス人のあるがままの皮肉とユーモアの人間喜劇。私はそこに「教養」という大事な臭いを嗅ぐ。 お薦めしたいのは、大学で仏文科を専攻した人達やフランス文化に何かしら携わっている人。ファッション・芸術・政治のどれでも結構、フランスが嫌いじゃなければこの本を読むともっと嫌いじゃなくなる、悪くなく感じる。 私は小説の読書を娯楽としてしか考えておらず、どんな小説でも読むときは一気読みと決めているが、この本に限ってはそれは出来なかった。一章一章が味わって堪能しながらじゃないと読み進められなかった。 | ||||
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置き忘れられた大統領の帽子が、会計士や調香師といった様々な人々のもとを訪れ、彼・彼女らの運命に変化をもたらし、また去っていく様子が描かれる。 ユーモアも悲哀も極端に走らず、抑制の効いた文体で綴られており、読後感も爽やかだった。 ミッテランも魅力的な人物として登場する。 80年代のフランスを楽しむことができる小説だと思う。 訳者によるあとがきの中では、物語、本編同様、少し不思議な創作時のエピソードが紹介されており、最後まで興味深く読んだ。 | ||||
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