ピクニック・アット・ハンギングロック
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実際の事件を基にした小説だと聞いていたが、解説を読むと、モデルにした事件があったのかは不明との事。いずれにして小説として面白かった | ||||
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先に映画を見て、結末が違うと聞いたこともあり、購入。 映画に影響されてしまっている部分もあるとは思いますが、全体に漂う不穏な空気と少女たちに纏わる甘やかなイメージ、不可思議な消失と、引き込まれる要素がたっぷりでぐいぐいと読み進めました。 喪失により、その存在がよりくっきりと輪郭を持つように思えるなど、様々にイメージを喚起させてくれる魅力があります。 映画化にあたり、どんな風に構築したかも分かり、二重の意味で楽しめました。 | ||||
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内容紹介は他レビュアーさんに譲りますが、描写に文学性の高さを感じるオーストラリア発ゴシックノベルです。少女と女性教師が失踪し、ラストに至るまで彼女たちの身に起きたことは判然としないのですが、それにも関わらず読後の満足度が高いのは、全てが明確に謎解きされなければならないエンタメ系ミステリー小説ではなく、文学作品だからでしょう。デュ・モーリア「レベッカ」等のゴシック小説好きにはもちろんおすすめですし、桐野夏生「柔らかな頬」のように登場人物が失踪し、なおかつ真相が作品内で明らかにされない、しかし大傑作という小説は世の中存在しますし、そのような作品の魅力を理解出来る人にももちろんおすすめです。訳も素晴らしいです。この作品を訳した井上里さんはかなりの目利きだと思います(上からすみません)。井上里さんの訳した他の作品にも注目していきたいです。 | ||||
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突然、オーストラリアのハンギング・ロックにピクニックに出かけた少女達が行方不明になる話。 これははっきりとした真相を求めるというよりも、名門お嬢様学校の少女達の光景を楽しんだり。 そして他にもオーストラリアのゴシック小説や幻想的な雰囲気を味わったり、真相については読者が自由に想像するのを楽しむ作品だと思う。 それから私個人としてはこの話には超自然的な要素を濃厚に感じたが。まさに神隠しのような。 実は十九世紀に書かれた小説だと知り、全体に流れるゆったりとした、クラシカルな雰囲気にも納得がいく。 それからこの作品の誕生の経緯自体がとても興味深い。 どうもこの作者は不思議な能力があり、その場所で過去に起きた出来事が視えたりとか。 この話も作者が見た夢に基づいているらしい。 また、作者や編集者もこの話はあくまでフィクションだと言っていたが。 後に出版された、この作者に関する研究書によると作者はフィクションだと言っているものの、実は1818年に起きた実際の二人の少女の失踪事件を元にしたのではとのこと。 しかし、作者は厳重にこの話はフィクションか実話か追求しないようにしてとか語っていたらしい。 実際の事件に基づいたものでも実証できないからだと思ったのか、それともそもそも、超自然的な力による少女達の失踪だから実証できる性質のものではないと判断したからなのか? それから私は今回の話を読んで、なぜか大勢の来訪者が行方不明になる、アメリカ各地の自然公園の話を思い出した。 その上、どう考えても人々の失踪の原因が超自然的なものらしく。 アメリカやオーストラリアのような雄大な自然のある地域には超自然的な力が宿る場所が多いのだろうか。 | ||||
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カルト的な人気がある映画の原作です。読んでいるだけであの映画の雰囲気が脳内に再現されます。映画は本当にビジュアルが素晴らしいので。(特に寄宿舎の様子からからピクニック場面) 映画においては、主人公の美少女ミランダの美貌による説得力で、多少のアラや結局何だかよくわからない結末などは二の次です。 このお話、確か当初の触れ込みは実話ということだったのですが、結局は創作ということがわかりました。少女たちが岩山に忽然と消える、いったいなぜ、どうして、どうなったのか?・・・という謎めいたストーリーも、創作だとすると、なんでもありですから、多少魅力も減るかもしれません。なので、純粋なミステリとして楽しみにするとがっかりすると思います。個人的には、あの不可思議で不可解な幻想的な空気をミステリ風に味わう作品かな、などと思います。 映画を何度も見返したので、映画に書かれなかったエピソードなどを補完できる点では楽しく読めました。 ところで、この失踪した少女たちはどうなったのか?・・・以前、あるサイトで発表されなかった結末の梗概を読みましたが、正直、知らなくても良かったな・・・程度のお話でした。謎は謎のままに、というのがこの小説のミソのような気がします。 | ||||
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