らんたん
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ものすごく汚い 買わなきゃよかった。 | ||||
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女性の生き方、を切り拓てくださって今が、あるのだと。 感謝しております。 | ||||
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先人のみなさんのお陰で今の私たちがあるんですね。より良い形で次の世代に渡していきたいですね。 | ||||
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予備知識なしで読み始め、てっきり一色とらじが主人公だと思ったが、津田梅子、河井道、一色ゆりが取って代わり、とらじはラストの方で再登場するが、まあ影の薄いこと。内容は日本近代婦道史だからしかたがない。膨大な資料を読み込み、女子大・短大の成り立ちをわかりやすく教えてくれた小説としては満点。それにしてもバブル前にはあれほどたくさんあった短期大学、格差が拡大した現代社会においてこそ需要がありそうだのに、ほぼ消滅したのはなぜだろう? | ||||
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明治期から今日に至るまで、綺羅星のように輝く女性たちの存在がこれほどいたことを改めて認識した書です。津田梅子、平塚らいてい、神近市子、市川ふさえ、大山捨松、山川菊栄、伊藤野枝、村岡花子、広岡浅子・・・フェミニズムや女性学を学ぶ人間なら誰しもが知る著名な女性たち。しかしこの本を読んで、これまでの描かれ方は全く充分ではなかった、とまさに目から鱗の、ワクワクするような読書経験になりました。恵泉女学院は知っていても創立者の河合道の名も一色ゆりの存在も知らなかった、またここに登場する新渡戸稲造、有島武郎や野口英世、伊藤博文などの、従来とは違う視点からの描かれ方も。つまりは出版界も世間の構造・システムも、一貫して「男性」のものであり、取り上げられる女性たちの数は至って少なく、またその取りあげられ方も男性の視点というバイアスのかかったものでしかなかったことに改めて思い至った、軽い衝撃の一冊です。人々の歴史は常に権力闘争、戦争、政治という男の視線で語られ、市井の人々の暮らしや精神世界は傍流、付け足し、サブカルチャーでしか語られないというような、歪な分断が当たり前になってきましたが、40代という著者の柚木麻子氏が、河合太刀の姿を通して描いてみせた明治の時代は、侵略や戦争、武器、政争をアイコンとして語るのではなく、お茶やお菓子やドレス、シスター・フッドという、全き女の視点から描いた痛快で楽しく、理想を追った女の冒険譚です。 これを嘲笑い「お花畑」などと揶揄し、非現実的な理想主義と軽視し貶めてきたのが男性たちの価値観、世界観でしたが、人の冷えた身体と心を暖める一杯の紅茶と焼き菓子より、人の命を一発で撃ち殺してしまう拳銃の方が価値あると、いったいこれまで私たちは誰に洗脳されてきたのでしょうか。小説『らんたん』は、そのさりげなく優しいタイトルの印象以上に、人の世の本質に鋭く迫り、今後の世界を変革する力を秘めた一冊であると確信します。少なくとも私にとっては、間違いなく大切な人生のターニング・ポイントとなった一冊です。殺戮に明け暮れた明治という同じ時代を、片田舎から始まる河合道という一人の女性から描いた物語は、全編面白く、彼女たちがかざした明るい「ランタン」の光に照らされて読み進むのは幸せな時間で、久方ぶりに、一冊を読み終えるのが惜しかった少女の頃を思い出しました。どんな時代にも理想を追うことの尊さを諦めずに生きた女性たちの存在に、教育の尊さと、人間普遍の理想を今一度思い起こさせる、男性にとっても星5つの必読書です。 | ||||
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