新しい星
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
新しい星の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一緒に合気道を学んだ同期が社会に出たのち、それぞれの人生で困難に直面する。 一人ひとり他人には分からない悩みがあっても、周囲の人間の理解と寄り添いによって救われる部分がある。 友人の助けや人は一歩一歩乗り越えていく姿がじんわり心に染みる良い物語。 やや綺麗すぎる展開であり人間の暗い面との対比が好きな人には物足りない部分もあるだろうが、素直にストーリーを追える読みやすい話である。 自分が傷ついたからこそ、他人に寄り添える素晴らしさを与えてくれる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
普通に就職して、普通に結婚して家庭を持つ、そんな世間では「普通」とされていることって実はすごく難しいんだなと思った。 この小説のメインキャラクター4人には、それぞれ辛い出来事があって、でも痛みを知っているからこそ彼らは人に優しくすることができる。 こうやって人が少しずつ誰かを思いやることができたなら、きっと優しい世界になるのになあと思った。 彼ら彼女らの思いやりとまっすぐな強さに何度も泣いた。 とても大好きな小説です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大学生時代に合気道部に所属していた同い年の男女4人の物語。森崎青子、日野原(大橋)茅乃、安堂玄也、花田卓馬の4人。青子は子供を出産したが、すぐに亡くしてしまう。玄也就職した会社でいじめを受けて引きこもりに。卓馬は新型コロナ禍で離婚。そして茅乃は乳癌に苦しむ。みんな自分が失ったものに苦しみながら、一方で友人同士助け合い、補い、不幸を含めて受け入れて成長していく。遺された者も失って初めて一人ではないことに気づく。きれいな涙を心の中に流せる作品だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んだ後、いい気持ちになれます。まるであの飲み物を飲んだ後のような。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大学の合気道クラブで一緒だった四人の男女同期生をめぐる、オムニバス短編集。第一話は、綾瀬ならではの真骨頂。未熟児で生まれてすぐ死んだ娘によって、青子の人生は一変する。彼女と周囲の人間関係も一変する。それは、新しい星に生まれ直したかのようなのだ。特に奇矯な設定は無く、ひりひりとしたリアリティーが読む者を侵食する。 第二話からも、それなりに緊張感を持ったストーリーが、種類を変えて続くのだが、徐々に凡庸なリアリズムに変質していってしまう。最終的には、うーん、綾瀬ならもっと違う角度で世界の真実を明らかにしてくれるはずなのだが、…ともの足りなさを感じてしまった。 直木賞候補作ながら、今回は選に漏れた。まあ、それも仕方ないかな、とも思った。綾瀬はもっとすごい物語を書ける作家だ。「くちなし」も「朝が来るまでそばにいる」も、これより鋭く世界に切り込んでいた。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 9件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|