■スポンサードリンク


新しい星



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
新しい星

新しい星の評価: 4.11/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.11pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(5pt)

登場人物の人生を応援したくなる

一緒に合気道を学んだ同期が社会に出たのち、それぞれの人生で困難に直面する。
一人ひとり他人には分からない悩みがあっても、周囲の人間の理解と寄り添いによって救われる部分がある。

友人の助けや人は一歩一歩乗り越えていく姿がじんわり心に染みる良い物語。
やや綺麗すぎる展開であり人間の暗い面との対比が好きな人には物足りない部分もあるだろうが、素直にストーリーを追える読みやすい話である。

自分が傷ついたからこそ、他人に寄り添える素晴らしさを与えてくれる。
新しい星Amazon書評・レビュー:新しい星より
4163914684
No.8:
(5pt)

痛みを知っているから優しくなれる

普通に就職して、普通に結婚して家庭を持つ、そんな世間では「普通」とされていることって実はすごく難しいんだなと思った。
この小説のメインキャラクター4人には、それぞれ辛い出来事があって、でも痛みを知っているからこそ彼らは人に優しくすることができる。
こうやって人が少しずつ誰かを思いやることができたなら、きっと優しい世界になるのになあと思った。
彼ら彼女らの思いやりとまっすぐな強さに何度も泣いた。
とても大好きな小説です。
新しい星Amazon書評・レビュー:新しい星より
4163914684
No.7:
(5pt)

きれいな涙を心の中に流せる作品

大学生時代に合気道部に所属していた同い年の男女4人の物語。森崎青子、日野原(大橋)茅乃、安堂玄也、花田卓馬の4人。青子は子供を出産したが、すぐに亡くしてしまう。玄也就職した会社でいじめを受けて引きこもりに。卓馬は新型コロナ禍で離婚。そして茅乃は乳癌に苦しむ。みんな自分が失ったものに苦しみながら、一方で友人同士助け合い、補い、不幸を含めて受け入れて成長していく。遺された者も失って初めて一人ではないことに気づく。きれいな涙を心の中に流せる作品だ。
新しい星Amazon書評・レビュー:新しい星より
4163914684
No.6:
(5pt)

私もあの飲み物好きです

読んだ後、いい気持ちになれます。まるであの飲み物を飲んだ後のような。
新しい星Amazon書評・レビュー:新しい星より
4163914684
No.5:
(4pt)

第一話のエピソードは最高なのだが

大学の合気道クラブで一緒だった四人の男女同期生をめぐる、オムニバス短編集。第一話は、綾瀬ならではの真骨頂。未熟児で生まれてすぐ死んだ娘によって、青子の人生は一変する。彼女と周囲の人間関係も一変する。それは、新しい星に生まれ直したかのようなのだ。特に奇矯な設定は無く、ひりひりとしたリアリティーが読む者を侵食する。
 第二話からも、それなりに緊張感を持ったストーリーが、種類を変えて続くのだが、徐々に凡庸なリアリズムに変質していってしまう。最終的には、うーん、綾瀬ならもっと違う角度で世界の真実を明らかにしてくれるはずなのだが、…ともの足りなさを感じてしまった。
 直木賞候補作ながら、今回は選に漏れた。まあ、それも仕方ないかな、とも思った。綾瀬はもっとすごい物語を書ける作家だ。「くちなし」も「朝が来るまでそばにいる」も、これより鋭く世界に切り込んでいた。
新しい星Amazon書評・レビュー:新しい星より
4163914684
No.4:
(5pt)

こころの再生に向かう。

ひとはそれぞれに悩み続ける。
コロナ禍の憂鬱な圧迫感。
そっとふれあい、手を差し伸べると、その近くで繊細なこころは少しずつ開いていく。
青春を謳歌した友だち。
会えば、話せば、ずっとずっと青春してるみたいに。
「あなたは生涯を通じてけっして一人にはならない」というセリフ。
ああ、「ふたしかな銀河で生きる」ひとびと。
ラストを迎え、静かに落涙はやってくる。
新しい星Amazon書評・レビュー:新しい星より
4163914684
No.3:
(1pt)

配送の状況

楽しみにしていた本でしたが帯が破れた物が届きました。
残骸だけ挟まってました。
残念です。
新しい星Amazon書評・レビュー:新しい星より
4163914684
No.2:
(3pt)

ほどほど感で楽しみました・ネタバレあります

自分が逝く事を思って泣くのは、遺す相手がいてこそなんだろうか?
…そこいら辺の機微にピンと来なくなってしまった自分は多分この話の一番の肝が味わえてない
思えば遠くに来たもんだ
を、噛み締めてみた
新しい星Amazon書評・レビュー:新しい星より
4163914684
No.1:
(4pt)

星の光

彩瀬さんの著作はいつもタイトルが秀逸だ。
今回は『新しい星』。

星の光は過去から今へ放射された光。
それは過去のものであると同時に確かに現在の輝きでもある。

一つの喪失は一つの星の誕生なのだ。

最後まで読み通し、表紙を眺めて一息つく。
『新しい星』。これ以上ないタイトルだ。

(物語よりも主張が前面に出ているように感じる箇所がちらほらあった点で★マイナス1)
新しい星Amazon書評・レビュー:新しい星より
4163914684

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!