ナイルパーチの女子会
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
ナイルパーチの女子会の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分は女ですが、この本を読んで、女はやっぱり怖くないと実感できた作品でした。 この感情は男性には理解できないと思いますが。 そもそも女同士の友情に美しいものなんかないんですよ。お互い嫌だなと思う部分もあるし、軽蔑するような気持ちが湧き上がる時もあります。完璧な人はいないのでね。 それでも翌日には楽しく共感性を持ってランチできるし、困っている時は助け合えたりもする。 ね、やっぱり男性には分らないですよね。 とにかく自分は友達って色々あるけど最高だなぁと思うし、植物にお水をあげるようにこまめに手を入れて関係性を継続させる努力、お互い成長できるよう本音を言うことを恐れない勇気を忘れないようにしたいと思えました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
原作を読んでみたくなって購入しました。 これから読むのが楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
入りはおもしろくてスラスラ読めました。登場人物全員くそ。 途中からだらだと同じことの繰り返し。胸くそ悪いまま終わりました。 柚木さんの作品、何冊か読んでますが今後読むことないかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公2人もやばいけど、真織が一番怖い。女友達が1番信頼しているって。終盤の杉下の言い分はあながち嘘じゃない。友達なんていれば良いし、いなくてもこの世で生きていける。現実、本当の友達か否かは、自身の悩みを真摯に受けて助けてくれるかどうか。はっきり言ってそれは稀であろう。いつ何時もお世辞を言いながらマウントしたいのが人間でしょう。友達ってどうでもいいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いやあ、すごく面白かった! 人との距離の取り方がおかしい女子の壊れるさま、それに巻き込まれる周囲、そして収束するさまが鮮やかに描かれます。ツイストも含んでおり、予想外の結末でありました。 ・・・ 一般に女どうしの仲は難しいと言われることは多いですよね。 実際には星の数ほどケースバイケースだと思うのですが、女性はより過去の発言やその場の状況を詳しく覚えていることの方が多く、人間関係については非常に分析的(この発言が次の〇〇を引き起こした、だれだれがこういったから私はこういい返した、みたいな)になる気がします。人が複数発話しており、大枠では同じ方向なのに、いきおい頑張って微分するもんだから全く違う方向を向いているみたいになり話がこじれる。ってまあ、9割方うちの嫁のことなんですが、そんな気がします。 で本作、人との距離がうまく取れないエリート女子の志村栄利子とぐうたら主婦生活のブログが受けている丸尾翔子とが邂逅することから話が展開していきます。 ・・・ 肌感覚では7割がた栄利子のぶっ壊れ具合に興味を持っていかれます。思い込みの激しさやこうするべきという「あるべき論」が強すぎて、けっこう読んでてあてられます。 また、中盤以降栄利子をどん底に落とす派遣社員の真織も、かなりイっちゃっているキャラであることが判明。脆さや無常であることを理解しつつも女子との関係の大切さを認識し、夫より女子との関係を最優先、関係の変化を受け入れつつ生き抜くというスタンスは「そつない」を越えて一種の諦観にも見えます。でも、やっぱり依存しあえる女子の取り巻きを必要としているところが脆く(ゆえに怖く)感じました。 ちなみに自分自身は丸尾翔子にえらく共感しました。友だちいないし、実家の家族きらいだ(った)し、多少人生トラブって、最後はつれあいの言葉に救われるという。もうこれ私のことかと笑。 ・・・ 外国人の嫁をもらって一層思いますが、知り合って25年以上たってもやっぱり分からないところあるし、これからも分からない部分はあろうかと諦めています。これ、国籍や言葉の問題ではなく、人それぞれが違うのだからもう当たり前なのかな、と。 でも、「人は分かり合えない」とニヒルになるのではなく、そうかもしれないけど分かり合えるように努力する。そのために言葉の投げかけを絶やさない。と、こういうことなのではないでしょうか。 もちろん、言うは易し、です。でも、自分もそうですし、作中の栄利子の両親、または、翔子の父親、みんな喋らない。表現しない。でもね、表現しないと伝わらないんです。私も不機嫌になるとダンマリしてしまいます。だけれども、そういうときこそコニュニケーションを取る必要があるのだろうと思います。 まあね、嫌なことがあったら言わないと分からんと嫁にも言われます。じゃあ不満を言ってみようかとぶちまけると三倍くらいの勢いで言い返されるってことがざらにあり、やっぱり不満があるときはダンマリにしとこう、って日もありますよ。ただ、こうした口喧嘩は私には一種のコニュニケーションであり(気持ちよくないですよ)、それが幾星霜たって紡がれた絆(結果論ですよ)になるのかなあと思います。 ・・・ ということで、初柚木作品、たっぷりと堪能しました。ただ、少しだけ終わり方がきれいすぎたかな?って思いました。最後の最後で栄利子が妙に物分かり良くなった。一体あれは何が原因だったのか? まとめますと、人との距離感・つながりの息苦しさを非常にうまく描かれている作品であると感じました。また因襲的な考えにとらわれて苦しくなるという点で「傲慢と善良」を想起しました。 本作、人との距離の取り方に自信のない方、女子のドロドロが見たい方、それ以外に普通にエンタメ小説を読みたい方などにはお勧めできると思います。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 88件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|